せっかくのハグチャンス

 

 

今日のお仕事は折り込み。

今日と明日は機械担当が決まってる。

 

秋冬シーズンに向けて、起床時間を前倒しにしている私。

多少ベッドでゴロゴロしたけれど(来ないことが分かってるから)、6時50分にはリビングのカーテンを開けた。

 

こんな感じで少し早く行動するようになったおかげで、朝時間に余裕ができてる。

 

その日によって、カタログの片付けだったり、編み物だったりとすることは違う。

今日は月が牡羊座にあることもあって、玄関の掃除をすることにした。

玄関たたきに敷いているフロアマットに掃除機をかける。

掃除機を出したついでに、寝室のエアコンフィルターの掃除もしよう。

……手が届きません。(当たり前)

椅子を持ち込んで……硬くてなかなか蓋が開きません。

 

『もしかしたら、力任せに引っ張ったらいけないタイプ?』

 

今年買ったばかりなのに壊しちゃいけないから、取説で確認をしよう。(まだ時間もあるし)

取説を引っ張り出して……

『やっぱり、力任せに引っ張ってOKみたい』

 

さっきは多少の加減をしてたから……

今度はリミッターを外して……バコン!

無事に開きました。

フィルターのホコリを掃除機で吸い取って……セット完了。

 

リビングに戻って、出勤の準備をしようと……何気なくスマホを手に取った。

持ち上げたりすると通知画面が表示されるように設定してある。

そこに表示されていたのは、彼からの電話着信。

 

『え?何?どうした?』

 

急いで折り返す。(電話着信から5分経ってる)

 

「もしもし、おはよう」

「おはよう。あ~もういいや」

「え?なに?」

「ピンポンして電話も鳴らしたんだけど、ドライヤーの音がしてたから」

 

ここで今日が「20日」だということに思い至る。

 

「あ!集金グッズ!」

「そう」

「ごめん!ドライヤーじゃなくて、玄関に掃除機かけてた」

「そっか」

「あぁ~せっかくだったのに会えなかった~(泣)」

「そうだよ~」

 

声は聞けたけれど……すれ違い。

 

でも、お昼は一緒に食べられるから。

 

そう……このときはまだそう思っていた。

 

 

 

今日のお仕事(てんやわんや)

 

 

 

出勤してみると、広告数はそれなりにあるように見えたけれど、昨日と同じ数ということで無事に1回戦。

ただし、9月新人さんを含めて4人出勤で、その9月新人さんは子供関連の用事があるために今日は12時までとなってる。

まだ通算4回目の出勤で、いくら紙に慣れてるとはいえ戦力にはなってないから、ほぼ3人の作業という感じ。

 

機械が始まってすぐ。

本当にすぐ。

まだ最初の地区も終わっていないころ。

機械トラブルが発生。

どういうわけか、機械のスピードがさっきまでと違う。

 

『なんか、遅い気がするけど……気のせい?』

 

それと同時に、ある程度揃って出てくるはずの束が、バランバランの状態で出てくる。

あまりにもバラバラだから、機械も異変を感じてるのか5部くらい進むと止まってしまう。

 

あちこち覗いて、どこかに紙詰まりしてないかとか、ローラーやゴムベルトが外れてないかとか、チェックしてみたけど異常は見つけられない。

でも、動かすとバランバランになる。

 

「いったん、電源落として立ち上げ直してみよう」

 

変になったら電源オフして立ち上げ直す、というのは折り込み機械にも有効な手段。

ただ、落ちるまでに時間がかかるし、立ち上がる時もかなり時間がかかる。

 

復帰してみると……

通常のスピード感に戻って、バラバラに出てくることも無くなった。

 

「何だったんだろうね?」

 

なんて言いながら進めていたら……

 

またしても激しいエラーで止まって……

さっきのバランバランの状態に……×2

 

電源切って立ち上げ直して……この作業を合計で3回もする羽目に。

 

ようやく進みだした。

この調子でいけば、なんとか13時半までには終われそう。

先にお昼寝パターンにしたとしても、ちゃんとしたお昼ご飯の用意はできない。

『何かをチンして、カゴメの冷スープくらいか……』

 

 

11時50分くらいだったかな。

私のライオンさんが汗だくになって戻ってきた。

「お疲れ様でーす」

 

12時になって、9月新人さんが帰る。

「お疲れ様でしたー」

 

