昨日、回り損ねたところと、今日回る予定だったところを済ませて時計を見ると…

 

あと8分ある。

(自分で決めてる集金タイムリミット)

ひょいと見ると、いつもなかなか捕まりにくい家の電気が点いてる。

じゃあ、ラストはこの階段にしよう。(3軒)

 

1軒目、集金ついでに今週末にあるワークショップについて話を投げかけてみた。

『ここはコミュニケーション不足よね』

って認識はあるものの…ワークショップには乗り気じゃなさそう。

2軒目、話せそうな雰囲気じゃなくて、そのまま…

3軒目、ここはうちの息子と同級生だった家で、ちょくちょく長話になるお宅。

話を振ったら、出欠は出してないけど、ご主人が行くかなって言ってたって。

そうか、出欠の紙は出してないけど、フラッと行ってみようかなって人が他にもいるのかも。

ぜひ来てって言っておいて、の話の先に、タティングレースの話題。(笑)

今日はちょうど先日作った#80の小さなお花モチーフをピアスにしてたの。

そんなこんなで、30分ほど立ち話。

全く、こんな時間ってあっという間よね。(笑)

 

 

 

 

というところで、本日の本題はこちら。

 

 

新撰組暁風録勿忘草 第六巻 永倉新八

 

ボイスは前野智昭さん。

 

ではでは、ネタばれは嫌いなのって人や

こういうのって興味ないんだよねって人は

このまま回れ右してお帰りくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、勿忘草のリベンジです。

やっぱり眠ってしまった部分があって戻ったりっていう作業がありましたが、最後まで聞くことができました。

うーん、なんだろうね?

水星のスピードがまだ出てなくて本調子じゃないのか、このところの星の動きのせいか。

…それとも、今頃夏バテがきた?

 

 

 

 

 

全編聞いてみて、ちょっとホッとした自分がいます。

 

一昨日の記事に軽く書いたように、永倉さんの『小鳥ちゃん』呼びに聞いてる私は一人なのに、京のわたしと江戸のわたしに、それぞれ嫉妬するっていうような不思議なもやもやを感じた。

確かに呼び名だけ考えるともやもや感がスッキリしたわけじゃないけど。

だってね。

時系列に並べると、まずは江戸のわたしに『小鳥ちゃん』って愛称をつけるわけですよ。

パタパタと走り回っている様子が小鳥に似てるからって。

そして江戸のわたしとの別れを経て…京のわたしに出会う。

ここで再び『小鳥ちゃん』って呼ぶわけです。

彼の脳裏に江戸のわたしが全くいなかったってことはあり得ない。

どうしたって重ねて見てた部分ってあるでしょ。

普通に考えて。

京のわたしにしてみたら、そんなことがあったなんて知らないことだけど、『私』は聞いちゃってますからね。(笑)

それはちょっと複雑な心境になるなって方が無理です。

 

でもでも、昨夜全部聞いてみてホッとした。

 

これって、やはり一昨日に話題に出した特典CDのミニドラマでの永倉さんの台詞に集約される。

京のわたしに対して、『溺愛するタイプじゃなかったんだけどな』と言うシーンがあります。

 

そう、コレなんです。

 

永倉さんが心の底から愛した女性は京のわたし。

江戸のわたしのことも好きなことには変わりない。

けれど、それはどちらかというと『幼い恋』や兄妹などの身内に感じる愛情に近い。

 

『ねぇ、小鳥ちゃん。オマエは俺のことが好きなの?』

 

「よくわからない」

 

『俺もわからないよ』

 

途中にあるこの台詞が今回の2人の心境を的確に示してる。

 

確かに好きは好きなんだと思う。

お互いにね。

だけど、これがただ相手のことが『好き』というだけの気持ちなのかが分からない。

 

愛してるってどういう状態なんだろう。

相手のことが他の人よりも大切だと思っているけれど、これが恋なのか、わからない。

 

こういう境界線って曖昧だから。

 

初めての恋の時。

今抱いている感情が最上級だと感じた。

思った。

そう信じた。

これ以上、人を好きになることってないだろう、と。

 

でも、次の恋の時。

最初の恋なんて問題にならないくらいの感情が生まれてることに気が付く。

最初の恋の時は『恋に恋してたんだ』って思えてしまうくらいに。

そして、同じように、これ以上好きになる人は出てこないだろうと、思った。

 

さらに、次の恋の時。

最初の恋とも2度目の恋とも違う感情があることに気が付く。

あんなに高まっていた想いよりも、さらに上をいく想いがあることを知る。

 

