ツアー本番21日は、朝から雲一つない晴天に恵まれた。
11時40分に参加者全員が集合するので、
それまで外周道路を車で移動しながら2、3便の発着を押さえ、
早めにターミナルへ移動。
東京、大阪から全員が集まったところで、
空港のフードコートで昼食をとり、
トイレ付きの大型バスで外周外周道路へ直行。
道路が狭いので外周道路へのとっかかりのところで下車。
それから皆さん思い思いの場所でスタンバイとなった。
この日の使用滑走路は07である。
外周道路から向かって右が07。
左が25でその延長上に風車が並ぶ山並みが連なり、
その奥に熊本のシンボル阿蘇の噴煙があがっている。
この時期はRWY25からの着陸は望めないので、
07から離陸した機を絡めるのがベストだ。
ただ冬のこの時期は機体にしっかり太陽がまわらないのが残念。
そんな中、常連で顔見知りの人たちは
冗談をいいあいながら楽しそうに撮影に集中。
撮影ツアーならではの和気あいあいとした雰囲気である。
ぼくは滑走路の中間地点に移動して、
着陸よりも、離陸に重点を置いて狙った。
撮影していると、
ぼくが今日熊本に来ているのを友人から聞いてやってきた
という地元の航空ファンに、
持参した写真集「YS-11名機伝説」にサインを求められたり、
やはりツアー参加者でなく山口県から動画の撮影に来ていた男性から、
年末~年始に、あいち航空ミュージアムで開催していた
青木勝写真展「YS-11名機伝説」にどうしても行かれなかったので、
成田で開催する時には何としても行きたいと
声をかけられたり・・・・・・・
今回の撮影ツアー参加者の最年長者は72歳だが、
パイロットをめざす高校2年生も参加していた。
18時に撮影を終了して市内のホテルへ移動。
夕食後、ホテルの宴会場でトークショーである。
ぼくの最初の写真集「JET JET JET」の
モノクロ画像を大画面に映し出して、
ぼくのプロフィールからはじまり、
飛行機を撮り始めるきっかけから、
飛行機写真の魅力とは、等々を話す。
皆さん興味津々の様子で熱心に聞いてくれたので、
1時間では物足りないと感じるほどだった。
これでツアー初日が終了した。


