突然、濃ゆい話しから入ります。
(感想記事は少し下がったところからのスタートです)
SとMを描いたとある文章を読む。
この文章のシチュエーションにドキドキする。
展開されるやり取り、というよりは一方的な命令にクラクラする。
『上着を脱ぎなさい』
命令される。
音声脳内変換は自動で(笑)四ツ谷サイダーさんになった。
実は昨夜のTwitterで蒼井夕真さんのたった一言・・・
『素直に言ってごらん?』
(音声はもちろん蒼井夕真さん本人の声で自動脳内変換)
このツイートで思わずスイッチが入っちゃった(汗)って状況になったので、この文章も読んでいるうちにスイッチが入っちゃうかも・・・と思いながら。。。。
簡単に言うと結果はスイッチが入りそうで入らないってことに。
何故?
昨夜はたった一言でスイッチが入ったのに?
この文章は女性の視点で書かれてる。
彼に言われてどう思ったのか、どういう状況になっているのかっていうのが書かれてる。
これ、私が感想記事を書くときと同じなんです。
CDはもちろん『彼』の声しかないわけだけど、感想記事にする時には彼視点というよりは自分視点で書くことの方が多い。
だったら、なおのこと入り込みやすそうなのに?
そこで気がついた。
私が自分視点(女性視点)で書いたものってのは、私が『感じたこと』を言葉にしてるわけですね。
一度、自分の中を通して消化してるってことです。
でも、この物語は違う。
私が体験する間もなく、女性の気持ちってのが書かれてるわけです。
感じていることに差はないと思うのに・・・
どうやら、自分の気持ちを先回りされてしまったためにスイッチが入るまでいかなかったみたい。
なるほど。
もう一度、さらにもう一度・・・・咀嚼しなおして。。。。
あぁ、今度はスイッチが入ってしまいそう。
そして、思う。
この時、彼は何を思い、何を考え、どうなっていたんだろうか。
彼の、Sの人の気持ちを知りたいと思った。
彼は、彼女に何を求めているのだろう。
彼は、彼女に何をぶつけようとしているのだろう。
ヤバいヤバい、スイッチが入る前に感想を書いてしまわなければ。
というところで、本日の本題はこちら。

偽の恋人とのラブハプニング❤CD
蜜恋(ハニー)ライアー!? Vol.2 琥珀ユヅキ
ボイスは鳥海浩輔さん。
ではでは、いつものように、ネタばれは困るのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。
今回の彼、琥珀ユヅキとの出会いは、『わたし』が引っ越した先の部屋。
不動産屋さんの手違いでダブルブッキングしてしまったのだという。
代わりの部屋の手配は空きがないのでできないとのこと。
困る、それは困る、とっても困る。
わたしはようやく親を説得して、念願の一人暮らしを始めるところだったのだから。
もし、これで実家に帰ったなら、もう二度と一人暮らしはさせてもらえない。
だから、わたしはここを譲るわけにはいかないの!
ユヅキにしても譲れない事情がある。
華道の家元の息子で琥珀家の跡取り。
4人兄弟の末っ子だけど、兄たちは自由奔放なために華道の家元を継ぐのはユヅキ。
両親には、制作に集中したいからということで一人暮らしを許してもらった。
もっとも、これは実家から離れるための方便。
自分の本当の意思、思い、というものを見失ってしまっているから。
親や他人から向けられる期待やこうあってほしいという姿と、『自分』とのズレが息苦しくて・・・・・。
こんな感情の乱れが『華道』にも現れる。
思うように活けることができない。
活けたいという気持ちすら薄らいでいく・・・・。
そんな現実から少しでも離れるために一人暮らしをしようとしたのだから。
本当なら、『わたし』のことを追い出すのが順当。
契約の順番から考えると、わたしの方が『間違い』の契約なのだから。
けれど、追い出さずに『一緒に暮らそうか』と提案したのは・・・・
無意識に相手が望む形を演じるクセがついていたからだろうか。
そして、『わたし』が困るだろうという優しい気持ち。
この学園、不純男女交際は禁止で見つかれば退学。
ただし、抜け道がある。
それは、親が認めた『婚約者』だということ。
そこで始まった、偽の恋人としての生活。
学園でも『恋人』として甘く接してくる。
特に恋人はべたべたに甘やかしたいタイプだというから・・・・
それでなくても普段から『甘い王子様』みたいな人なのに、それこそ蜂蜜でべたべたに甘くべとついてるってくらい甘い。
『わたし』のほうも奥手のようで、こんな風にベタベタ甘やかされるのには慣れてない。
ぎこちなく固まったり真っ赤になったりというのは必須。(笑)
少しでも慣れるようにって家の中でもベタベタ甘い状態が続く。
あ、甘すぎて息切れがしそうなくらい。
そんなある日。
わたしの友達カップルとのダブルデートが企画された。
訪れた場所は・・・・期間限定のお化け屋敷。
実はユヅキは怖いのが大の苦手。
お化け屋敷の中のちょっとした物音にもビクビク。
このシーンのユヅキ、とっても可愛い。(笑)
思わず、よしよし大丈夫だよって抱きしめてあげたくなっちゃう。
ユヅキとしては、こんなダメな弱いところを見せたんだから嫌われる・・・なんて思ってる。
そんなことないのに。
そりゃ、良く見せたいっていう気持ちが出るのは人として有ることだと思うけど。
弱みやダメなところを見せてくれるのって嬉しいものよ?
