日本国内のアイドル、その業界生産システムは1990年代までに終焉してしてしまったようです。
いまや地球の裏側まで出かけていって、単なるわからなさ、もしくは異国情緒のみ満載の美少女を発掘してくる時代になりました。
「萌えアイドル「逆輸入」、分からなさ、妄想を刺激」 (asahi.com)
ここまで来てしまうと、もう先がない、という時代の閉塞感が…。
なぜ国内の美少女が同じようなことをしても、もはやかつてのアイドルのような幻想を抱かせることが難しくなってしまったのでしょう。
思うにそれは、現在の日本の社会の内側では、文化的な性差(ジェンダー)が相当に極小化する方向にあることに関係しているのではないでしょうか。
端的に言ってしまえば、国内の女子が外観のみどんなコスプレをしたところで、所詮は自分と似たような存在であるし、社会の荒波に同じように揉まれているだけ、しかもなんだかうるさい感じが先に立つという…。
やや投げやりな議論をしてしまいましたが、そういうわけで、すでに妄想もファンタジーも、異性に対して抱くのが難しいということなのだと思います。
この方向性は主流ゆえ、当分は変わらないでしょう。
それでもまあ、まだ生身の美少女が対象ならばよいことにしましょう。
アニメ業界に至っては、もともとテクノロジーとの親和性が高い構造ゆえに、気が付くと作品のどこにも、人間のパフォーマンスなど存在していなかったということも、しだいに現実になりつつありますから。
ともあれ私も異国から、そんな奇跡的なアイドルを見つけてきました。
今回紹介する彼女は12歳でデビュー、13-14歳と毎年、モントルー・ジャズ・フェスティバルに出演しているという、実に早熟な少女です。この映像は彼女が14歳のとき(2008年)のものですが、彼女はすでにジャズ演奏における定石のようなものを、ほとんど身に着けてしまっているように見えます。
Nikki Yanofsky " Ella... of Thee I Swing Concert " DVD Trailer (2008)
(2010-01-12 18:05:05)