今朝、多少眩暈が残っていたけれど、普通に過ごせました。
(脚立の上り下りも、自転車も)

さて、ブログを書こうとアメブロを開いたら、keikoさんのブログがUPされてました。
そこでビックリ。

『ここから4,5日の間の頼まれごとやオファーに意識を向けて』

ということで、どうやらこれが豊かさに繋がっていくみたい。

そーしーてー!!

なんと、昨日の帰りがけに、折り込み部隊に『頼まれごと』がありました。
別店舗の折り込みさんに入院やら何やらが重なって、どうしようもなく人員が足りないのだと。
そこで、シフトに入っていない人にヘルプに行ってもらえないかということでした。

私は、シフトに入っていない時は教室があるから・・・・

(でも、行ってみたい)

みんな、仕方なく話を受けたような感じになりながら、所長が姿を消すと・・・・ブツブツ。
それを聞きながら、そうだよね、みんなは休みの日がなくなっちゃうってことだもんね・・・と思っていたら乗り気じゃなかった理由が違いました。

『1人で知らない人たちのところへ行くのって嫌だな。2人で行くならまだいいけど』
ってな感じで、嫌だなーと嫌々渋々っていう空気をバンバン出してる。

・・・・あれ、そういうこと?(苦笑)

でも、ヘルプは1日1人だから。(笑)

今日の帰りにもっと詳しい話があって、具体的な日にちが出てきたんだけど・・・
うちの折り込みの最年長がそれを見て、『金曜日はダメ』。

(いやいや・・平気でしょうよ)

そこで、提案。
朝、出勤して広告量の様子を見て、ヘルプを出せるかどうかを決めるっていう風にすればOKじゃない?
昨日みたいな感じだと1人減っても全然問題ないし。
一度、うちの店舗に出社してからの判断となれば、私も行けるし。

それを言ったら、みんなで『行く気満々だね』。

うん、だって面白そうじゃない。

もう1つ質問。
「あっちの店舗の近くにコンビニとかありますか?」
金曜日に行くとなると、お昼ご飯が必要になるからね。

『一人で食べるの?』
「え?誰と食べるの?」(笑)

折り込み6人中、5人が変化を嫌うという・・・。
大きな変化や動きがないよりも、面白いと思うんだけどな。

何だったら、金曜日は毎回私が行っても良いと思ってるくらいなんだけど。(笑)
そんなわけで、9月はちょっぴり面白い月になりそうです。


というところで、本日の本題はこちら。



迷蝶(パンタレイ)1巻 -捕われ人も共に安らかに-

ボイスは河村眞人さん。

ではでは、いつものように、ネタばれは困るのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。

























スタートしました。
ダブリルムーンさんの新シリーズ『迷蝶(パンタレイ)』です。
1巻目の今回の彼は『ロイ・ヴァランチア』。
時は(たぶん)中世。
ロイは伯爵家の息子として生まれ、何の不自由もなく育ちました。
ただ、先祖代々『好血症』を患っている。
好血症というのは、愛する者の血を飲むことに最も興奮を覚え、その血を一度口にすると、その血がなくては急速に身体が衰え死に至るという病です。(っていう設定)


さて、『わたし』はロイと結婚しています。
婚姻から半月くらい経ったでしょうか。
何度も招待状が送られていたけれど、ずっと断り続けていた夜会に行くことになりました。

ずっと断り続けていたのに、何故?

『自分の妻となった美しいキミを自慢したいからだよ』


夜会へ向かう馬車の中。
彼の手で、漆黒に銀糸で刺繍を施し瑠璃色の宝石が散りばめられている”蝶の仮面”がつけられた。

「仮面舞踏会なの?」

『いや、舞踏会じゃなくて、ショウがメインだと聞いているよ』



案内された大広間には少し高さを出した”ステージ”のようなものがある。
その”ステージ”の前からテーブル席が用意してある。
ステージに近いテーブルはすでに埋まっている。

『後ろのほうに座ろうか』

後ろの端の席に座り、ぶどう酒を頼む。
”ショウ”とはいったいどんなものなのか。
初めて足を踏み入れた空間。
みんな仮面をつけているから、知っている人なのか、知らない人なのかの判断もつかない。
それに、大広間の明かりも薄暗くされている。

