新作アクセの代替品(ビーズ)ですが、なんとか上手くいきそうです。

ただ、天然石とサイズは同じだけど、全く同じに編み進めると見栄えの問題が発生するから、そこは端折ることにしました。

とりあえず、代替品を使って作ったのは指輪だけ。

 

そのあと、残っていたブレスレットの試作に入って、ようやく形が決まったのが18時。

 

あれ?

ダウンロードしないうちに一日終わっちゃった。

 

 

 

 

映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」を観ました。

フランス・ベルギー映画で2019年公開されたものです。

劇中の言葉はフランス語がメイン。

ストーリー的にスペイン語や中国語などが飛び交うシーンもある。

 

ジャンルはミステリー・スリラー。

 

世界的ベストセラー三部作の完結編が発売されることになった。

このミステリー小説『デダリュス』は世界同時発売ということで、9人の翻訳家が人里離れた村の洋館に集められた。

 

この洋館の地下で9人の翻訳家は監禁状態になる。

外部との連絡はもちろん禁止。

1日20ページの原稿を渡され翻訳していく。

この翻訳部屋から、原稿や用意されているノートPCなどの持ち出しも禁止され、複数の警備員に監視されている。

 

 

『デダリュス』の作者と会ったことがある人は、出版社社長のエリックだけ。

集められた9人の翻訳家は、みんな『デダリュス』のファンでもある。

作者に会いたい気持ちと、早く先のページが読みたい気持ちを持っている。

その一方、監禁されている状況に不満も抱いている。

 

 

そんな中、冒頭10ページがネットに流出するという事件が起きた。

さらに「24時間以内に500万ユーロ支払わなければ、次の100ページを公開する。拒否すれば、全てのページを公開する」という脅迫メールが届く。

 

 

この時点で、この映画は「本」を人質にしたお金目的の事件なのか、と思った。

怪しい動きをする人物もいるし。

 

ところが、途中で”現在”のシーンが挟まる。

そのシーンは出版社社長のエリックと翻訳家の1人アレックスが”収監先”で面会しているもの。

この映画、「どんでん返し」が多発します。

最初の面会シーンでは、エリックが発売された本を手にしていることから収監されているのはアレックスなんだと思った。

けれど、2回目の現在シーンで、収監されているのはエリックの方だと明かされる。

 

事件の被害者であるはずのエリックが何故?

 

 

この面会室での対話を軸に、過去の映像が描かれていく。

途中、エリックの服にマイクが仕込まれていて、2人の会話を警察が聞いているシーンが出てくる。

脅迫メールを出した犯人(アレックス)の自白を取るためのもの。

 

アレックスの目的は?

 

 

全ての謎が明らかになるラスト。

アレックスが脅迫メールを出した理由も、本当に暴きたかったことも明かされる。

 

 

 

伏線は……ちょっと変わった感じ。

「謎」に見せたいがために、”これ”と”あれ”をこういう風に利用したいから、という感じで仕込んでいく。

その辺の思いつきや組み合わせ方は、さすがミステリー作家という感じ。

 

第三者的視点で物語が進み、種明かし部分に入ってからはアレックス視点が出てくることで、何回もどんでん返しがあるように感じる。

 

ミステリーはミステリーなんだけど、物語の原動力になっているのは「人の想い」。

犯人捜しを楽しむ作品ではなく、この人はどういう想いでこういう行動をとったのだろうと、心の奥底を覗いてみる作品。

 

 

心の中のことは言葉にしないと伝わらない。

正しく受け取ってもらうためには、キーワードだけ言ってあとは「察してもらおう」とか「自分で考えなさい」なんて、してはいけない。

 

そういった想いの行き違いが結果として、今回の事件を招くことになったのだから。

 

 

 

 

 

ちらっと調べてみたら、ダン・ブラウンの”ラングドンシリーズ4作目『インフェルノ』出版の時に、情報漏洩しないように翻訳家たちを地下室に隔離して翻訳したという実際のエピソードが元になってるそうです。

これは知らなかった。

 

ラングドンシリーズといえば、1作目が「ダ・ヴィンチ・コード」。

2作目が「天使と悪魔」、3作目が「インフェルノ」。

というのは映画の場合。

本だと「天使と悪魔」のほうが先に出版されてる。

本の3作目は「ロスト・シンボル」だけど、これは映画化されてないみたい。(一応、計画はあるみたい?だけど)

 

翻訳の裏に、こんなことがあったのか!となると、原作本を読みたくなるな。

読むとなると、やっぱり発売順だよね。

 

 

 

 

 


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