今日は仕事始め。

始まりが水曜日ということで広告は少なめ。

お昼を回ったくらいで無事に終了。

 

午後からはビーズの手仕事。

今年の干支の酉さんの作成に入りました。

 

仕事時間の割り振りが、去年は途中からぐずぐずになっていたんですが・・・・。

またぐずぐずになってしまうにしても、年始はきちんとやってみよう、ということで。

 

年明け指定のお宅に集金にも行ってきました。

(これで全部終了)

 

こうしてみると、折り込み・集金・ビーズと全部の仕事始めってことになりましたね。(笑)

 

 

 

 

ということで、本日の本題はこちら。

 

 

BAROQUE~明治享楽夜譚~ 第一夜 柊伽音

 

ボイスはテトラポット登さん。

 

ではでは、いつものように、ネタばれは困るのって人や

こういうのって興味ないんだよねって人は

このまま回れ右してお帰りくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、この作品。

当初、サイトで情報を見た時には単に『二面性がある人』と思ったわけです。

取り込みをしてトラックを入力してる時に『カインとアベル』という文字が。

ということは、二面性があるんじゃなくて『二人』なのかなって思ったわけです。

ところが、物語が進んでくると・・・・・二面性があるのでもなく、二人なわけでもなく、『多重人格』でした。

 

 

『わたし』は華族の令嬢。

両親に決められた『婚約者』がいます。

ただ婚約者といっても、まだ会ったことがなく顔もを知りません。

家のため・・・仕方ないこととは分かっていても、憂鬱な気分になる。

 

そんな時、『高級娼館バロック』の噂を耳にした。

「このまま見ず知らずの人に嫁ぐのならば、せめて一度だけでも自ら選んだ人に・・・」

 

そんな思いでバロックへ足を運んだ。

出迎えてくれたのは、穏やかで優しげな印象の男娼『柊伽音(ひいらぎかいん)』。

なにせ、こういうところへ来たのは初めてで・・・

『指名は?』と訊かれても・・・

 

『では、僕の部屋へ・・・』

 

 

 

ここで少しリップ音のお話。

艶っぽいシーンはここを筆頭に幾つかあります。

このシーンは『最初』ということもあって、ドレスを脱がされるところから最後までだからいいんだけど。

他のシーンでは、『わたし』が何度もバロックへ通っていることを表現するため(と思われる)、フェイドインとフェイドアウトが使われる。

私個人的に、このフェイドインとかフェイドアウトってのは好きじゃない。

フェイドインで始まって最後までだったらまだ良いんだけど。

艶っぽいシーンが始まってフェイドアウトしちゃうとか、今回みたいにフェイドインで始まってフェイドアウトするとかってなると、気持ちの持って行き場が無くなっちゃう。

こんな細切れでリップ音を聞かされるくらいなら、シーン回数は少なくてもいいから、最初から最後までガッツリ時間を取ってほしいって思っちゃう。

たぶん、私、これで感覚が狂いました。

えーっと、気分が分散されてしまったとでもいうかな。

せっかく乗っていた気持ちが置いてけぼりを食らったような。

リップ音自体は私の好きなタイプですから、全く問題は無かったんですが。

 

 

 

わたしは伽音に強く惹かれていきます。

何度も何度もバロックを訪れ、伽音を指名する。

そして、彼に抱かれる。

伽音が『キミは他の人と違うね』と言う。

どうやら『わたし』は彼に自分のことを知ってもらいたいという気持ちから日常であったことなどを彼に語ってる。

これ、『わたし』の気持ちがよく分かります。

私も自分のことを知ってもらいたいって思ってるから。

(こうやって読んでくれてるかどうか分からない記事に日常のことや思ったことを書くのは、”私のことを少しでも知ってもらえたら”って思ってるからだし)

 

そんな日々はいつまでも続かない。

とうとう、わたしは婚約者と会わなければいけない日がやってきた。

訪れた婚約者の屋敷。

ところが、わたしの目の前に現れたのは・・・伽音?

 

あべると名乗るその人物、見た目は伽音とそっくりだけど、わたしを見る目はまるで違う。

とても冷たい目と声の人。

 

 

カインとアベル。

元の人格はアベル。

幼いころにイギリス人の母を亡くし、愛されることを知らずに育った。

愛を知らず、愛に飢えていたアベルを守るためにカインが生まれた。

 

娼館バロックでたくさんの女性から愛をもらう。

伽音がバロックに在籍していたのはそんな理由から。

 

彼の二重人格の構造は・・・

まず昼の時間帯はアベル、夜の時間はカイン。

自分が奥に引っ込んでいる時は『眠っている』のだけど、全く意識が無いわけではないのだと言う。

もう1人の自分が何をして、何を言い、何を思っているのか、全て知っていると言う。

 

だから、バロックで『わたし』が伽音と出会ったことも抱かれたことも知っている。

わたしが伽音を好きになったことも・・・・・伽音がわたしを好きなことも――。

 

 

『婚約者として大切に扱う。けれど、君を愛しはしない』

 

わたしも複雑だけど、アベルも複雑。

アベルは、自分が愛されるわけがないという強い思い込みを持っている。

伽音のように優しく扱うことができないという思いもある。

 

わたしとしては、伽音とアベルは”同じ人”だけど”違う人”でもあるわけです。

けれど、二つの人格があろうとも『彼』は一人なのだから。

もちろん伽音に惹かれているんだけど、アベルのことも放っておけない。

 

伽音がアベルを守っていたように、わたしもアベルの力になりたい。

 

 

途中、アベルとの艶っぽいシーンがちょっとだけある。

愛されることを諦めていたアベルが『わたし』への思いと欲望を表に出すというシーンなんだけど。

アベルは『黒』になりきれませんねぇ。(苦笑)

伽音とは違うとばかりに手荒く押し倒したり首筋に噛みついたりするんだけど・・・・そこまで。

聞いている私としては、せっかくだから、伽音とアベルの違いをエッチシーンでも出してくれたら良かったのに・・・とちょっと残念。

 

 

 

伽音はアベルを任せられる『愛する女性』が現れたら、自分は消えるつもりでした。

消えるというか、奥深くでずっと眠り続けるということのようですが。

でもね、止めました。

 

『キミのことが好きだから』

 

私としては、この2人の場合はそれでイイと思った。

どちらも相手のことをよく分かってるし、相手が何をして何を思ってるのかってのが分かるわけだから。

そのうち・・・もめ事に発展する可能性はあるけど。

『わたし』がどちらも公平に思い扱っている限りは大丈夫かな。

 

 

 

このシリーズは何作まで続くんでしょうね?

とりあえず、2枚目は出ます。(詳細情報はこれから)

作中でも語られましたが、このバロックに在籍している男娼たちは『わけ有り』な人たちばかり。

次回はどんなわけ有りな人が出てくるんでしょう。

 

あ、そうそう。

伽音ですが、ちゃんとバロックの支配人に話をしてバロックを辞めてきてます。

うんうん、そうじゃなくちゃ『私』が嫌。

 

 

 

 

 

さて、今夜はキョウダイの恋愛事情にします。

 

明日も感想記事でお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 
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