今日のメニューは…
* 次は台風
* シチュCDの感想
≪シチュCD感想の注意事項≫
ネタばれが困る、嫌いという方、こういうのに興味が無い方はスキップすることをお勧めします。
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今日の最高気温は28.5度のとーこエリア。
涼しくて快適~。
このくらいだと本当に集金回るにしても楽です。
汗拭き用のバンダナを持って出たけど、出番はありませんでした。
ただ、次の問題は……台風。
これの影響によっては集金に出れない日が出てくる可能性が。
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かれのアトリエ
CV:佐和真中さん
chocolat blancさんからの単発シチュエーションCDです。
佐和さんの新作だから…ということでポチったのですが…
これ、なくても良かったかも。。。
いえね、途中までは私好みというか…雰囲気というか…空気感というかだったんです。
ところが、ラスト…まるで種明かし的な感じで、ただの甘い話に変化しちゃった。
この変化の仕方ってのも、そうだな…オセロをひっくり返すような感じで。
とにかく甘くてラブラブになるお話が好きって人向けですね。
途中、すれ違ってる風な感じでキュンと”恋の苦しさ”を味わってからの、ラブラブ。
こういうのが何よりも好きって人にはお勧め。
…こんな一見良さそうなものを『いらない』という私って、とことん腐ってそうな気がしてきた―――。
今回の彼は『柾(まさき)いろは』くん。
美大の油絵学科3年生、21歳。
入学当初から天才と言われるほどの画力と色彩感覚を持っている。
誰とも交流を持たず、滅多に笑わないことから『孤高の王子様』と言われている。
みんな、彼と仲良くなりたいと思っているけれど、本人はまるで知らん顔。
話しかけにく…という雰囲気がある。
もちろん『わたし』も彼と仲良くなりたいと思っている一人。
でも、講義が終わるといつの間にか姿が見えなくなってしまったりと、なかなか話しかけるチャンスが無い。
そんなある日。
偶然、彼と遭遇した。
他には誰もいない。
今がチャンス!
思い切って話しかけてみた。
『…あんた誰』
そりゃね、今まで話したことはないけれど。
同じ学科なんだから、顔を合わせたことは何度もあるのに…。
そう思いながらも、ちゃんと名乗り、会話を続けていく。
どうやら、彼は悩んでいるようだ。
その悩みというのは、次の絵の題材。
テーマは決まっている。
『裸婦画』
ところが、モデルがいない。
教授や大学事務からの紹介でモデルを頼むというのが一番現実的だけど、それだとどうしてもイメージがずれてしまう。
自分が描きたいのは、同年代の女性。
『頼める人も、恋人もいないからね』
ここで、決意する。
「わたしがモデルになる」
こんな感じで始まった関係。
柾くんはわたしのことを『変わってるね』と言いますが、柾くんの方が変わり者です。
絵を描くこと以外に興味はないのか、わたしの名前を覚えない。
わたしがチョコレートを(けっこうたくさん)持っていたことに大笑いして、わたしにつけたあだ名が『チョコちゃん』。
これ以来、わたしは彼にチョコちゃんと呼ばれる。
いくら名前を教えても…。
当初、『わたし』が勝手に抱いていたイメージとは違う人でした。
彼は自分が他の人よりもコミュニケーション能力が劣っていると思っている。
他人との距離の取り方が分からない。
そのせいか、少しずつ距離が狭まってきて…。
2人で出かけることになった時にはわたしとしては『デート』という気持ちでいたのに…。
『これってデートなの』
と、ここまでは、柾くんの言動に振り回されている。
絵のことにしか興味がなくて、その他のことは全て二の次三の次。
他の人の気持ちを汲み取ってあげるなんてことはしない。
彼が何を考えているのか、何を思っているのかも見えない。
当然、わたしのことをどう思っているのかも分からない。
これだけ長く一緒にいるのに、相変わらず名前は覚えてもらえない。
これね、わたしの方もよくこれで我慢できてるなって思いましたよ。
わたし自身に興味を持ってくれてない、と感じるのに。
彼が興味あるのは『裸婦画のモデルとしてのわたし』。
勝手に無口なんだと思っていたら、実はけっこうお喋りだったとか。
ミステリアスな人だと思っていたら、コミュニケーションにズレがあるだけだったとか。
そんな知らなかった一面を見て、『わたし』は嫌いになるどころか、さらに好きになったようです。
完璧ではない『人間らしさ』ってのを感じたから、かもしれません。
そして、物語はここから一気に甘くなります。
実は『わたし』の名前だってちゃんと覚えてた。
きっと初めて話しをした時から…好きだった。
どういう風に距離を持てばいいのかが分からなかった。
ただそれだけ。
聞いている私としては、唐突に180度転換されてしまうのでかなり戸惑いました。
彼の告白で、それまでわたしが彼との距離感や扱われ方で悩んでもやもやぐるぐるしてたことはいったい何だったの?という感じです。
それまでの彼の言動の全てがある意味『演技』だったということになっちゃいますからね。
こういうパターンのお話、エンディングは2種類考えられる。
1つは今回のように全てを覆して甘く終わるもの。
もう1つは、自分のパーソナルゾーンに入り込んできた『わたし』に執着してしまうもの。
私としては断然後者が好み。(笑)
絵に向ける強い思いが歪んだ形で『わたし』に向けられる…ってのだと良かったな。
ということで、甘いお話が好きな方にはお勧めだけど、私のように病み(闇)を抱えたものが好きな人にはもの足りないってわけです。
これは読み間違えましたね。
ジャケ絵の柾くんの表情で『甘い他に何かあるに違いない』と思ってしまったのよね。(苦笑)
最後に声のお話。
最初の柾くんの声を例えるとすると『無表情』です。
彼が何を思っているのかってのが全然見えない。
かといって冷たい口調というのでもない。
冷たいとか温かいとかっていう『温度』を感じさせない、っていうのかな。
一緒にいる時間が長くなってくると可愛らしさが混じりだします。
本心を打ち明けられてからはさらに可愛さ倍増。
この辺りはそれぞれの好みということになってしまうけれど。
佐和さんの声の場合、腹に一物ありそうな空気がバンバン出てるってのが好き。(要するに春人さん系)
こういう感じで可愛らしさを出してこられると…一歩引いちゃう。
まあ、可愛らしさを前面に出す佐和さんってのも珍しいと思うので、それはそれで貴重な作品かも。(笑)
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