彼もお昼休憩で出て行く。

どうするかな。

この状況を見たら、「今日は無理っぽいな」って思うかな。

それとも「ギリギリ?」って判断するかな。

 

 

それから10分くらいしたころかな。

まだ残っているはずの広告の残りが少なくなってる。

これは到底足りそうもない。

 

「もしかしたら、出てるかもしれない」と自己申告してチェックしてみると……

 

「あー出てる!」

 

3人で手分けして抜き作業。

 

もう一度、調整をし直して……

ところがベッタリくっついているものだから、少し緩いと重送するし、ほんの少し強めるとぐしゃっといく。

 

まだ枚数あるけど……

 

「ごめん、これ手入れして良い?」

 

1枚1枚が「べりっ」と音を立てて剥がれる、というくらいベッタリくっついてる。

この会社の広告、最近紙質悪いなって思ってたけど、ここまで酷いのは初めて。

(こんな状態の紙は機械で入れるのは厳しい)

 

その後も、何度か激しい紙詰まりを起こす。

時間はどんどん過ぎていく。

 

14時半。

所長に話しかけられた。

私たち、お昼取ってないから、そのことか?と思ったけど、違った。(笑)

折り込み機械がそろそろレンタル期限を迎えるから、次の機械についてのことでした。

 

「段数、少なくするとダメ?」

 

「昨日にしても、今日にしても、そうだけど、21段になったら2回戦になっちゃう日が増えますよ。23段でギリギリなんとか押し込めることが多いから23段は必要です」

 

きっと、段数が少ないほうがレンタル料が安いんでしょうね。

とりあえず今回は23段で検討する方向になったようです。(たぶん)

 

機械たちに意思が宿ってると思うのは、こんなとき。

 

所長が、「これハズレだったよね」。

 

確かに、この子はトラブルが多くて、中でも変な場所に移動してしまって手に負えなくなったベルトを、機械整備担当の人と電話で指示を受けながら…「じゃあ、ベルト切りますよ」ってジャキジャキ切ったってのは、実に衝撃的でした。

今年に入ってから、謎の勝手に電源オフ事案が発生してるし(2回ほど)。

 

「今日も、この子、機嫌悪いんですよ」

 

なんて話をしていたら、機械の調子が悪くなる。

あと、残り200部くらいなのに。

 

今年の11月で丸5年になるから、本当にそろそろ限界なのかも。

謎のエラーの頻度も増えてる。

エラーで止まったのに、エラー表示がされないパターンも時々あるし。

この間なんて、機械は動いてるのにカウントが進まないなんてこともあったっけ。

 

 

 

そうこうしているうちに、彼が出勤。

「お疲れ様でーす」

 

他の社員たちも出勤。

「お疲れ様でーす」

 

ようやく、機械が終わろうというころ。

同僚が「重送センサー付きの棚」の位置を変えてもらいたい、と言ってきた。

今は、脚立に上らないと届かない位置にあるから、脚立を使わなくてもいい位置に下げたい、と。

確か、今の機械を入れる時に、営業さんから「センサー付きの位置はここで良いですか?」って聞かれた記憶がある。

みんなも特に希望がないようだったから、お任せにしたと記憶してる。

それがいつの時期だったのかは……記憶にない。

搬入してからだったのか……

レンタルが決まった時点で訊かれたのか……

とりあえず、店の前に所長がいるのを見て……

 

同僚「所長に言っておいた方が良いんじゃない?」

私「じゃあ、言っとく」

 

私「所長、次の機械で、くるくるの位置を変えてもらいたいんですけど」

所長「くるくる?」

私「えーっと、センサー付きの棚」

所長「ごめん、何言われてるのか全然わからない」

 

自分でレンタルする機械を選んでるのに、機能を知らないんかいと思いつつ、機械の前に移動して一から説明。

 

所長「何となく分かった。けど、○○(機械屋さん)と決める時に同席して」

私「はい、わかりました」

 

と言ったものの……

内心『別に私がいなくても良くない?』

 

 

 

 

15時20分。

会社を出て……お腹空いた。

9時半から水しか飲んでない。

なんか、プチ断食みたいじゃない、なんて思いながらてくてく。

朝ご飯は8時、お昼ご飯が16時半だったから、プチプチ断食かな。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

太陽と月の魔女カード

 

 

 

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(特に恋)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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