女性上司が怖いという状況の内観をして思ったこと。


これまで仕事をしてきた中で、女性上司が怖いという思いはあまり出たことがなくて、なぜここに来てこういう恐怖が出てきたんだろうと考えてみた。




こういう恐れは潜在的には私の中にあったのは確かで、長年、棟別同居している義母が怖いというのはあった。


でもあまりに普遍的すぎて、それが当たり前になっていたこともあった。

ただ、ここ数年はその恐れとの向き合いもあり、今は落ち着いて来ている。




仕事はこれまでは、そこまで責任のある立場ではなかったこと、女性上司がいても自分が頼る立場であったことで上手くいっていた。

しかし今回の仕事はそうではなくなった。




そこから考えてみると、「他人から何かの役割、立場を期待されているであろうという恐怖」というのが思い当たった。



最近、退職後に再赴任した超ベテランの先輩達と同じ立場の役職にいることに加え、私はそこまで経験や能力があるわけではないという引け目が今の恐怖に繋がったんだろう。


他人からこういうふうな自分を期待されてるはず、というような恐れ。

それに加えて、仕事の専門的な能力、技能が足りないのではないかという恐れ。



仕事の技能などについては、学びや経験によって少しづつ自信がついてきたのは良かった。

まだまだ自信のない部分はある。それがやはり色んな恐れに繋がる。これからも磨いていくことは必要だな。




あと、学生時代の後悔を刺激してくる仕事でもあった。

私が一度はやりたいと思った職業ではあったのだけれど、ここにきてこのコンプレックスを刺激されるとは!という感じの。



自分が持っている恐れやコンプレックスと向き合うような出来事が起こるのが本当に不思議。

生きている間に解消せよということなのかな。




最近は、優越感と劣等感についても考えていた。


劣等感から、努力を重ねて何かしらの功績や能力を身に付けられることはある。


それは外側から見ると良い結果を生んだとも言える。

しかし、劣等感からの恐怖がある限り、どんな功績を残そうが能力を得ようが、いつまでも追われる恐怖から逃れることはできないんじゃないかなと思った。


これは心理学の本にも書いてあったことなんだけれど、自分の経験から納得できた。



劣等感も優越感も、元は同じもの。

他人と自分を比べて優越に浸る。

そこに安心はない。



と、思いつくままに書いてみた。