今日の教室は午後だけ。
午前中はフリーになるから、そんなに急ぐ必要もないんだけど、折り込み部隊が出勤する前に集金のお金を届けてきました。
(今日〆日なの。そしてノルマクリア♪)
時間があるけど・・・・・自転車で行こう。
6段変速を長い坂道で試したいっていうこともあるし、同僚の1人が『自転車見たい』って言ってたし。
ちょうどその人が今日の当番だから途中ですれ違うはずだから。

予想通り、途中で会いました。(笑)
ちょっとだけ立ち止まって、『これこれ♪』とお披露目。




タティングレース、好調です。(♪)
今日の生徒さんにも依頼されました。

昨日注文受けたものが完成しました。
糸始末はこれからだけど。(笑)



どちらもオリムパスの#40。
編み上がりのサイズは、リズベスの#20とほぼ同じでした。
手触り的にはオリムパスの方が”しゃり”感があるって感じかな。

なんだか、ここ連日こればかり作ってる。
そろそろ、我が家用のカフェカーテンを作り始めようかな。





ということで、本日の本題はこちら。



密室情愛 上司との密室

ボイスはワッショイ太郎さん。

ではでは、いつものように、ネタばれは困るのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。

























設定が『サスペンスタッチ?』ってことで、興味を惹かれてポチったものです。

これはシリーズ化するのかなぁ。
実は、この1枚だけだと不完全燃焼気味。
理由は『どうして?』っていうところが全く明かされていないから。
この『どうして?』って感じは、本能の果実シリーズにも感じた種類のものです。
ハッキリ答えが示されてないから、『分からないけどね』っていうのを受け入れなくちゃいけない。
本能の果実の場合、シリーズの最終巻で全ての謎が明らかにされて、ある意味スッキリしたのですが。
この密室情愛が1作で終わってしまうのだとしたら、この”謎”が気になっていつまでもモヤモヤしてなくちゃいけなくなっちゃう。(苦笑)


まずは、『わたし』と彼・甲斐享司の関係から。

彼はわたしの上司だった。
3ヶ月前まで。
同じチームにいたのだけど、わたしがチームから離れることになり・・・・それから3ヶ月口を聞いていなかった。



ある日のこと。
ふと目が覚めると・・・・・

「ここは・・・どこ?」

見知らぬ部屋のソファに寝かされていた。
室内には・・・・彼の姿が。
いったいどういうことなのかと、パニックになる。

こんなところに自分から来たなんて記憶は無い。
誰かに連れてこられた?
でも、そんな記憶も・・・無い。
どうやら彼も同じよう。

わたしよりも少し早く目覚めていた彼は、わたしが目覚めるまでの間に室内を調べたという。
窓は無く、ドアは1つだけ。
鍵がかけられていて、どうやっても開かない。
室内にはわたしが寝かされていたソファと椅子が1客あるだけ。
壁にも何の仕掛けも無く、出入り口は鍵のかかったドアだけ。

そして、1枚の紙があった。

『離れたモノ同士を重ね合わせると鍵は開く』

というもの。

いったい何のことなのか・・・・
しかも、彼と二人きりなんて・・・・
気まずい、とても気まずい。。。

彼の方も、『よりによってオマエと・・・』と何度も口にするくらい。


・・・やっぱり、わたしは嫌われてしまってる、よね。。。

もともと、彼のチームに所属していたわたしは、いつも彼と一緒にいて良い関係を築いていた。
それなのに・・・・・
わたしは、彼のもとで発表するはずだったプロジェクトのアイデアを引っ提げて、彼のライバルのもとへ。

彼にしたら『裏切られた』気持ちなんだろうと思う。

・・・・でも、これはあなたのためだったのだから。。。。

わたしが彼の秘密を知ってしまったということを彼は知らない。
わたしはその秘密を守るために、あえて彼のライバルの言いなりになって彼のチームを抜けたんだから。






彼女と自分はとても良い関係を築いていると思っていた。
次のプロジェクトのアイデアを出してきて、それに向けて動こうとしていたところに、突然の移動願い。
自分との間に何かあったわけじゃない。
彼女も自分に好意を持ってくれていると思っていた。
自分も、彼女のことが好きだった。
それなのに、突然の裏切り。
しかも・・・自分のライバルの元へ行くなんて。

『あいつのことを好きになったのか?だから・・・・俺から離れて・・・』







理由を何も言わずにチームから抜けた『わたし』とは、あれ以来話す機会もなくなっていたから、『今』この時に彼は思いを吐き出す。
心の中には怒りと悔しさと・・・・・それでも好きだ、という思いが渦巻いている。
自分でも制御しきれないほど。
彼女にここで怒鳴ったって仕方ないのに。
過去のことを蒸し返すよりも、まずはここを脱出する方法を考えなくちゃいけないのに。
そう思っていても・・・・

彼女自ら望んで自分から離れたというのに、自分を見つめてくる瞳の温かさは変わらない。
少し気にかけた言葉を投げかけると、嬉しそうな表情になる。
わけが分からない。
自分の気持ちの置き場も・・・・
好かれたいのか?
嫌われたいのか?

