朝のひと時

 

 

今日のお仕事は折り込み。

ポスティング作業有りの土曜仕事です。

 

 

その前に……

朝。

目覚めた時の部屋の中が薄暗い。

『いよいよ冬だな、冬至が近づいて来たな』

と感じ始める瞬間。

 

いつものルーチンで動き始める。

今日の具だくさん味噌汁は、さつまいも、里芋、玉ねぎ、にんじん、白菜、れんこん、わかめ、長ネギ、高野豆腐。

この中の、長ネギと里芋は集金先のお客さんから頂いたもの。

私のライオンさん、このお宅へ行くと、ついお野菜のお礼を言いそうになってしまうのだとか。(笑)

 

7時20分。

お鍋の火を弱めて、昨日の洗濯物をたたむために台所を離れた。

洗濯室でたたんでいると……

ひょっこり彼が顔をのぞかせた。

 

っ!

「おはよう、おかえり、お疲れ様~」

「ただいま」

 

今日のハグは玄関ではなくリビング。

チュッとしたところで……

 

「ん?」と二人で固まる。

 

「パチってきた?」

「うん、軽くきた」

 

いよいよ静電気との闘いの日々が始まるのか……。

 

 

 

「15時にまた会えるね」

と言いつつ、ハグもキスも止まりません。(定期)

 

 

 

 

私だけが知っている

 

 

 

出勤してみると、やはり月末日だから仕事量は多め。

日曜版の担当は順番が決まっている。

今回は1月新人さん。

ポスティング作業の最中に、新聞担当の人が2日分の広告を出すことになってる。

ポスティングのたたみは私と私たちのことを知っている同僚の2人。

向かい合ってお喋りしながらの作業。

 

何の話題からだったのか、唐突に質問だったのかは忘れちゃったけど。

いや、そもそもこれを言われたのって何度目なんだろう。(苦笑)

 

「○○さん(とーこ)がぐいぐい引っ張ってるんでしょ?」

「ううん、むしろ逆」

「全然そういう風に見えない」

「だよね。社内で見せる姿と違うもん」

「だめだ、想像もできない」

 

まあ、そう言いたくなる気持ちも分かるけどね。

社員の誰よりもおとなしく控えめで、いつも渋い顔をしている、という印象だから。

 

だからこそ、うちの玄関で立ち話したあの日、

『こんなに喋る人なんだ』と内心驚き、

『こんな風に笑うんだ』と思い、

会社で見る彼と、目の前にいる彼とのギャップにやられてしまったのだから。

 

 

 

 

 

彼のとーこ化、私のライオン化

 

 

 

夫婦は似てくる、というのはよく聞く話だけど。

私も彼も、『相手化』してきているみたい。

 

朝、うちに来てすぐ。

「爪、割れちゃったんだ」と彼。

「大丈夫?肉までいってない?」と私。

爪切りを渡すと

「爪って割れたことなかったのに、とーこがうつったみたい」

だとしたら

「私も○○(←彼の名前)化してるよ。首の後ろ側に湿疹ができるもん」

 

思えば、彼と急接近する半年ほど前。

それまで湿疹ってできたことなかったのに、首の後ろに湿疹が出た。

夏だったし、あせもかな?なんて思ってて。

寒くなってきたら、今度はマフラーやニットなどの刺激で収まっていたはずの湿疹がぶり返したりして。

そんな感じで、治ったり痒くなったりの繰り返し。

 

足がつるのもそう。

2回目のデートの時に階段を降りていて『やばい』となって、車に乗り込んですぐ……

「ちょっと待って、足つった」

「えぇ!大丈夫?」

と、いきなりビックリさせてしまった。

でも、この時まで「足がつる」と言えば、足の薬指と中指がきゅーってなるものばかり。

もちろん、このつり方は今でもそこそこ頻繁にある。

それが、彼と本格的に付き合うようになってからは、ふくらはぎが強烈につって、このまま筋肉が断絶してしまうんじゃないかと悶絶するくらいの痛みに見舞われる。

彼が言う「足がつった」というのは、この悶絶するタイプのこと。

 

