前回に引き続き、
赤ちゃんのいる?いらない?シリーズで、
今回は枕についてお話したいと思います。
デパートなどに赤ちゃんグッズを見に行くと、
赤ちゃんの頭の大きさに合わせたドーナツ枕や、柔らかい素材で出来た可愛らしい枕など、
色んな種類の枕があって、どれにしようか迷ってしまいますね。
でも!
実は赤ちゃんには
枕が必要ないのです!
特に0歳の赤ちゃんに使うことは
とっても危険なので使わないことを
オススメします。
今日は赤ちゃんに枕がいらない理由や、
じゃぁ、何で売っているんだろう?
頭の形が気になる時はどうしたら良いの?
などなど、
枕についての疑問について
お話していきます。
枕がいらない理由
ずばり!
窒息の可能性があるからです。
大人が見ていない時に、万が一うつ伏せになってしまったり、ひっくり返ってしまった時に、枕があると、そこに鼻や口がうまって、呼吸が出来なくなってしまいます。
まだ寝返りが出来ない赤ちゃんであっても、
寝返りをしない可能性は0ではありません。
何かの拍子に、くるんとひっくり返ってしまうこともあります。
また、寝ている時に赤ちゃんは良く動きます。
赤ちゃんの位置や枕の位置がずれてしまい、
もしベビーベッドと赤ちゃんの顔の間に枕があった場合、呼吸が出来なくなってしまい危険です。
そもそも、大人に枕が必要な理由は
背骨がS字型になっているからです。
ですが、赤ちゃんはC字型で生まれてきます。
首が座るぐらいから、徐々にS字のカーブができてきますが、完成されるのは13歳ぐらいです。
そのため、
S字型が完成されていない赤ちゃんや幼児さんには枕が必要ないんです。
じゃぁ、なんで売ってるの?
お布団セットの中に枕入っているし・・
どうしてなんだろう?
とっても気になるところですよね。
これは、
日本では枕が必要だと、ほとんどの人が思っているからだと思います。
実はアメリカの小児科学会では、赤ちゃんの寝床の回りには、柔らかいものなどを入れないように言われています。
もし、日本でも知識が広がって、0歳の赤ちゃんには枕がいらないと広まれば、変わってくるかもしれませんね。
頭の形が気になる時はどうすれば良いの?
赤ちゃんの頭の形を気にして、ドーナツ枕を使うことも多いかと思いますが、実はドーナツ枕が頭の形を良くするという効果ははっきりと証明されていません。
それでも、少しでも効果がある可能性があるのであれば、使いたい!というママたちも多いです。
その時は、日中の大人が見ている時に使うようにしましょう。
もし赤ちゃんが動いて枕がずれてしまった時に、すぐに戻してあげられる状況だったら、使っても良いと思います。
夜間は大人も寝てしまって、もしもの時に気づけず危険なので、使わないようにします。
あとは、抱っこ紐で寝かせるという方法もあります。
抱っこひもに入った時に、横を向いていないか、頭がまっすぐになっているかをしっかりと確認して下さい。
その他に、うつ伏せで寝かせる方法もありますが、うつ伏せ寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを高めてしまうため、必ず大人が見ている時にするようにしましょう。
いつから枕を使っても良いの?子どもが欲しがったら?
先にもお話したように、背骨のS字型が形成されてくる幼稚園卒業~小学校低学年ぐらいが使い始めの目安になってきます。
ただ、それまでは絶対に使ってはいけない!
というわけではなく、もし子どもが欲しがったら、使っても良いと思います。
子どもは大人と同じものに憧れがあったり、キャラクターものなどで自分の寝床への満足度を高めるのに、枕が貢献できるのであればOKです!
"寝る時のお友達"のような感じになると思います。
(でも、きっと枕は最初だけで、起きた時にはどっかにいってしまうことが多いですけどね
)
今日は0歳の赤ちゃんには枕は必要ないよ~というお話でした。
お読み頂きありがとうございました。
少しでもお役に立てると幸いです