彼女の気持ちも・・・
オレのことを好きなのか?
嫌いなのか?


追い詰めて・・・・キス。

嫌がられると・・・突き飛ばされると思っていた。
どうして受け入れる?






彼がぶつけてくる言葉から、彼が誤解していることを知った。
うん、きっとそう思ってるんだろうなとは思っていたけれど・・・・。
気持ちを伝えたことはない。
けれど、わたしは甲斐さんが好き。
彼のことが嫌いになったからチームを抜けたんじゃない。
ましてや、向こうのチームリーダーのことを好きになんてなってない。
確かに言い寄られてはいるけれど、そこは頑として突っぱねている。

・・・好きな人にしか触れられたいと思わないもの。

彼の辛そうな苦しそうな顔を見て、わたしも苦しくなる。
それと同時に、こんな顔を見せてくれるくらいにはわたしのことを必要だと思っていてくれたのかな、と思う。
怒りの言葉と冷静な優しい言葉。
どちらもわたしの胸に突き刺さる。

怖い顔で壁際へ追い詰めてくる。

恐怖を感じたわたしに落とされたのは・・・キス。






かちゃ





『鍵が開いた?』



ドアを開けてみると・・・・
そこにも部屋が。
今までいた部屋とほとんど変わらない部屋。
今開けたドアの他にもう一つのドア。
もちろん鍵がかかってる。

『離れたモノを重ね合わせるって・・・・キスしたから開いたのか?』

そこで、もう一度・・・・キス。


そう簡単には開かない。

『その先が必要なのか?』



この部屋の扉が開いても、もう一つ部屋がありました。
1つのドアはバスルーム、もう1つのドアは開かない。
ここまで進んだけど、やはり部屋の外へは出られない。


『離れたモノを重ね合わせる』

これは”身体”だけの問題じゃありませんでした。
離れてしまった”心”も重ね合わせなくては。



わたしと彼が離れてしまった原因になった出来事。

それは、わたしが、『彼が不正をしている』と信じ込まされ、”彼の立場を守るために”チームを抜けたということ。

『オレは不正を正す側の人間だよ』

彼が何やら隠れて動いていたのは、不正を発見してその対処のために動き回っていたから。
それを上手く利用されて彼のライバルに嵌められたってこと。

ちゃんと彼に話を聞けば良かった。
そうすれば、こんなすれ違いなんて起きなかったのに。
そうすれば、こんな変な部屋に閉じ込められるなんてこともなかったかもしれない。




というところで、音周りの話し。
こうやって書いてきたように、2人の心の動きとかはとってもじれったくてハラハラしたりドキドキしたりと面白いものでした。
シンとした密室ということで、余計な音も無くて音もクリアなのはとても良かった。
のだけど・・・・
肝心の効果音が・・・・
ワッショイ太郎さんの息遣いと効果音が合ってない。
チグハグなものだから、聞いている『私』はどっちに合わせて良いのか分からない。(笑)
いや、もしかしたら、ただボーーっと聞いてるのならいいのかもしれないけど。
せっかくのダミヘで臨場感ばっちりなんだから、そこはどっぷりと堪能したいじゃないですか。(///)


そんな、『もったいないなぁ』という気分に包まれたまま、物語は進む。

時間も進む。


月曜日。
就業時間よりもかなり早い時間に会社で彼とばったり顔を合わせた。

『え…と、週末は何してた?』

「何って・・・」

『オレ、オマエと変な部屋に閉じ込められた夢を見て・・・』

「わたしも・・・」

『じゃあ・・・あれは夢じゃなかったのか?』



部屋に閉じ込められた時も記憶を失くしてましたけど、解放された時も記憶の無い状態だったようです。
いつの間にか、自室にいた・・・ってことなんでしょうか。



ね、不思議でしょ。
モヤモヤするでしょ。(笑)
どういうことなのかって追求したくなっちゃうでしょ?

これはね、気になって眠れなくなっちゃうよ?(笑)

なんとなく、シリーズ化しそうな気配もあるから、是非ともこの謎をスッキリさせてほしいな。








さて、今夜は・・・・・地獄温泉にしようかな。
明日の感想もお楽しみに~