ポスティング有りの土曜仕事。

今日は私がポスティングの機械当番。

(順番に当たるようになってる)

途中、激しい紙詰まりがあったものの、まあまあの時間に終了。

種類が多かったから、さすがにお昼休憩前に終わることはできなかったけど。

そして、今日は暑かった。

最初はドアを全開にしてたんだけど、そんなくらいじゃ全然ダメ。

ってことで、今年初の冷房投入となりました。

 

でもね、でもね。

エアコンの効きが悪い。

見ると、クリーニングと書かれているところが光ってる。

みんなで、「さっきからずっと点いてるけど、まだ掃除終わらないのかな」と話していて……「ハッ」と気が付いた。

 

違う、これって「掃除中」のランプじゃなくて、「掃除してください」のランプだ!

 

うちで使ってるエアコンもそうだけど、同僚たちもみんな「お掃除機能付き」のエアコンを使ってるものだから、うっかりの勘違い。

そうよ。

去年の年末、仕事納めの日に、このエアコンのフィルターを掃除したのは私だったじゃないか。

フィルターの上にこんもりとホコリが積もっていたのを見て、衝撃を受けたというのに。

 

今度の掃除の日(水曜日)に、仕方ないから(オイオイ)フィルター掃除しようか、という話に落ち着きました。

(私は休みなので、連続でのフィルター掃除は免れました)笑

 

 

 

 

 

この間から始めている『朝読書』。

今のところ続いてます。

起きて、すぐ読み始めるわけではなく。

目が覚めて、シチュを1本聞く時間が無いのが確定すると読む、という感じですが。

それでも、毎日読むことはできてます。

 

11日から読み始めたのは、今邑彩著『ルームメイト』。

 

 

 

 

ミステリー小説です。

1997年にノベルズ版が出て、2006年4月に文庫版が出た。

私が買ったのは2010年の6刷。

 

いつ頃買ったのかは全然覚えてないし、どうしてこれを買おうと思ったのかも覚えてないんですが。(苦笑)

本棚を見回しても、今邑彩さんの他の本が見当たらない。

単独であったということは、本屋さんをぶらついたときに目に留まって購入したという流れだったのかもしれない。

 

帯には「ミステリー好きはぜひ!」という文字があるから、ふらふらと惹かれて……という気もしないでもない。

 

 

 

出来る限りぼかしてはいますが、どんなに小さなネタバレも嫌、という方は、ここで引き返してくださいね。

 

 

 

 

 

 

物語はモノローグから始まる。

この二人は誰なのだろう?

この二人はこの先のストーリーにどう絡んでくるのだろう?

物騒なことを話している二人が、きっと起きるであろう事件のキーパーソンになるに違いない、とゾクゾクしながら読み進めることになる。

 

裏表紙に書かれているあらすじには、お互いに干渉しない約束で始めた女子大生同士の共同生活。

要するにルームシェア。

その”ルームメイト”の印象が、まるで別人へ変化したようになり、やがて失踪。

そのうち、ルームメイトが二重、三重の生活をしていることを知る。

行方を見つけた時には、すでに殺されていた。

 

「まるで別人に変化」というところで、ピンと来た人もいると思うけど、これは多重人格を扱った物語です。

 

多重人格者による殺人事件というお話は、あちらこちらで見かけるし、この物語の場合、多重人格者で事件に関係してると思われる人は主人公の『ルームメイト』ということは早い段階で示される。

最初に起きた殺人事件は『ルームメイト』が直接手を下したわけではなく、”他の人物”にやらせたこと。

(そのやり取りがモノローグに書かれている)

 

多重人格者のお話だから、モノローグ部分の二人は、もしかすると一人なのかもしれない。

と、思うかもしれないけれど、被害者の様子を見ると、それは無いということが分かる。

 

ということは、とある人格は『この人』と共に犯罪に関り、別の人格は主人公の『ルームメイト』になっている、ということか。

 

こんな風に頭の中で関係図を描きながら読み進める。

 

登場人物が徐々に増えていき、怪しいと思える人も増えていく。

 

 

帯には『ミエミエな展開だなあと思っていたら、意外な方向に話は進んで、いやあ、まんまと騙されました』とある。

作中にある”ミスリード”と思われる部分のことを”ミエミエな展開”と言っているんだろうと思った。

ということは、「こうじゃないか?」と感じたほうが正解で、「きっとこの人が犯人」と思いつつ、読み進める。

物語の流れも、どんどん”そっち”へ寄っていく。

 

はい、まんまと騙されました。

 

 

そして更なる衝撃が……

 

この小説は、モノローグと本編が交互になってます。

文庫版ではモノローグ4を「封印」できるようになってる。

えーっと、どういうことかというと、第三部(本編)のあとで、文庫版あとがきがあって、心を決めた人だけ、モノローグ4を読み進める、という具合になってる。

 

このモノローグ4というのは、シチュで言えばバッドエンド、という位置付け。

まだ…終わってなどいなかったんだ、と背筋がゾクリとする。

そして、ラスト4行を読んだとき……思わず「ひゅ」っと息をのんだ。

 

この皮膚感覚は、まさにシチュのバッドエンドルートを聞いたときと同じ。

 

 

映像化は難しいだろうな、と思い。

この衝撃は文字だからこそ得られるものだから、下手に映像化しないほうが良い、とも思う。

 

 

久しぶりの読書タイム。

まだ2冊目だけど、やっぱり読書って楽しい。

 

 

 

 

 

新しい始まりの時

 

 

 

 

 

 


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