今日のメニューは…

 

* イチゴ比べ

* シチュ作品の感想

 

 

――――φ―――φ――――

 

 

 

 

第2回イチゴ比べです。

今回も基準になる”とちおとめ”に参加いただいて、対するのは”さぬきひめ”。

 

 

どっちがどっちだか、分かりますか?

 

これ、右がさぬきひめで、左がとちおとめ。

断面の色の入り方はそっくり。

イチゴ全体の形がちょっと違いますね。

とちおとめがほっぺが膨らんであごが細いに対して、さぬきひめは全体に丸みを帯びてる。

 

さぬきひめは香川県出身のイチゴさんなんですね。

そして、”さちのか”と”とちおとめ”から生まれたものに”さがほのか”を交配して完成したんだそうです。

ここにも、とちおとめが…。

だから断面がそっくりなのかな。

 

違いは触れた時にも。

さぬきひめのほうがシッカリしてるんです。

ヘタを取ろうと、くっと力を入れて持った時に思わず『固っ』って言ってしまったくらい。

味のほうはさぬきひめのほうがさっぱり系。

酸味も控えめ。

まあ、これは個体差があるだろうけど。

 

 

 

 

――――φ―――φ――――

 

 

 

 

征徒会~誘惑の日々~

CV:三重奏さん

 

 

Dusk(サークル)さんの監禁婚シリーズ。

ダウンロード販売の作品です。

 

 

監禁婚の凍時の息子である光。

その光の幼馴染みで親友であり、前作で光の思い人をいったんは奪った人物である久世一真のお話です。

 

前作から1年が経った頃というのが、今回の時系列です。

 

前作の『征徒会~略奪の日々~』の一件から親友だった光と険悪な状態は続いている。

好きだった彼女も光を選んだということにショックを受けて…

『生涯独身を通す』と宣言するくらいの深いダメージを負ってます。

 

 

 

今作の『わたし』は少々複雑な事情を抱えている。

一応、旧華族の令嬢ということにはなっているけれど、『愛人の子』です。

母が亡くなり、妹と一緒に父の元に引き取られた。

当然、義母はわたしたちに冷たく、父も無関心。

わたしがいわゆるお嬢様的なことよりも身体を動かす方が得意というのも不興を買う一因なんだろうと思う。

そして、『これ以上成績が下がったら出ていってもらう』と言われてしまった。

思いあまって…つい犯してしまった罪―――カンニング。

 

このことがものすごく心の負担になった。

いっそのこと、妹を連れて家を出て、わたしが養っていこうと考えてしまうくらい。

 

ある日のこと。

中庭のベンチでぼんやりと考え事をしていた。

不意に声をかけられた。

 

『隣に座っても良いかい?』

 

優しく話しかけてきたのは生徒会長の西条光。

学園の王子と呼ばれている人。

ところが、その王子がとんでもないことを口にした。

 

あの時のカンニングを彼に見られていた。

ある頼みごとをきくことで、カンニングの件は不問にしてくれるという。

 

『キミに、久世一真を誘惑して欲しいんだ』

 

光曰く、今でも一真と彼女は仲が良くて、一真も未練たらたらなのが気に入らない、と。

手渡された『媚薬』。

 

『これは開発途中の媚薬だ。開発途中といっても安全性は間違いないから大丈夫』

 

わたしには選択肢がない。

彼の言う通りにしなくては…いけない。

 

 

 

 

放課後。

陸上部のことで相談があると声をかけた。

わたしのことなど覚えていないに違いないと思っていた。

 

『とてもキレイなフォームで走るから覚えているよ』

 

部室の片付けがあるという彼と一緒に部室へ向かう。

そこで、差し入れと称して…媚薬を入れた栄養ドリンクを渡した。

飲み干して…少しした時、異変が現れた。

 

『なんだ?身体が熱い…』

 

苦しそうな彼を見て、不安になる。

(安全だって言ってたのに)

思わず手を伸ばし身体に触れた。

 

『触るな!…お願いだから、離れて……じゃないと―――』

 

 

 

というところで、リップ音のお話。

強烈な媚薬でコントロールを失った一真はわたしを押し倒して…というシーンになります。

自制が効かず…という状態なのでかなり激しめ。

当然、それに伴ってリップ音も激しめです。

今作で初めて三重奏さんのリップ音を聞いたわけですが、なんて言うかな…えーっと…この感じは初めてかな。

大きく分類すると、ねっとり系なことには間違いないんだけど。

なんかね、ころころ転がされてる感じがするの。

って、意味分かるかな。(苦笑)

うーん、この感覚って言葉にしにくい。。。

 

ダミヘちゃんの使い方でいくと、そんなに回数踏んでないのかな?

