お休みだった今日ですが。

朝から、何かと気忙しく……。

 

 

お休みの日だけど、天気が良いからお洗濯しなくちゃ。

いつもの時間に起き出して、いつものように朝ルーチン。

 

そこへ母からの電話。

いくら休日だと言っても、朝からかかってくることは珍しい。

何かあった?とドキドキしながら出てみる。

 

用件に辿り着くまでの話が長いというのは、いつものこと。(笑)

声の感じも体調が悪いという感じはない。

いったい、用件は何?と思いながら聞いていると……

 

要するに、一人で暮らしていくことに不安を覚え始めた、ということでした。

頭もしっかりしてるし、自分で家のこともできる。(洗濯、掃除、食事の支度)

ただ、今年に入ってから怪我することが多くなったのが気がかりだった。

先月は、庭仕事をしてて、ちょっと無理な体勢で力を入れて背中を”捻った”感じになって傷めてしまった、という。

私としてはどの程度なのか分からないから「病院に行って」と言ったけれど、本人はそこまでじゃない、と。

実家のお隣の人は今でも何かしらのスポーツをしているそうで、こういった痛み系に詳しい人。

そこで、様子を見てもらったら、「これならシップを貼っておけば大丈夫」。

実際、シップ貼って改善してきてるから、これはひと安心だけど。

こんな感じの怪我が頻発してきてて、「うーん」と思っていた。

 

父が亡くなった時に、一人暮らしになっちゃうから、『こっちに来る?』と言ったんだけど、拒否されちゃってる。

自分が生まれ育った地元だし、友達も近い親戚もみんな周りにいる。

高齢になってから、関東の暑さに耐えきれないってのもある。

何よりも、私の負担になるってのがネックになってたようです。

 

 

「どこか施設を見つけて入ろうかと思う」という相談でした。

 

このことについて、「とーこはどう思う?」

 

私は……母が生きやすいようにするのが一番だと思ってる、と答えました。

 

 

ここで、いったん電話を切った。

電話してる間に終わった洗濯物を干して、朝ご飯の支度をして……家の中をうろうろ。

この間、約1時間。

 

そうして、電話かけました。

 

『一緒に住むという選択肢を一番に考えてみない?』

 

 

この何年かの間に、母の友人たちは次々と逝ってしまわれて、残っているのは電話で話す遠距離に住んでいる友達だけだそう。

地元にいても”立ち話する近所の知り合い”しかいないのなら、こっちでも知り合いはできる。

 

関東の暑さは北海道に比べたら地獄だけれど、エアコンつけっぱなしにしておけば問題はない。

実家にはエアコンがないのに、このところの北海道の暑さって厳しい。

それを考えたら、かえってエアコン有りのこっちのほうが楽かもしれない。

 

実家周辺は坂が多くて、買い物に行くにしても散歩に行くにしても、必ず急な坂を通らなくちゃいけないけれど、ここだったらほぼ真っ平。

冬の間は滑って転んだら困るからと買い物も散歩もほとんどできないから、足の筋肉が落ちまくっていて、歩くとふらふらするそうだけど、ここなら平だから歩きやすい。

(私には歩くのが一番良い運動とか言っておきながら、自分は散歩するの嫌いなタイプだから、散歩は今年の春過ぎから始めたらしい)

 

うちのマンションはエレベーター無しの階段だけど、足腰の運動のためにゆっくりと上り下りしてもらえば問題はないと思う。

(実際、運動のために自宅の階段を5往復とかしてるらしいし)

 

母の部屋として用意できるのは、リビングの隣にある娘の部屋だったところ。

ここには娘の物や息子の趣味の物がどっさり置かれている。

はしごで3段のハイベッドが置いてあるんだけど、これを処分して、ベッド下のスペースに押し込まれている物たちを移動させて……。

クローゼットもスペース作れそうだし、息子が使ってた小さめのタンス(今は趣味の物が詰まってる)を何とかすれば良さそう。

 

教室のある時間帯は、私の部屋へ行っていてもらう。

そうすれば、リビング(教室スペース)から離れているから、トイレにも台所にも自由に行ける。

真夏でなければ、その時間帯に買い物や散歩に行くようにしてもらっても良い。

幸いなことに、近所のお店の中に図書館の分室ができたから、本が好きな母にはもってこい。

教室の最中は気を遣わせて制限があるけれど、その代わり折り込み仕事の日は自由にしてもらえる。

 

 

ってな感じで1時間考えて『一緒に……』となったわけです。

 

やはり最初は渋ってました。

親子とはいえ、もう何十年も一緒に暮らしていないわけですから。

お互いの生活パターンも違うし。

母にしてみれば”知らない土地”へ行くというのも不安だろうし。

 

”自分の生活パターンで崩したくないものは崩さない”

 

これから年単位で一緒に生活するとなると、これが一番重要かもしれない。

自然に変化していくのなら良いけれど、お互いに無理をすると辛いだけだから。

 

 

そこで、『お試し』をしてみない?と提案。

 

一週間でも二週間でも一ヶ月でも。

(最初、2.3日とか言ってきて、それじゃ何も分からないから最低でも一週間ないと、と)

このお試し期間で、ここに住む決心がつけば、本格的に移住する方向で動こう、と。

 

せっかくその気になったし、「飛行機、ネットで予約できる?」という話になったから、電話しながらサクッと予約。

その場でクレジット決済。

逃げ道は潰した。(笑)

(案の定、2時間後に「やっぱり…」と言い出した)

 

 

 

 

気弱になったのはコロナ禍で丸2年会えていないってのもあるんだろうな。

まだ動けるうちに、ってのも。

 

なんにせよ、気になってはいても無理強いはできないでいたことが動き始めます。

 

 

 

 

 


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