何て言うかな。
懐に入れてくれたっていうのかな。
本当の意味で、一歩も二歩も近くなったって感じがして。
家で映画を見るシーンもクスクス。
わたしが映画を見るというので、ユヅキも一緒に見ることに。
ユヅキも趣味は映画観賞だしね。
で、わたしが選んだのは・・・・ホラー映画。(笑)
怖かったら見るの止めて先に寝てていいよ?
そんなこと言われても、途中で見るのを止めるのも怖い。
一人で先に寝るのも怖い。(笑)
『こんな怖いのよく見ていられるね』
なんて言いながら、わたしを後ろから抱きしめて恐怖に耐えてる。(ふふ)
と、ここでいきなり停電!
聞いている『私』、ユヅキの叫び声に驚いてびっくーーーん!(笑)
もう、ユヅキ驚き過ぎ。(笑)
布団の中に潜っちゃえば安心って、布団に結界張ってるわけじゃないんだから。(クスクス)
『陰陽師の友達を作っておけばよかった』
って、ただ停電になっただけで、何も出てきてないけど。(笑)
私自身、ホラー系は大好きで夜に一人で見られるタイプ。
全然怖くないんじゃなくて、それなりにびっくーーんとしながらも、『やっぱホラーは面白い』って思っちゃう。(ふふ)
私と映画を見ようとなったら、ホラー率は高いですよ。(笑)
こんなありのままの自分を受け入れてくれる『わたし』との生活で、ユヅキの制作意欲は飛躍的にUP。
コンクールでも最優秀賞を取るくらい。
そして、これが転機になる。
ユヅキの実家から、戻ってくるようにという連絡が入った。
もともと、制作に集中するためってのが一人暮らしの条件だったから。
結果が出た今、それは不要のものとなる。
『わたし』に何かしてあげたいと思っても、それは『恋人としての演技』だと取られてしまう。
『演技じゃなくて、自分がそうしたいと思ったんだけど・・・』
わたしにハッキリと告げられない想い。
わたしを一人あの部屋に残し、ユヅキは実家へと戻る。
そして、決意する。
やっぱり、一緒に居ないとダメだ、と。
あの子が好きだ、と。
再びわたしの前に現れたユヅキは・・・・
真っ赤な薔薇の花束を抱えていた。
『花言葉は・・・・あなたを愛しています』
正式にユヅキの両親に紹介されたわたしですが・・・
どうやら、彼の両親にメチャクチャ気に入られたようです。
男ばかりの兄弟で、待望の『娘』になるというので、このベタベタぶりは・・・・
「ユヅキくんとご両親って似てるよね」
今後、わたしにはユヅキ×3のベタベタが待ち受けてるってことですね。(笑)
うん、今回も良い子でしたね。
良いお話でした。
『嘘から始まる同居』っていう”きな臭い”スタートですが、とっても心温まる作品になってる。
次回作も楽しみ。
さあ、いよいよ今回の感想ラッシュのラストになってしまいました。
明日はパラダイスo'ウィスパーの感想です。
お楽しみに~

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