(キャストトーク等はまだ聞いていない)

多少位置が甘いなってところはありますね。

(若干の脳内補正が必要)

 

 

 

さて、わたしの服を破いて…という性急さで身体を繋げてくる。

そのシーンを光は部室の窓の外から撮影していました。

わたしの顔にはモザイクをかけ、『誠実そうな一真の裏の行動』という使い方ができるように編集をして。

さすが、光は攻めるポイントを分かってる。

わたしが、自分のことよりも一真のことを考えるだろうということを理解してる。

 

『雨が酷くなってきたから、途中までしか撮影できなかったけどね』

 

この言葉にホッとした。

今の様子を見ても、わたしが一真に『真相』を打ち明けたことは気がついていない。

計画が上手くいっていると光に思わせるために、『恋人のフリ』をするということになったのも知られずに済んでいるようだ。

 

 

『脅されたからといって、好きでもない男に抱かれるなんて辛かったね。本当にゴメン』

 

好きでもない?それは違う。

スポーツ万能でカッコ良くて誠実で…

そんな彼のことを憧れていた。

自分とは縁が無い人だからと遠くから見つめるだけで良かった。

『恋人のフリ』なのに、本当に恋人のように扱ってくれる。

 

とても仲が良さそうな家族で、初デートということでお兄さんから色々と伝授されたらしい。

そんな、今まで見ることのなかった一面が微笑ましく…。

 

憧れの気持ちはどんどんと『好き』に変化していく。

何に換えても守りたい人という存在になっていく。

 

でも、だからこそ、今の状態は良くないと思う。

光に脅され、命令されるような…この状況をなんとかしなくては。

全てを分かっていて、それでも優しく接してくれる一真。

居たたまれなくなって、思わず駈け出した。

歩道橋で追いつかれ…

その時、一真が誰かに押され……

とっさに、彼を庇い…わたしが怪我をした。

 

翌日、一真の家で勉強会ということで、迎えに来るというのを押しとどめて…

『ようこそ。あれ?お付きの人は?』

 

もちろん、そんな人いるはずもない。

 

『怪我をしているのに送っても来ないなんて!やっぱり僕が迎えに行けば良かった』

 

わたしの家では当たり前のことなのに、本気で怒って心配してくれる。

歩かせるわけにはいかないとお姫様抱っこされて屋敷の中へ。

 

ここで、聞いている私が密かにビックリ。

久世家の屋敷はめちゃくちゃ広いです。

執事やメイドがいるのは当たり前として、居間に辿り着くまでかなり歩いてる。

 

そして、ここでお兄ちゃん登場です。

一真の話にたびたび登場していたお兄ちゃん。

弟のことが可愛くて仕方ないんですね。

何も考えてない御曹司のように見えても、実はシッカリしてる。

上手いこと言って一真を部屋から追い出し、わたしと2人になったところで空気が少し変わりました。

名家である久世の長男だから、今までも色々とあったんでしょう。

わたしのことを調べてました。

最初は久世家に入り込もうとする策略なのではないか、と思ったと。

ところが、あの歩道橋での件で見方が変わった。

設置されていた監視カメラの映像から、わたしが一真のことを本気で庇ったことが分かった、と。

 

その後、一真の部屋へ移動して・・・・となるのですが。

一真の家を訪れて本当に良かった。

彼の心の内を2つ知ることができた。

 

1つは彼のわたしに対する気持ち。

光に脅されているから『恋人のフリ』をしていたはずだった。

そこにあるのは同情なんだろうと…。

ところが、わたしが彼のことを好きと思っているように、彼もわたしのことを好きだと思い始めていた。

 

もう1つは彼と光の関係について。

まだ幼稚舎だったころ。

いじめられていた一真をイジメっ子から助けてくれたのが光だった。

幼稚園のころからチェスで勝負というのも凄いけど。

もちろん、イジメっ子のことをコテンパにやっつけて、二度と一真を苛めることがないようにしたのだとか。

光は『上に立つ能力も無いヤツが威張っているのが気に入らなかったから』と…これまた幼稚園児とは思えない発言をしたそうだけど。

『彼女』と出会った時の話も聞かせてもらった。

小学校入学のときにハンカチを拾ってもらったのが切っ掛けになり好きになった。

けれど、どうしていいかも分からず、積極的にアプローチはせずにいた。

そして10歳のあの時。

光から『彼女が好きになった』と告白された。

『ゴメン』と謝られた。

光の行動は早かった。

親の力を使って、あっという間に婚約をしてしまった。

 

光が2度目の心臓の手術でアメリカに行っていた時。

雷に驚き、しがみついてきた彼女に我慢できなくなり…告白。

”あの”光景のインパクトが強過ぎて、光を恨むことしかしてこなかったけれど、最初に裏切ったのは…自分。

 

 

 

光のことだから、一石二鳥を狙ったんだろうな、と思う。

まず、『わたし』をターゲットに選んだのも、カンニングを見つけたからだけじゃない。

『わたし』が一真のことを憧れの目で見ていたことに気がついていたからに違いない。

調べてみると、わたしの家庭内での境遇は利用するのに好都合だった。

そこに偶然発生したカンニング事件。

まさにチャンス到来。

 

一真のことにしても、『わたし』が好みのタイプだと見抜いていたんだろうな。

そして、わたしが一真に真実を告げるだろうことも。

一真が『脅されている彼女』を守るために恋人のフリをするだろうということも。

そんな切っ掛けさえ与えてしまえば、お互いに好意を抱くだろうということも。

 

 

 

 

この作品のラストトラックは監禁婚のおまけということで凍時のお話になってます。

これが……なかなか凄い話になってまして。

ここまででもかなり長くなってしまっているので、凍時の話は明日にでも。

 

 

 

 


人気ブログランキング

 

とちおとめが好きですって人も

 

さぬきひめって食べたことないかもって人も

 

よかったら、ポチっとしてあげてくださいな