ムチャクチャ話の長いおばあちゃんのところを、
『この後、まだ行かなくちゃいけない家があるから!』
って、過去最短の7分(!)で脱出。(苦笑)
明日〆日なんだけど、残り1軒にまでこぎつけました。
明日の朝、出勤前に寄ってみようかな。


そんな私、昨日とは打って変わって落ち着きを取り戻してます。
突き詰めれば、まだ普段とは違うんだけど・・・
それでも、昨日みたいな激しい落ち込み方からは脱出してますね。
やっぱり、私は月ボイドよりも、満月。
しかも、どちらかというと少し前倒し気味で影響を受けるっぽいです。
考えてみたら、去年のグランドクロスの時も前倒しで揺らめきが始まったし。
水星逆行もそうでした。
実際に逆行が始まる直前に影響が出始めたしね。


さて、昨夜は月夜叉を聞きました。
どう書こうかって今も悩んでいるんだけど・・・・
作品の後半部分に入ってから、音声はちゃんと聞こえているけれど、別のビジョンが頭に浮かぶという不思議な体験をしました。
寝ちゃったのかな?って、キャストトークまで全て聞き終わってから、戻って確認してみたんだけど、ちゃんと聞いてる。
聞き直した時には、そのビジョンは出てこなくて、きっとこれを聞いてみんなが思い浮かべるんだろうなっていう光景が浮かんだんだけど・・・。

まあ、とりあえず、書き進めてみましょうか。

ということで、今日はこちらの感想です。




明治吸血奇譚「月夜叉」如月の巻 四朗

ボイスは梶裕貴さん。

ではでは、いつものように、ネタばれは困るって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。

























四朗との初顔合わせは、彼が突然わたしの部屋を尋ねてきたってこと。

ノックもせずに失礼しましたって言葉はとても柔らかだけど、よく考えてみたら、わたしが寝てようが起きてようが、ノックしてから入るってのが礼儀なんじゃないかと。(笑)
『きっと寝てるから、そっと入っちゃえ』
っていう気持ちがあるからの行動でしょ?

四朗がわたしの元を訪れたのは、卑弥呼の末裔であるわたしの様子を窺うため。
『特別、特徴の無い容姿』だから今まで見つけられなかったとしても無理はないって・・・・
なんだか優しい口調で、地味に酷いことを言われてるような気がしないでもないんですが。(苦笑)

わたしはやはり霧乃助に連れられて、ここ黎明館に来たのだけど・・・・
霧乃助は説明するのが面倒だったんでしょうね。
夜叉とは何かということも、わたしが卑弥呼の末裔だということも、卑弥呼の血筋の血が夜叉たちにとって重要なものだということも、およそ必要だと思われることの何一つ説明していない。
おまけに、やっぱりわたしの荷物は捨てられてます。
(なんで捨てちゃうの?)

四朗は静かに優しくこれらのことを説明してくれて・・・
さらに、血を吸われることは人間にとって悪いことではない、なんて言い出す。

どういうこと?
と思っていたら、吸血される際の快楽のことを指してました。
四朗曰く、黎明館にいる夜叉たちの中で一番吸血が上手なのだとか。(それを自分で言う:笑)

ものは試しと・・・

『手を出して』

わたしも素直に手を差し出してますが。(苦笑)
最初の吸血は、手から。

でもね、言うだけのことはある。(笑)


恒例の街へお買い物シーンもあります。
わたしが街への道順を覚えたら、一人で街へ買い物に行くこともできると言われる。
強制的に連れてこられたのに、ずいぶん自由にさせてもらえるんだ、と少々不思議な気分。
街は賑やかでいろんなお店がある。
わたし用に食料をということで、最初に八百屋さん。
食料品の買い物には慣れていないとみえて、あれもこれもとたくさん手に取る。

(そんなにあっても食べきれないから!)←私

作中の『わたし』も食べきれないからと意見してましたが。


とある道。
『この先には絶対に行かないように』

その道の先には教会があるのだという。

なんでも、教会の周辺では火事が頻発していたりと治安が良くないのだと。

四朗がバテレンであり、布教のために教会に出入りもしているし、個人宅に出向いての説諭もしていると告げられる。

ある日、帰宅した四朗の服に血がついているのを見つけた。
そう、布教先の個人宅で吸血したときについたものだと・・・・。


四朗は、わたしに色々と嘘をついていた。

教会近辺で多発している火事。
火をつけていたのは四朗。
しかも、わたしがあげたマッチを使って。
(それまでは火打石を使っていて、その音のために早く発見されていたのだとか)
個人宅に出向いての布教というのも、バテレンに傾倒させておいて吸い殺すため。
これはいわば見せしめ。
バテレンを信仰するとよくないことが起きると周りに思わせるため。

