今日は昨日と一変。
肌寒い一日となりました。
が・・・・・・
暑がりな生徒さん、汗かいてました。(室温20.5度)
(でも、これ以上涼しくするなんて無理だから勘弁して:苦笑)


そんな中、着々とスバルイメージアクセが形になってきてます。
今作ってるのはブレスレットなんだけど、これまたビーズアクセではあまり無いんじゃないかな?っていうデザインになってます。


というわけで、サクッと感想にいってしまいましょうか。




明治吸血奇譚「月夜叉」神無月の巻 霧乃助

ボイスは近藤隆さん。

ではでは、いつものように、ネタばれは困るわって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。
























時は明治。
所は北海道函館。

もうね、北海道が舞台というだけで血が騒ぎます。
これってDNAなのかなって思う。
北海道を離れて関東で暮らしている方が遥かに長くなってしまっているのに、北海道に降り立った時の『空気』が好き。
『波動』って言ってもいいのかもしれないな。

そんなだから、北海道が舞台と聞いた時から鼻息荒く待ち望んでました。
(しかも、吸血鬼ものだしね♪)

先日のクリミナーレ!のときに、映画1本分だ、ということを書きましたが、計らずも今回のキャストトークで近藤さんも同じことを口にしてました。(ふふ)
『2時間ドラマ』とか『活劇』(ふ、古くない?w)だとか。
今作もキャストトークを抜くと1時間45分くらいでしょうか。
本当に映画1本分というボリュームです。
でもね、だからってこれを半分の時間にしちゃったらダメ。
どこにも無駄な部分ってないもの。
時間を削ろうって無理に半分にしちゃったら、とってもとっても残念なものになっちゃう。




さて、冒頭で『わたし』・・・迷子になってます。
しかも何日も同じ場所を歩きまわってる。(苦笑)
そんなわたしをつかず離れず見ていたのが『霧乃助』。
彼は甲賀忍者の末裔。

何故、わたしを夜叉が集う「黎明館」へ連れ去ろうとしたのか。
それは、わたしの血筋に秘密がありました。

わたしは両親を流行り病で亡くしてしまい、親戚を頼って北海道に辿りついた。
両親からは何も聞かされていなかったのだけど、霧乃助が言うには、わたしは『卑弥呼』の唯一の末裔なのだとか。
そして、卑弥呼の血筋のわたしは、普通の人間たち数百人分ものパワーを血の中に秘めているのだと。
要するに、黎明館にいる6人の吸血鬼の『えさ』になるということ。

わたし一人が犠牲になるのと、何百人もが犠牲になるのと、どっちがいいってわけの分からない話を突きつけられる。


この作品の作りは「想望三國志」に似てます。
彼の語りの部分として、『わたし』が彼に対して話したことが語られる。

街へ買い物に出たりして、しかも一緒に街へ行くけれど、バラバラに行動して買い物したりするのだから、逃げようと思えば逃げられる。
(逃げ切れるかどうかは横に置いておいて)
それでも彼から逃げずに一緒に居る。
それは、彼がわたしの命の恩人だから。

まあ、もともとは彼が狙われていて、一緒に居たわたしもターゲットになったというだけの話なのだけど、それでも彼がわたしを助けてくれたことには変わりはない。
最初は命の恩人だからという気持ちだけだったのだと思う。
でも、彼の心の奥に触れた時に、何かが芽生えたのだと思う。

たくさんの人を殺してきた彼。
それが彼に悪夢を見せる。
悪夢に苦しむ心を持っている彼は、決して鬼などではない。
彼の心が少しでも癒されるなら、少しでも楽になることができるなら。。。。

精霊流し

北海道からは遠く離れた地、九州から広まった風習で、と説明が入る。
ただ、精霊流しと言っているけれど、場面の状況からすると灯篭流しかな?
もっとも、実際に精霊流しを見たことないから、精霊船のような大きなもの以外に小さな舟形を使うものもあるのかもしれないけど。
灯篭流しは経験有りますね。
これはいつだったんだろう・・・かなり小さかった記憶が・・・。
たぶん、父の実家のある秋田での体験だと思うのだけど。

まあ、とにかく、これによって悪夢を見なくなった霧乃助がわたしにプレゼントしてくれます。

百色眼鏡

これ、万華鏡のことですね。
万華鏡よりも簡単な作りで、万華鏡の前身という類なのかもしれません。

わたしは牛乳を買いに、彼はこっそりと雑貨屋へ入り、この百色眼鏡を買う。
覗いて見えたガラスのきらめきが精霊流しの灯りに似ていたから。

ここで、執拗に彼を追い狙っていた忍者たちの襲撃を受ける。
普通に戦ったのでは負けてしまうからと、今度は刃物に毒を塗って。

ここでね、死んじゃうのかと思った。
吸血鬼なのにって。
ディアラバの世界のように死にたくても死ねない存在なんじゃなくて。
日本の吸血鬼には死を迎える余地があるのか、と。

作中のわたしは彼が刺されたことに気がついていない。
聞いている私は泣いて泣いて泣いて・・・・・・・

泣きながらPC画面を見ると、まだ1つトラックが残ってる。




生きてました。
また、私の涙を返して事件です。(笑)
(でも、良かった。生きててくれて)

それまでにパワーを秘めたわたしの血をたっぷり吸っていたからなのか、やっぱり日本の吸血鬼もそう簡単に死ねないからなのか。
敵に『死んだ』と思わせるために、いったん森の中に身を隠し、力が戻ってから東京へ向かい政府の重鎮たちにたっぷりと脅しをかけてきたのだとか。



これね、近藤さんも言ってたけど、その後のお話って聞きたくなります。
ドラマチックな長編も良いけど、甘いシーンだけのショートストーリーでも良いな。
いや、贅沢を言うと両方欲しい、みたいな(笑)


そうそう、作中でね、屋敷の周りの雪の中に野菜でも何でも放り込んでおけば日持ちするっていう話しが。
これ聞いて、『そうそう!』って。(笑)
よく庭の雪にミカンをポンポンと放って、冷凍ミカンにして食べたものです。










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