昨日の強風一転、穏やかな青空から始まった・・・のに。

お昼前には完全なる曇り空。

この時期、日差しが部屋の中に入らないとなると、やっぱり肌寒い。(室温16.5度)

結局、一日エアコンのお世話になる日となっちゃった。

 

そんな中、今日はこちらをお迎え。

 

 

タナトスとグリム街の王子様。

 

今日発売のものってまだまだあるけど、他のものは金曜発売のものとおまとめ発送です。

といっても、今月は少なめ。

金曜に届くものは4枚。

(シチュ3枚、楽曲1枚)

 

 

では、本日の本題に。

 

 

明治吸血鬼譚 「月夜叉 紅」 如月の巻 龍馬

 

ボイスは平川大輔さん。

 

ではでは、いつものように、ネタばれは困るのって人や

こういうのって興味ないんだよねって人は

このまま回れ右してお帰りくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ折り返し地点という感じの龍馬のターンです。

 

さて・・・どこから書こうか。

 

いっそのこと、『龍馬とは何ぞや』からいっちゃった方が良いのかな。

 

ということで、多大なるネタばれがありますから、やっぱり聞いてからにしようかなって揺らいでる人は即刻回れ右してくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍馬は、龍馬であるけど、龍馬じゃありません。

便宜上、『死んだ男の名前をかたっている』ということですね。

そしてもちろん『龍馬』は夜叉なわけですが、まだ『覚醒』はしていません。

本人はとても覚醒することを望んでいる。

 

本編中、漆との会話で(漆の声は無し)、操が覚醒したことが報告されてます。

本編ラスト付近では、龍馬に与えられ幻斗たちも住んでいる政府の屋敷が襲撃されてます。

 

この2点、操編と幻斗編で描かれているストーリーですね。

もちろん、今回は龍馬編なので『わたし』は操とも幻斗とも会っていない、関わってない。

 

前回、『多面体』と表現しましたが、正確には6人のストーリーがあるので6面体ですね。

『わたし』が存在しなくても、それぞれのストーリーは進んでいく。

ある地点から始まって、政府の裏切りにより追い詰められていくところまで。

『わたし』の位置はと言うと・・・

良い表現が見つかりました。

 

《レイヤー》です。

 

操編では、”操の面”に『わたし』がレイヤーとして貼りつき、その状態で物語を見る。

幻斗編では、”幻斗の面”に・・・。

レイガ編では、”レイガの面”に重なるというわけです。

 

あ、レイヤーってグラフィック関連の意味で考えてくださいね。

 

コスプレイヤーさんのレイヤーじゃないですからね。(笑)

何枚も重ねるセル画とかを想像してください。

 

今作は龍馬の面に『わたし』レイヤーが重なってる。

この状態で物語が進んでいくことになります。

 

 

さて、思い出してください。

操とレイガには暗殺をさせてました。

幻斗編では、いっさい暗殺の仕事はさせていません。

これにどういう含みがあるのだろうかと思っていたのですが。

 

龍馬と幻斗が≪腹違いの兄弟≫だということが関係しているのもしれません。

 

はい、さらっと書いちゃいましたが。(笑)

幻斗は父親が夜叉で母親が人間でしたよね。

龍馬は両親が夜叉なので純粋な夜叉ということです。

二人の父が『人』である幻斗の母に出会い・・・・きっと恋をしたんでしょう。

龍馬にしてみれば、自分の母を裏切った父と『たぶらかした女』の子供である幻斗。

でも、半分とはいえ、同じ父の血を持っている『弟』。

目指している『方向性』は違うかもしれないけれど、『夜叉の理想郷』を作りたいという共通の願いを持っている。

龍馬は彼なりに弟である幻斗のことを大切に思ってる。

 

その反面、どうしても『覚醒』したいという気持ちもある。

そこで『卑弥呼の末裔』であるわたしの血ですね。

1人みんなと引き離されて近江屋にいるわたしのところへ様子を見に来てくれる。

不自由はないかと、仕事は辛くないかと、心配してくれる。

たまには息抜きを、と連れ出してくれる。

この時の龍馬って、普段の彼とは別人のように優しい物腰なんです。

わたしとしてもすっかり心を許してる。

気になっているみんなの話も聞けるし。

 

そんな時、龍馬の体調が急変します。

彼曰く、もうしばらく血を吸っていないからだ、と。

わたしは自分の血を差し出す。

これは、黎明館での生活でそれなりに吸われていたから慣れてるというか、そういうもんなんだろうって思ってるんでしょうね。

わたしは本気で龍馬のことを心配してますが、もちろんこの体調不良は龍馬の嘘。

わたしの血を吸う口実を作ったってことですね。

これ以来、たびたびわたしの血を吸いに来ることになるんだけど、一向に『覚醒』しない。

 

覚醒した操、それに四朗も不老不死なので覚醒してますよね。

この二人に共通していること。

それは数え切れないほどの人の血を吸ったということ。

もしかすると、その中には夜叉も含まれていたのかもしれない。

実際、操は夜叉の血も口にしてるし。

『わたし』の血は速度を速めるのかもしれないけど、覚醒へのキーワードは『同族の血』なのかも・・・?(どうだろう?)

 


政府を利用していたつもりでいたのに、利用され裏切られた。

 

どうやら、政府にとっても『わたし』の存在というのは重要なようです。

 

実際、どういう風に利用するつもりなのかは分かりませんが。

龍馬にとってもわたしは重要。

政府が屋敷を襲い、幻斗は漆の誘導で無事に逃げ延びた。

近江屋に作られている抜け道を通って、幻斗たちがいる場所へ『行け』と龍馬が言う。

隠し扉にわたしを押し込み・・・・閉める。

 

この時の彼の覚悟が胸を詰まらせる。

作中で『わたし』も一緒に逃げようと扉を叩いてますが、聞いてる『私』も1人にしないで一緒に来て!という気持ちでいっぱい。

 

腕の立つ龍馬と言えど、この人数を相手にするのは・・・・

しかも鉄砲隊もいるわけだし。

夜叉が簡単に死ぬわけがない、そう思いながら・・・・。

 

そうよ、死んでないよね。

だって、『紅』で話を終わらせるには中途半端だもの。

巻が進むに従って、少しずつ謎が明かされているけれど、新たな謎ってのも出てきてるわけだし。

 

ということで、次シーズン希望です。

こんな【つづく】の状態で終わらせないで!

 

 

 

キャストトークで、乙女シチュCDなのに『ヒロイン』(私)と一緒のシーンが少ないと言ってましたが。

確かに(笑)

でも、そんなこと全然気にならないというか、些細なことです。

この物語の進むテンポ、会話(セリフ)の自然さ、聞いている時に浮かんでくる光景。

そのどれもが素晴らしい。

 

これが『生きてるセリフ(言葉)』です。

 

 

 

 

さて、新作が届いてますが、今夜はお休みにしようかな。

明日は通常記事でお会いしましょう。

 

 

 

 

 


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