神を憎み呪う心からの行動。

天草四朗

これが四朗の名前。
神童と呼ばれ、神の御業を説き、弾圧されていたキリシタンたちをまとめ導いていた。
島原の乱の時。
『あなたは生き延びてください』
と、無理やり生き逃された。
戦いの終わった戦場に戻ってみると、仲間たちの亡骸の中に、自分の服を着た信徒を見つけることになる。

神童と言われたのに、自分には何もできなかった。
こんな惨い仕打ちを受けているのに、神は救ってくれなかった。
この世に神なんているものか!

自分を信じ、神を信じて死んでいった仲間たち。
彼らの死を無駄にしないように、彼らが生き続けられるためには・・・

死んでしまった仲間たちの血を啜る。
自分の中で彼らを生かすために。
何万という人の血を啜り、四朗は不老不死の夜叉になった。

『これは黎明館のみんなには内緒だよ』

ということなのだけど、大量の人の血を飲むと不老不死になるのだとか。
四朗はこの姿のまま230年生きている。
他の夜叉たちのように、できるだけ人の血は吸わずに獣の血で生を繋いでいるのだと、夜叉本来の力が薄まってしまうらしい。




さて、私が不思議なビジョンを見たのは、黎明館から街へ向かう道とは逆の方に進むと海が見えるというところ。

この先には崖があり、そこから海が見えるのだと。

それまでは普通に2人で雪かきしてるシーンとかがちゃんと頭のスクリーンに出てたりしてたんだけど。。。

それぞれ、連続したものではなく、場面転換があったかのように、パンと場所が変わっている。



四朗に連れられて海の見える場所に立つ。
満天の星空。
見上げると、星が降ってくるような・・・・
星空に吸い込まれるような・・・・
あまりの迫力に方向感覚がなくなる。
軽いめまいを起こしているようにぐらりと身体が揺れる。
正面に目を向けると、大きな帆船が見えた。
輪郭が蓄光の何かで縁どられているように、ほのかに妖しく光る。



私は男性と2人で時に向かい合い、時に横に並んでいる。
四朗と思われる人物が私たちの周りを舞い踊りながら語る。
大きな鋭い刃物を持って踊ってる。
語りの調子に合わせて、静かに、あるいは激しく。
それを見ている私たちは、このままじゃ四朗が危ないと感じている。
何かを言ってあげなくちゃ。
そう思うのに、声が出ない。
そんな刃物を振り回しながらなんて危険だから、取り上げたいと思うけれど、手が出ない。
付かず離れず、ただただ見守ることしかできない。
この時の場所は明るい大広間。
大きく開け放たれた窓から庭へ出られるようになっている。

四朗の苦しい胸の内が語られているシーンがこれになる。



大きな窓から庭に出たと思われる。
左手の方に大きな岩を組み上げたような高台がある。
そこによじ登り・・・・
周りは暗い。
空と海の境目が分からない。
灯りが欲しくて・・・空を見上げる。
星のきらめきが大きく動き、身体が左へ傾き・・・・落ちる。



四朗の声で我に返ったというか・・・・・
ビジョンが終わったというか・・・・

声も聞こえるし(聞き直したらちゃんと聞いていた)、感触もあった。
平衡感覚もあった。
ぐらりと揺れる感覚も。
怖いくらいの星空も、薄く光って浮かび上がる帆船も、ハッキリと見えた。

って、これは確認してないんだけど、『帆船』は出てきてるのかな。
もちろん、この間もずっと四朗は喋り続けていて(CDだからね:笑)
だけど、私はこの景色に目を奪われてて、話半分っていうか、聞き流してる。
あまりにも圧倒されて。。。。


作中では崖から飛び降りたわたしを四朗が身を呈して助けていた。
自分が不老不死の夜叉になった理由。
こうして、自分のことを投げ出してでも誰かを助けるということができるように。
そのために・・・・

ってのを聞きながら、私は動揺中。
これは寝ちゃってて夢を見たんだなってのが最初に思ったこと。
で、戻ってところどころを聞き直してみたんだけど、ちゃんとこれらの映像を見ながら聞こえていたものと同じなの。
抜けているところも無いみたい。
ということは、夢じゃなくて、ビジョン?
それとも、音がしっかりと入り込んだ夢?

何にしろ、こういうことは初めてのことだから・・・・
不思議過ぎて自分でもよく分からないって感じになってます。








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