ピンときたら行動。
これ、夏から読んでいるkeikoさんの本の中にも、昨日のブログにも書かれていたことです。
自分で、『感度』が鈍いという自覚があるから、五感を磨くことをできるだけ意識したりしてますが、まだまだだなと、自覚した今朝。(苦笑)
それでも、少しずつ前進はしているようです。
占星学的に火の時代になるという。
火の時代とは行動の時代。
この流れに乗り遅れないようにというブログでした。
これを読んだのは、自分の通常記事をUPした後。
昨日の記事の冒頭で、いきなりビーズキット作成の話を立ち上げちゃいましたからね。
前々からちらほらと耳に入っていて、それでも動きださなかった件。
1人に言われて、実現可能かって検証をしようとしたら、直後に、もう1人にも同じことを言われた。
もう、これは行動しなさいの連続メッセージ。
『今、動かなければ』
火の時代のスピードについていけるように、頑張る!
という今日は、こちらの感想を。
新撰組比翼録 第壱巻 斎藤一
ボイスは高橋直純さん
では、いつものように、ネタばれは嫌いなのねって人や
こういうのって興味ないんだって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。
勿忘草の第3シーズンが始まりました。
スタートは第1シーズンで壱巻目だった斎藤さん。
そう、この比翼録の位置づけですが、第2シーズンの血魂録と同時期。
つまり、血魂録と時期は同じでも違うストーリーが用意されています。
語られていない別サイドっていうことじゃないですよ。
血魂録と比翼録という別々の『分岐』が用意されているということですね。
ちょっとゲームチックなあの分岐です。
この壱巻目の作品温度のままでいってくれるのなら、血魂録はバッドエンドで比翼録はハッピーエンドという位置付けになります。
さて、物語の始まりは、斎藤さんの帰還から。
密命で伊藤甲子太郎について新撰組を離れ、御陵衛士に入っていた。
同じ京に居ながら、会うことが叶わなかった想い人。
その斎藤さんが、何の前触れも無く、目の前に居る。
昨夜遅くに帰還し、早朝のうちに近藤さんに挨拶を済ませ、わたしを探していたのだという。
近藤さんに休みをもらったということで、一緒に街を歩かないかと誘われた。
わたし、まだ屯所の仕事の最中なんですけど・・・・・
そんなのは後でいいと、自分を優先しろと、少々強引に・・・わがままに・・・
そんな彼がとても愛おしい。
わたしは、黙秘録で買ってもらった簪をずっとつけている。
何か買ってやる、と言われて品揃えもあって大きなお店を覗いてみた。
斎藤さんに選んでほしいと言うと、どれも同じに見えるとか言っちゃって、選び方がホントに投げやり(笑)
(そんなテキトーに選ばないで!)
と、聞いている私はクスクス笑う。
本気で困り果ててる斎藤さんの顔が目に浮かぶ。(笑)
そんな斎藤さんを置いて、別の場所を見ていたら・・・・・彼が先ほどの場所で何やら手に取っているものがある。
気になって戻ってみると、彼が手にしていたのは椿の花が描かれている櫛だった。
『他に選んだものがないのなら、これにしよう』
昨夜、ジャケット裏のあらすじを読んだ時に、この櫛の本当の意味とは、という一文が気になった。
櫛は苦死に通じるから、贈り物には適さない。
そういう風に言われ育った世代です。
でも、わざわざ『本当の意味は』と書くからには、この時代特有の何かがあるに違いない。
検索しようかとも思ったのだけど、作中で明かされるのだろうし、ここはグッと我慢。
とりあえず、櫛を買ってもらった『わたし』はとても喜んでいる。
『宝物が一つ増えた』
『誰にも見られないように、夜に俺の部屋に来い』
ドキリとする。
何?何かとんでもないことが起きたの?
作中のわたしも、聞いている私も、ドキドキしながら夜を迎え・・・誰にも見られないようにコッソリと部屋を訪ねた。
何のことはない。
近藤さんが隠し持っていたカステラを土方さんが没収。(笑)
それを処分するようにと、ちょうど居合わせた斎藤さんが命ぜられ、甘いものが好きなわたしを呼び出した、と。
比翼録では出てこない近藤さんと土方さんの相変わらずの様子が目に浮かび、再びクスクス笑いが止まらない。
もちろん、甘く、限りなく甘く、そして、熱いシーンもあちこちに。
斎藤さんの部屋の中はもちろんだけど・・・・
こ、ここって・・・人が誰もいないとはいえ、外ですから~!!
ってまで。(笑)
『おまえは耳が弱かったんだったな』
って、確かに間違ってませんが(しかも右耳ですか!)、いつの間に耳が弱い設定になってるんですか!
と、本気でジタバタしてみたりして。(苦笑)
そんな甘い甘い時間もありながら、時代はどんどん進んでいく。
京から大阪へ、そして会津へ。
わたしの、どんなに危険であっても一緒に行くという思いを汲み取ってくれる。
『危険な状態になってもおまえを守れないかもしれない』
そんなことは、とうに覚悟している。
でも、戦況が最悪になったころの会津。
これ以上、危険なところに置いておきたくないと、京へ戻ることを命じてくる。
そんなのは絶対に嫌だから。
苦しい時も、死する時も、一緒に居たいから。
雨の中、一本勝負。
わたしが勝てば、もう二度とこういうことは口にしないと約束してくれた。
負けるわけにはいかないんだ。
まさに、窮鼠猫を噛む。
いえ、わたしの『涙』という最強な武器のおかげだね。
涙にひるんだ隙を見逃さず、一本。
時代は進み、明治になり、斎藤さんは警官になっている。
わたしは変わらず斎藤さんの側に。
そんなある日、あの櫛の返事をまだ聞かせてもらっていないと切りだされる。
そして、あれから随分と日にちが経ってしまったからと、改めて言葉にしてくれる。
プロポーズ。
櫛の意味は、苦しい時も死を迎える時も共に居てほしい、というプロポーズ。
なんて素敵なんでしょう。
今朝になってググったところ、これは江戸時代の風習で、離縁する時にはこの櫛を突き返すのだとか。(苦笑)
今作も、泣かせていただきました。
ただし、悲しみの涙ではなく、嬉しい涙。
幸せな涙。
心の奥から暖かくなり、喜びが溢れてきて、その想いが涙という形になった。
好きな人と一緒に歩いて行ける人生。
こんな素敵なことはない。
例え苦しいことがあったとして、それを上回るほどの幸福があるのだから。
どんなことがあっても、二人一緒なら怖いものなんて何もない。
だから、最期の時まで・・・・・掴んだ手を離さないで。
って、まず、手を掴んでもらわないといけないんですけどね。(ふふ)
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