『キミの位置からだとステージがよく見えないだろう?わたしの膝の上においで』

暗いから大丈夫と言われ、彼の膝に座る。
後ろから抱き締められる。
彼の甘い言葉と口付けがうなじへと・・・耳元へと落とされる。

と、”ステージ”が明るくなった。
そこには・・・・・肌も露わな女性と、男性の姿。
ステージの上にはソファが1つ。
男性の手と唇が女性の肌を這う。
乱されていく女性。

『なるほど。それで仮面をつけて参加ということなんですね』

大勢の人に見られての情交。
見てはいけない、と思いつつも、目が離せない。

背後から彼に抱きしめられ、触れられ、キスを落とされ、愛を囁かれる。

ふと見ると、あちらこちらの席でも同じようなことが繰り広げられている。

さっき飲んだぶどう酒に酔ってしまったのか。
彼のキスに酔ってしまったのか。
彼の愛撫に酔ってしまったのか。
それとも、この夜会の不思議な雰囲気に酔ってしまったのか。

わたしの身体の熱はどんどん高くなる。
足りない。
もっともっと・・・・ロイが欲しい。

ロイがわたしを見せびらかしたいと思ったように。
わたしも、こんなにも大切に愛されているんだということを自慢したい。

『ここの主人に話して、ステージに上がれるように話してこよう』


『さあ、キミには仮面もドレスも必要ない。この目隠しだけつけてあげよう』

暗いステージの上。
ソファに座るロイの膝の上に座り、目隠しをしてもらう。
目を瞑り、目隠しをしていても、ステージに明かりが灯ったことが分かる。

たくさんのキス。
たくさんの愛の言葉。

そして・・・・

『そろそろ、キミの血をもらってもいいですか?』



実は、この屋敷へ着いた時に、前庭にあった薔薇の棘を刺してしまいました。
満月の明りに浮かび上がった美しい薔薇。
思わず手を伸ばし・・・・・。

傷口にぷくりと浮かぶ血。
彼はこの傷を・・・血を・・・・舐めてしまった。

『怖がらせたくないから』と必死に抑え込んできた欲求。
今夜、とうとう血を舐めてしまったということも、運命なのかもしれない。



彼の言っている意味がよく理解できないうちに首筋に噛みつかれた。
痛いはずなのに、それ以外の何かを感じる。

噛みつかれ、血を吸われ、流れ出る血を舐め取られる。

何も考えられなくなるような快楽に身体も頭も蕩けていく。




ラストトラック。
ロイがこの屋敷の主人に挨拶をしているシーンがある。
トラックリストには『夜の王』とあるのだけど、作中でロイはこの主人に『ヒバリの王』と呼びかける。

瞬間、『あっ』っと思って、今朝になってから検索をかけてみたけどヒットしない。
この辺の記憶が曖昧なんです。
『ヒバリの王』って・・・・確か、魔物たちの王の呼び名じゃなかったでしたっけ。
もうずいぶん前に耳にしたと思うんだけど、それが本なのか映画なのかも記憶にないし、『ヒバリ』というのも漢字があるのかカタカナもしくはひらがなで良いのかも分からない。

同僚に訊いてみようかとも思ったんだけど・・・・。
この中で、魔物系の話に詳しいのは私だったと思い至り・・・訊くのを止めました。(苦笑)






甘くねっとりと絡め取られるような口調と、ゆったりと穏やかで優しい口調に混じって嫌と言わせない強引さ。
口調もリップ音も、申し分ない。

いろいろと吸血され慣れてるから(笑)、噛みつき音が『ちょっと甘いな』って思ったくらいで。

CD時間と、ストーリー上の時間経過はほぼ同じというタイプ。
馬車での移動や、主人と話をつけたり、ステージ前後とか、カットしている部分はあるけれど。

そう言えば、ダブリルムーンさんの今までの作品ってサー音が入ってたんだけど、今回は気にならなかったな。
今の今まですっかり忘れてたくらい。(後で確認してこよう)


いやー、これは面白かった。
期待通り。
リピート率も高くなりそう。

作品全体に漂う『満月の明かりだけの夜の闇の色』。
この空気感が静かで淫靡な独特の世界を構成してる。

これは次回作も楽しみ。
あ、そうそう、3枚目の情報も公開になりました。
キャストは深川緑さん。
設定が・・・・かなりぶっ飛んでます。(笑)
なんとお相手は異星人。
どうやら”触手”持ちのようです。
これは、いったいどんなことになっていくのか!
目が(耳が)離せません!





さて、今夜は禁断情事にしましょう。
明日の感想もお楽しみに。







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