新しい幕開けを象徴する音楽- KCJO "2001 Space Odyssey" | Fairy Sounds

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  いよいよ、2010年がスタートしました。
  ということで、まずは「始まり」を印象付ける音楽を聴くことにしましょう。
  映画「 2001年宇宙の旅 (2001 Space Odyssey)」(1968)のオープニング・テーマです。
  そういえば、この作品の続編「2010年宇宙の旅」(1984)も制作されましたが、もうその年にも、人類は到達したわけですよね。

  さて今回は、 KCJO (The Kansas City Jazz Orchestra)による演奏です。
  原曲はクラシック音楽の、リヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」ですが、この演奏は1970年代に、ジャズとクラシックを結合した音楽ジャンルのことを「クロスオーバー」と呼んでいた頃の、アレンジの影響を受けています。 

Kansas City Jazz Orchestra " 2001 Space Odyssey "
 at the historic Folly Theater, Kansas City (2009).
 Arranged by Paul Roberts (B.Tbn).
 Solo: Charles Williams (key).



  この「2001年宇宙の旅」という映画ですが、CGとか全くなかった時代に、斬新な映像で撮影されていました。今観ても、それほど古さを感じません。
  ストーリーは哲学的で、やや難解です。昨年、久しぶりに見直す機会があったのですが、その際には、物語全体に重ねられている男性中心的な意味あいや、謎の板・モノリスが何を象徴しているのか、ある程度理解ができました。ということは、それだけ私も齢を重ねてしまったということなのでしょうか、あぁ…。

  一言で言ってしまうとあれは、月から木星への宇宙旅行に重ねあわされた、ある一人の男性の生涯を象徴した物語になっているのです。
  なので、この優れた作品に唯一欠いていることとしては、女性の社会的存在がほとんど添え物程度にしか扱われていないことであり、それは制作当時の男性中心の文化が、端的に反映していたともいえるでしょう。


(2010-01-03 08:21:00)