 

きっと、恋を重ねるたびに、こうやってどんどん高みへと進むんだと思う。

高いだけでなく横へも広がる。

いろいろな感情が増えてく。

強くもなる。

弱くもなる。

 

 

暁風録で感じた永倉さんとわたしの『好き』という恋心。

確かに、間違いなく好きだった。

でも、京のわたしに出会い、恋をして、突き抜けたんだと思う。

江戸のわたしに感じていたよりも、もっと強く熱い想いに。

 

『どんなことがあっても自分のそばから離しはしない』

という強い決意とともに。

 

 

 

もう一つ安心したところ。

今までの暁風録を聞いていると、彼らと『わたし』ってそれなりに関係を結んでました。

だから、当然、今回もそうだろうと思ってた。

特に、”女に手が早い永倉さん”だから。(笑)

 

ところが、軽くキスと抱き締められるだけでした。

 

いつもなら、聞いてる私が異議を申し立てるところですが(笑)、今回は異議申し立てはしません。

これで良かった。

っていうのは、京のわたしに『私』が寄り過ぎてるからなんだろうけど。

兄妹のような親近感や幼い恋心っていったようなものなら、この先に進むことはないでしょ?

『進まなかった』という事実は大きいです。

 

 

 

 

 

血魂録でも『わたし』を気遣ってくれていた永倉さん。

今作でも下女として働き始めて半月でまだ仕事にも人にも馴染めていないわたしを気遣ってくれます。

こういうところ、本当に優しいんだよね。

ただ、『女に手が早い』ですけどね。(しつこい笑)

今回も初めのほうで、隙を突かれて掠めるようなキス。

あまりにも素早くてなんの対処もできず…。

その後、迫られてキスされて…

泣きだしたわたしに慌てて謝ってくれたけど…

 

しばらく必要以上に口を聞かず、距離を持つようにしたら・・・

『どうしたら許してくれる?』

それならば…遠慮なくってことで。

 

ぱしーん!

 

頬にビンタ一発。(笑)

 

思わず平助くんを思い出してしまった。

平助くん以外で叩かれた人って初めてじゃない?(笑)

 

 

 

 

そうそう。

今までの巻から考えて、今回も甘いシーンがあるだろうと思ってました。

ところがね、外に行くわけですよ、2人で。

夜の河原に行くわけです。

これは冬の花火をしようってことだったんだけど。

トラック的にも最後に近いところだし、そろそろ別れの時も迫ってる。

今まで5巻の流れから考えると、ここで甘いシーンになりそうなんだけど。

 

え?もしかして、まさかの・・・・青○?

いや、夜だから”青”じゃないか。

 

なんて、腐ったことを考えてしまったことを、ここに懺悔します。(笑)

 

でもでも、きっと私だけじゃないよね?

こんなこと思ってしまった人っているよね?ね?

(私だけだったらどうしよう…)

 

 

 

 

暁風録には象徴的なものとして『月』が出てきます。

いえ、月がないものもあるけど。

これって、パッケージ帯封の裏側にある発売スケジュールのところに月の形として描かれてる。

これ見るとね、永倉さんのところって中抜けの○になってる。

でも、満月だと●になってるし、月が見えないと言っていた1巻目の原田さんと、月がない夜と言っていた2巻目の高杉さんのところには、月の形は描かれてない。

ということは…?

もしかして、これって月蝕?

 

そう思うと、確かに今作の中で『月が見えなくなるまで』と言う台詞がありました。

この帯封も今朝になるまで見てなかったから、聞きながら…

そろそろ月が沈む時間なのかな。

なんて思ってた。

でも、そうね。

確かに月が西に近くても沈むまでって結構時間かかるよね。

そんな長時間、ずっと抱きしめたままでってのも…

ここはやっぱり、月蝕で月が隠れるまでを考えた方が現実的。

あぁ、現実的なのに、幻想的でもあるか。

2人の間にある曖昧な気持ちってのも月蝕にピッタリかも。

 

 

 

 

 

勿忘草シリーズ。

長編ということもあって、頻繁に聞き返しはしないけれど。

こうやって聞いたり、過去記事を読み返してその時の気持ちを呼び覚ましたりすると(手前味噌ですが)

 

やっぱり、勿忘草って好きだ~って大声で叫びたくなります。

 

シリーズが増えてくると、次の打ちだし方が難しくなってくるけれど。

新キャラも加わってることだし、なんとか次のシリーズも…っていう気持ちが湧いてきます。

 

 

 

 

 

 

 
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