こういう身体的なことだけじゃなく。

といっても、感情や感覚的なものは、お互いがもともと持っている性質なんだろうけれど。

 

私たちのことを知っている同僚は、私と同じで集金も担当してる。

今日の13時に集金の予約が入ってるという。

「お昼休憩に入る時間を調整してもらって良い?」

ここで、考えた。

休憩時間は約1時間。

家に帰って、お昼ご飯を食べて、13時に着くように移動して、会社に戻ってくる、となると……

休憩に入る時間が遅くなればなるほど、本人の休憩時間は短くなる。

「12時に休憩に入るのと、12時10分とかに休憩に入るのと、どっちが良い?」

「どっちでも良いよ。合わせる」

だったら……

「12時になったらすぐ休憩にしようか。遅れて来ても大丈夫だから」

そうしたら、なんだかメチャクチャ感謝されまして。(笑)

『なんだ?』と思ったら、「気を遣ってくれてありがとう」ってことでした。

私自身、『気を遣ってる』という意識は全く無くて。

考えるとしたら、『どうすると、お互いがWin-Winになるんだろう』ってことだけ。

 

他にももう一つ。

年末仕事のノート当番。

これも順番に、という流れになってる。

12月の出勤状況でノート当番の順番が崩れて、私が2人を飛ばして書くという状態になってた。

そこで、元旦は順番通りの年内で退職する同僚に、3,4日は私が先に書いているから次の人にって決めた。

配られたシフト表を見て私に変わってたのを見て、「変更になったの?」と質問されたんです。

「うーん、実はね」と事の顛末を説明。

3,4日の当番になった同僚から「○○さん(辞める同僚)の次の順番はとーこさんじゃない。どうして私なの。私、去年やったし」。

いったん説明しようと、「ここがさ」と言いかけたんだけど……

なんか、そんな風に言われたら「ここで飛ばしてるから」って説明するのも、「2年連続で当たっても仕方ない」って当の本人が言ってたのを指摘するのも面倒。

「そうだね。じゃ、私が書くよ」

 

これを話したら、「大人だね~」と。(笑)

「自分なら絶対言うよ」

「まあ、お正月のノート書くの好きだし、良いかって」

「大人だね~」

 

 

たぶん、彼も同じような性質を持ってる。

どうするとお互いWin-Winになるのか考えるとか、事を荒立てずに丸く収められるなら、多少の負担は引き受けるとか。

 

 

そうそう。

ポスティングを作る地区順もWin-Winを意識しました。

機械の進み方から考えて、15時までに全部終わるのは無理。(案の定15時40分になった)

そこで午後からは、15時になってすぐに取りに来る地区から優先してもらう。

「次はどこがいい?」と訊かれ……

「次は○○」←彼が届けに行く地区

15時に出社してきた彼がすぐに届けに行けるように。

 

 

 

 

その気持ちが嬉しい

 

 

 

ポスティングが終わり(15時40分)

日曜付けの機械が始まる(16時)←20分の休憩

終わったのは18時20分。

月曜付けは私が機械担当。

末日で社員たちも仕事が忙しいとはいえ、私たちが終わらない限り帰れないのだから、少しでも早く終わらせなければ。

機械にセットして……

18時半スタート。

途中、電源を落とさないといけないくらいのエラーが出たものの、なんとか19時37分に終了。

19時44分に退社。

 

帰りのてくてく。

駐車場の中を突っ切っていると、後ろから車が走ってくる音がする。

ここは車もショートカットしていくから、と思いつつ、その車の方を見ると……

 

私のライオンさんでした。(♪)

 

「もうほんの少しだけど」

 

ううん、距離なんて関係ない。

私のことを思ってくれて行動してくれてることに意味がある。(大好き)

 

「明日は?朝刊?」

「うん、朝刊」

「じゃ、待ってるね」

 

 

 

 

 

大天使オラクル

 

 

明日は

 

お風呂やシャワーでマイナスイオンを浴びて

 

深呼吸して身体中に酸素を行き渡らせて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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