休日出勤となった今日。
まあ、要するに、普段の土曜日の仕事と同じってことね。
出勤が決まったのが昨日で、しかもノート当番ってことになってしまったので、いつもより20分早く出発。
selenaさんにお裾分けしてもらったロクシタンのローズを振り撒いて・・・・
なるほど、癒しの薔薇というだけあるね。
ローズっていうと自己主張の激しいキツイ香りのものが多い中、これはとても・・・そうね、『奥ゆかしい』っていう感じかな。
ハグしたりっていうパーソナルスペースの中でも密接度の高い距離じゃないと、もう香りを感じることはできないだろうけど。
それでも9時間経ってるのに、ちゃんと控えめに香ってる。
さ、というとこころで、こちらの感想いっちゃいましょう。
新撰組比翼録勿忘草 第六巻 山南敬助
ボイスは緑川光さん。
では、いつものように、ネタばれは困るのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。
お待たせしました。
勿忘草・山南さんの感想です。
過去作、黙秘録・血魂録には出ていなかった山南さん。
比翼録で初お目見えとなります。
キャストトークで緑川さんも山南さんのことは知らなかったと話してましたが、私もあまり詳しくは知りません。
知ってはいましたけどね。(笑)
明確な物証は出ていないのだけど、山南さんは仙台のとあるところの出ではないか、と。
家紋からの推察なのですけどね。
出自にはちょっとした謎がつきまとっているようです。
そして、みなさんの安心材料のために、先に言っとく。
史実でも、これまでの巻でも(特に沖田さん)、新撰組を抜けた山南さんは切腹を言い付けられ、介助役に沖田さんが・・・ということでした。
遠くない将来に死が迫っている伊東さんの時も、先々の話ではなく、近々の話でのハッピーエンドだった。
ということは・・・?
でも、山南さんが切腹するのって・・・すぐだよ?
幸せな時間が短いの?
それは嫌だな・・・・・これまでみんな幸せを掴んできてるんだから。。。
そんな不安な気持ちを持ちながら、半分は覚悟して、残りの半分は期待をして。
そうしたら、なんて素敵な解決方法!
もしかしたら、現実でもそうだったのかも?と思ってしまうハッピーエンドを作り上げてくれました!
これから聞くって方。
安心して聞いてください!
昨夜聞いた時は不安を抱えていて、気もそぞろってところがあったから、次に聞く時は思いっきりどっぷりと世界に入り込みたいと思います。
さて、物語の始まりは池田屋事件。
この時、山南さんは屯所警備に残っていた。
そうだよね、全員出払ってしまってはマズイものね。
誰かが残っていないと。
この部分、山南さんの語りで進められていく。
『わたし』が下女として屯所に来ることになったことも、語られる。
山南さんは総長ということで、剣術の稽古をつけたり、隊士たちの相談役になったり、苦情係になったり(笑)
なんでも、池田屋事件の時に、原田さんが暴れ過ぎて、何やら壊されたと苦情を言いに来る人の応対もしなくちゃいけない。
山崎さんが留守だからと、代わりに治療用のお酒の注文をしたり、その他、屯所で使う色々なものの仕入れも手配してる。
のほほんとしているようで芯のしっかりとした近藤さん。
その柔の近藤さんを支える剛の土方さん。
この2人を見守りつつ、他の隊士たちにも目を配り、新撰組以前からの知り合いである勿忘草シリーズの面々の世話も焼きつつ・・・・。
総長ってのも楽じゃないななんて、聞きながらクスクス笑いが込み上げる。
そこへ何かと手のかかる『わたし』までが加わったんだもんね。
今までの巻を聞いていても、わたしはかなりのドジっ子ですよね。
それ、当然ながらこの作品でも実装されています。(笑)
でもね、でもね!
聞いていて、『それ、無理だから!』ってのが・・・・。
わたし、買い物を頼まれました。
えーと・・・墨と帳簿と帳簿の結び紐でしたっけ。
まだあったよね・・・(爆)
しかも、みんな同じ店じゃないの!
これはあそこの店がいい、これはこっちの店がいいってお店の名前を出すのだけど・・・・・。
お、覚えられません。(爆)
『わたし』も、当然『私』も。。。。。
それに、わたしは京生まれのの京育ちだけど、これらのお店は知らないみたい。
仕方ないと、一緒に行ってくれることになったのだけど、1回で覚えろって・・・・・
わたしは覚えられるのかな?
意外と方向音痴じゃないのかも?
聞いてる私はプチパニック。
こんなの絶対に1回じゃ覚えられない。
帰り道が分からなくなる自信がある!
CDなんだから置いていかれるはずはないのに、置き去りにされたら困るっていう妙に焦った気持ちに包まれちゃった。
いろいろ買った荷物を持ってくれる。
優しいんだね、なんて思ってたら・・・・・
『新撰組の総長が女に荷物を持たせて歩いていたら体裁が悪い』
という理由だった。(苦笑)
それでも、人気のない道を通っても、そのまま持ち続けてくれたところをみると、やっぱり優しいんだよね。(たぶん)
この買い物の最中、妙に焦るような居心地の悪いようなっていう気持ちになったのだけど、その理由が分かりました。
ぬかるんだ池の側の道を通った時、『転ぶなよ』と声を掛けられ・・・・
(そんなこと言われたら余計に緊張してコケそうだよ)
なんて思っていたら・・・わたしってば、想像の斜め上を行きました。
・・・池に落ちちゃった。。。
当然、全身ずぶ濡れ。
しかも、『頭の上に水草が乗ってる』っていうくらいだから、どんだけ思いっきりダイブしてしまったんだか。(苦笑)
ここで、思いっきり笑われる。
(そ、そこまで笑わなくたって・・・)
何でも、この時まで山南さんはイライラしてたんだって。
(きっとそのイライラが私に伝わってきてて居心地が悪かったんだね)
わたし、別に笑わせようとか気を晴らしてあげようとかって思ってたわけじゃないのに。。。
勝手に、わたしの姿を見て、思いっきり笑って、『気が晴れた』。(ひ、ひどい)
でも、『早く帰って風呂に入れ』って言ってくれるってことは、やっぱり優しい・・・の?
