その後、30分間の、質問時間があり、
3人のトークセッションを行なった。
あらかじめ参加者から寄せられた質問を整理して、司会の原君が話を進める。
「一番好きな飛行機、空港は?」、
「航空写真家という仕事への思い、
これからの世代の人たちへ何を伝えたいか」
など、少々難しい質問などもあった。
最後に、「私が選ぶ『私の1枚』」という問いかけがあり、
オザワ君は日没寸前の機内からの空撮。
深澤君は、下地島での777。
ぼくは、写真集「JET JET JET」の表紙を飾った
モノクロのロッキードL-1011トライスターを披露した。
このあと15時すぎから、「JALスカイミュージアム」で、
参加者全員の記念撮影ののち、
見学と売店でのグッズの買い物タイム。
皆さん、この時とばかり思い思いの品を手に入れて満足そう。
その後、このイベントのもうひとつのハイライト
格納庫に移動して、ハンガーインしている機体の撮影だ。
深澤君の説明によると、
この日ハンガーに入る予定のなかったA350だが、
皆さんに人気の高いA350をJAL広報の協力で、
特別に用意していただいたとのことで、参加者の方々は大喜び。
暑さをものともせず、
ハンガーアウトするまでの機の動きをしっかりと撮影して、
16時、ほぼ予定通り終了。
参加者の中には、
お互いに顔見知りの人たちもけっこういて、
このあと連れだって展望デッキに撮影に出かける姿もあった。
ぼくはというと、
松山から参加したTさんと、
現在、ジェットスターの機長になっているKさんに、
20年数年ぶりに再会できたのが、感慨深かった。
とにかく懐かしく互いに顔を見つめ合って、
時の流れが逆流して、止まって、また流れ出して
という不思議な感覚を味わった。
今回のド本気講座は、
ぼくにとっても思い出に残るスペシャルイベントだった。