今日のメニューは…

 

* 令和

* シチュ作品感想

 

 

≪シチュ作品感想の注意事項≫

ネタバレが困る、嫌いという方、こういうのに興味がない方はスキップすることをお勧めします。

 

 

 

――――。―――。――――

 

 

 

 

『どんなのになるんだろうね』

 

そんなことを話しながらの折り込み仕事。

発表は11時半。

今日の仕事量なら…

いやいや、さすがにその時間に帰宅ってのは無理があるか。(苦笑)

 

実際、仕事が終わったのは11時25分。

これはてくてくしている最中にニュース速報が入るっていうパターンだな。

ちょうど30分になったかな?の辺りですれ違った自転車に乗った学生。

自転車に乗ったままスマホを注視。

それを見て…発表になったのかな?と。(笑)

(いやいや、歩きスマホ以上に危ないからね!)

 

帰宅して一番にテレビをつけて…

11時47分。

まだ会見の最中でした。

 

『令和』

 

昭和→平成→令和と3つを経験できる、ということになりました。

 

 

 

そんな日ですが…朝の出勤てくてくまで時間を巻き戻して――。

 

通勤路の中に歩道のない裏道を歩く場所があるのだけど。

そこを歩いているとき、正面から来た人のシルエットが何か引っかかったんだと思う。

遊歩道を歩いているときは、すれ違う人と会釈したりするから顔を見るけど、一般道の場合はみんなの顔を見るなんてしない。

それなのに、何故か……少し遠目のところから顔を見て。

。。。

元カレでした。(2人前の)

 

私はマスクで顔の半分が隠れている状態だし。

あの時はコンタクトだったけど、今は眼鏡だし。

あの時はゆるふわパーマのロングヘアだったけど、今は肩までだし。

気づかれずに済んだかな…?

 

って、彼の嘘が原因で、私から別れを切り出したんだから、私が気にする必要もないんだけど。(苦笑)

 

それにしても、この街の人じゃないのに、なんであそこにいたんだろう。

 

 

 

 

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迷ヒ子の家-雪の夜-

CV:三橋渡さん

 

サークル:あかひつじ亭さんの迷ヒ子の家シリーズ1作目。

2作目の烏の夜もすでにダウンロード済みです。

 

この作品に目をつけたのはキャストが三橋渡さんだったから。

作品内容を見てみると、私の好きな妖怪系の物語。

これは絶対にポチらねば!

 

 

『わたし』は都会に住んでいる。

ここへは知り合いを訪ねて初めて来た。

教えられた道の通りに来たはずなのに、ふと気がつくと大きな屋敷の中へと迷い込んでいた。

入ってきたはずの扉を探すが見つからない。

いったいどうしてこんなところへ迷い込んでしまったのか。

 

これ、普通に考えたら”あり得ないでしょ”って思うだろうけど。

迷子が得意(笑)な私には、何となくこの感覚が分かります。

実際に”どこか”へ迷い込んだことはないけれど、何度も足を運んで知っているはずの道なのに、ふっと別の道に入り込んでしまったり…。

そういうときは自分を取り巻く空気の密度がいつもと違う感じがする時もある。

一歩入り込んだところで”はっ”と我に返るような感覚があって…。

あやかしの住む”狭間の世界”に入り込む感覚って、こんな感じなのかもしれない、なんて思ってみたり。

 

 

この屋敷の中で、一人の男性に出会った。

彼は『雪』と名乗り…『雪男』なのだと言う。

ここは妖怪の住む屋敷なのだと。

にわかに信じられないような話だけれど、彼の言葉は真実だと感じる。

 

『この屋敷に迷い込んだ人間は出られないようになってるんだよ』

 

『人を喰らう妖怪、人の魂を喰らう妖怪がいる中、よく今まで無事だったね』

 

彼は一つの提案をしてくれた。

 

『僕の客人ということにすれば、出られるかもしれない』

 

どうやら、この屋敷自体があやかしである彼らの”意”をくみ取ってくれるらしい。

 

外の世界へ通じる扉はいくつか存在するけれど、その場所は刻々と変化するということで、彼と二人で扉を探して歩き回ることになった。

 