(分かんなくなってきた)
伊東さんとのエピソードもありました。(笑)
伊東さんと山南さんには共通の趣味がある。
それは『錦絵』。
人懐こい伊東さんは、それを知ると、ことあるごとに自分のお気に入りの錦絵を見せようとするのだとか。(ふふ)
山南さんは辟易としてる。
すでに伊東さんのあの雰囲気を知ってますからね。
思わず、クスクスと笑いが込み上げる。
あの独特の押しの強さに、さすがの山南さんもたじたじなのかって。
だからって、わたしの部屋に『かくまってくれ』って。(笑)
子供みたい。(ふふ)
別の日の買い物の時。
帰り道に襲われた。
相手は一人。
刀を抜いて応戦するけれど・・・何となく押され気味?
きっとわたしが邪魔なんだ、と思っていたら・・・・山南さんは肩を切られた。
そこへ新撰組の見周り組が通りかかって助かったのだけど。。。
この時に初めて知った真実。
以前の傷の影響で左腕で刀を握れないのだと。
これ、剣道をやったことある人なら分かると思うけど、刀って左で握って、右手は添える。
(左利き右利き関係なく)
左で力を、右で太刀筋をっていうイメージかな。(息子談)
その左が利かないとなると刀に力が入ってないのと同じ。
池田屋のときもその後の大阪出陣のときも、居残り組になっていたのは、屯所を守るためもあるにはあるけど、戦場に行っても戦力にならないからというのが本当のところ。
自分の新撰組での役割は・・・何なのだろう
ずっと自問している。
自分の考えにしても、近藤さんや土方さんとずれてきている。
平助くんが勧誘してきた伊東さんに相談を持ちかける隊士も増えている。
刀を握れない自分。
自分が居続けることは、新撰組のためになるのだろうか。
そうして、ある日、一つの決心をする。
『新撰組を脱退する』
近藤さんと土方さんに相談することにしました。
山南さんの腕の状態を知っている彼ら。
彼の苦しみもジレンマも全ての思いを分かってる。
ただ、法度によって脱退は禁じられている。
そこで、近藤さんと土方さんは一つの方法を示した。
夜が明ける前に山南さんは新撰組を出ていく。
翌朝になってから、追手がかかる。
その追手によって山南さんは掴まり、切腹をした。
という話をすればいい、と。
これね、もしかしたら、本当にそうだったのかもって思わせるっていうか思いたい。
山南さんにかけられた追手は沖田さん。
小さいころから兄のように慕い、ずっと共に笑い語り戦い生きてきた人。
そんなことは近藤さんだって土方さんだって嫌というほど分かってる。
それなのに、わざわざ沖田さんに命じた。
沖田さんの腕が立つから?
この冷酷さがずっと気にかかってた。
この人たちの性質にそぐわないって、ずっと思ってた。
でも、これなら。。。
体裁を整えながらも、安全に逃がすためにだとしたら、沖田さんに命じたっていうのも納得できる。
(本当にこうだったら、いいのにな)
夜遅く、わたしの部屋へとやってきた。
夜明け前に新撰組を出る、と。
そして、わたしについてきてほしい、と。
いえ・・・・
一緒に来い、と。
2人で錦絵の場所を巡る旅に出る。
いくつめの街なのだろう。
露店に小間物を扱っているところがあった。
そこで見つけた色鮮やかな櫛。
櫛が出た途端に、私は『キターーー♪』
露店の櫛はキレイだけど安物だから、『ちゃんとした店で買ってやる』って言ってくれる。
『一生持つ、大切なものだから、良いものを』、と。
作中のわたしはイマイチ、ピンときてなかったようで(苦笑)、ワンテンポ・・・ツーテンポくらい遅れて、その意味に気がつく。(遅いよ:笑)
今回で6回目のプロポーズ。
はぁ、何度されても良いものよね~
心の底から暖かくてふわふわして、とってもとっても幸せな気持ちに空気に包まれる。
たくさん好きって言ってもらって、愛してるって言ってもらって。
やっぱり、幸せな嬉し涙が出ちゃって。
作中の中だけじゃなく、現実世界でもこの幸せが欲しいなって思って、また涙が出ちゃって。。。
さて、もちろん、リップ音もちゃーーんとありますよ。
お風呂掃除がなってないって、手本をみせてやるってところで、わたしが滑って転んで・・・
山南さんを押し倒しちゃった。(笑)
『誘ってるのか?』
ってそんなことありませんから!
何だかんだで、山南さんはけっこう強引な人です。
ま、その強引さがまたイイんですけどね。(ふふ)
山南さんのキスを受けてたら・・・・なんだか無性にアヤトに会いに行きたくなってしまいました。
今夜は聞きたいものがあるから・・・・アヤトのショートストーリーくらいにしておこうかな。
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