ようやく見つけた、外への扉。

身を潜めて見ていると、妖怪が外へ出て行くところだった。

少し時間をおいて…

ところが扉は開かない。

 

『僕が外の世界へ行ったときも、特に鍵は必要なかったけれど…』

 

わたしが妖怪ではなく人間だから、鍵が必要なのかもしれない。

 

『どこに鍵があるのか…検討はつくよ』

 

再び、彼とともに屋敷の中心へ向かう。

 

 

この行動の最中、常に彼は優しく、わたしを気遣ってくれたり、他の妖怪に見つからないように隠してくれたりする。

彼が妖怪だと理解しながら、彼のことは怖いと思えない。

それどころか、彼のことをもっと知りたいとすら思ってしまう。

これは…もしかすると、彼と出会って少しの時に不意にキスされたことが影響してるのかもしれない。

あのキスは、ただのキスではなくて、彼の”力”が使われたのかもしれない。

本当なら、一刻も早くこの屋敷から出なくてはいけないのに…。

彼の部屋で、彼に抱かれることを望んでしまうなんて…。

 

彼の部屋には氷に閉じこめられた色々なものが置いてあった。

彼が気に入ったもの…美しい花とか…を凍らせて飾ってある。

わたしが興味深くそれらを見ていると…

 

『嫉妬してしまうな』

 

そう言いつつ、”冷たい”キスを落とす。

 

三橋渡さんだというのに、何故かキス音に乗れません。

不思議に思いながら聞き進めて…納得しました。

 

彼の言葉は暖かく、優しいものだったけれど。

彼の心は凍りついていました。

 

確かに彼は彼なりにわたしに執着している。

けれど、それは『愛』ではなく、妖怪としてのもの。

外へ出るのを手伝うと言う彼の言葉は嘘。

わたしを外へ出すつもりなんて、これっぽっちも無い。

 

『僕が嘘をついたって?僕は最初から警告していたよね』

『人を喰らう妖怪もいるし、人の魂を喰らう妖怪もいる、と』

 

ただ、喰らってしまうのは惜しいと思うくらい、わたしのことを気に入ってしまった。

だから…

 

『キミが死んでしまうまで居てもらうよ。キミが死んだら朽ちないように凍りづけにしてあげる』

 

『反応が薄いのはつまらないな。心は凍らせない方がよかったかな』

 

『わたし』、よほど抵抗したんでしょうね。

抵抗されて面倒になったのか、心を凍らせてしまった。

 

彼の子供を身ごもってしまい、元の世界へ戻れるとは思えないのだから、そこまでしなくても良かったんじゃないかと思うけど。

心を解凍することって、できるのかな。

 

 

 

ということで、リップ音に乗れなかった謎が分かりました。

わたしに対して優しくて、ちょっぴり強引で意地悪なところもあったりしてと、すごく『私』好みの展開なのに…。

これ、『彼』の気持ちに『わたし』に対する”愛”がないからです。

 

”冷たいキス”と書きましたが、彼の体温が低いからだけじゃない。

彼のキスには愛が詰まっていないから。

 

 

たぶん、作中の『わたし』に完全同化してしまえば、キスもエッチも充分にエクスタシーを感じることができるんだと思う。

やっぱり、最初のキスがポイントだな。

(あそこで彼の『術にかかる』ように意識を持っていけばOKなはず)

 

 

 

物語のスタート時点では、BADエンドになるとは思わなかったので、真相が明かされたところでは結構ショックでしたね。

きっと、作中の『わたし』もかなりのショックを受けたんだと思う。

 

次回作はどうなんだろう。

内容説明を読むと、悲恋ではあるけれどBADエンドではなさそうな感じはするけれど

 

あやかしってたくさん種族がありますからね。

そのあやかし自身の性質によってBADエンドだったりHAPPYエンドだったりって変化させてくれても何の問題も無い。

縛られずにいろんなエンドパターンがあるってのも楽しいですからね。

 

このシリーズが続いていってくれることを期待しつつ。

 

 

 

 

 


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