エアコンは入れず、窓も開けず、扇風機だけで眠る。
(首振り機能が壊れているので壁に向けて)
タイマーで一度切れるけれど、すぐさまつけて、そのまま朝まで。
それでなくても暑い夜に、身体の芯から熱くなるものを聞きました。






ってことで、今日はこちらの感想を。




DIABOLIK LOVERS VERSUS Ⅱ ルキvsコウ

ボイスは櫻井孝宏さんと木村良平さん。

ではでは、いつものようにネタばれは嫌いなのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね

























今回の舞台はカールハインツの城『エデン』。

つい、声に出してみたくなったと、ルキが朗読を始める。
イヴが禁断の果実に手を出してしまった時の話。

そうそう、ルキの朗読といえば、来月発売のルキのキャラソン=キャラリーディングの試聴はしましたか?
これ、メチャクチャいいです。
前半だけ、それもスピーカーで聞いてこれだけ胸に響いてきたっていうことは、全部をヘッドホンで聞いたら・・・どうなっちゃうんだ?!ってくらい。

と、話を戻して・・・


どうやら、カールハインツに招待されて、この城『エデン』に来たわたしと無神兄弟。

ルキに誘われバルコニーへ出てみる。

城は滝に囲まれ、一年中枯れない花が咲き誇っている。

そして気がついた。

月蝕が始まる、と。

月蝕に影響されるというヴァンパイア。
けれど、もともと人間だった無神兄弟にどの程度の影響があるのかは、分からない。

そういう話を聞かされているとき、不意に耳元で囁かれる。


『家畜、オマエもそのつもりで来たのだろう?』


この最初の一言『家畜』だけで、身体の力が抜ける。

話しの合間にキスを落とされながら・・・・

ルキに自覚はないけれど、どうやら月蝕の影響を受け始めているよう。

ヴァンパイアを不安定にさせるという月蝕。
蝕が進むと心がざわめいていることを自覚し始める。

余計なことを考えないで済むために『わたし』に抱き締めろと言う。

そっと抱きしめてみると、震えている?
いつものルキとは明らかに違う。
混乱し、心が揺れている。
隠していた思い、あるいは本人も自覚していなかった思いが表面に出てくるということなのだろうか。

この考えを払拭するように、わたしの血を求めてくる。
ルキを抱きしめているのか、縋りついているのか。
快感に声を上げ、身体の力が抜けていく。

こんな風に弱った姿を、『醜態をさらしている』姿を見せてくれるからこそ、ルキのことが心配で、気になって、目を向けずにはいられない。
手を伸ばさずにはいられない。

ルキがわたしの血を吸いながら『たまらない』と言う。

私の方こそ、たまらない。
ルキの吸血が好き。



そこへ、コウくんが登場。
ルキの様子が違うことにはすぐに気がついているけれど、ことごとくルキに反抗する。
やはりコウには月蝕の影響を受けているという自覚はないのだけど、影響されているみたい。

コウくんがここへ来た理由は、枯れない花の咲く花園へ連れていくため。

コウくんに、連れていくけどいい?と問われ、

『勝手にしろ』

と、答える。

その返事を受けて、わたしを抱きバルコニーからダイブ!
『絶叫マシンって嫌いなの?』
はい、リアルで嫌いです。
ディズニーランドのトゥーンタウンにある子供用の小さなジェットコースターでも叫ばずにはいられないくらいに苦手です。
富士急ハイランドのフジヤマでは死を覚悟しました。

花畑に2人寝ころぶ。
自分のことを『イケメン』と言い切るコウくんに、『イケメンって誰』って軽口を聞いてみる。
コウくんってトップアイドルなんだよね、世間的には。
『お仕置き』ってキスされる。
至近距離で囁かれる。
吸血される。

そして、吐露される心情。。。。。

やはり余計なことを考えなくていいように『キスして』と言う。

この直前まではわたしが押し倒されていたけれど、ここからは逆転してるよね。
(じゃないと体勢的に無理)

コウくんに求められるまま、唇にキス。
目にキス。
頬にキス。
耳にキス。
再び、唇に・・・・・キス。


コウくんの吸血も好きだけど、キスの方が好き、かな。
お仕置きするとか、酷くするとかって言うけれど、やっぱりコウくんは優しい。

わたしを欲する気持ちと、ルキを大切に思う気持ちとの板挟み。

でも、どちらかというと、ルキを悲しませたくないとか苦しめたくないとか思う気持ちの方が若干大きいんじゃないかなと思っちゃった。
彼らの間には、わたしの入り込めない、『特別な絆』があるからなんだろうか。

わたしを『譲る気はないよ』と言いつつ・・・・・


わたしを背後から抱きよせるルキ。
わたしの正面にいて、『今日はキスがしたい』とたくさんキスしてくるコウくん。

ここから2人からの吸血が始まる。
身体の熱が上がる。
強烈な快感に思考が飛んでしまう。

ルキに『家畜』と呼ばれるたびに甘い痺れが走る。
家畜なんて酷い呼ばれようなのに、ルキにこう呼ばれると不思議と深い愛情を感じてしまう。
実際にあり得ないことだけど、『家畜』呼びでこんなに甘く感じてしまうなら、名前で呼ばれたら・・・・
『とーこ』と呼ばれたら・・・・



ルキが語る。
コウくん、ユーマ、アズサと出会い、ともにヴァンパイアとして永遠に続く生を得たこと。
そして、その永遠の時の中のほんの少しの間しか一緒にいることができない『わたし』に出会えたこと。
それらがとても大切で意味あることで後悔はしていない、と。

ジワリと涙がこぼれる。

コウくんはとても素直に真っ直ぐにわたしのことを好きだと言葉にする。
ルキもずっと側にいろと、俺のものだと、言葉にする。
私が無神兄弟に惹かれる理由はここにある。


先の発言から、少なくともルキはわたしをヴァンパイアに加えようという考えはない。
コウくんは誘ってくるけどね。
(ま、どこまでが本気でどこまでがジョークなのかは分からないけれど)

涙には二つの理由がある。
一つはわたしに出会えたこと、触れあえたことを良かったと思ってくれていたから。
もう一つは、いずれ彼らに別れを告げる日が来るから。

ルキは、自分がわたしに『置いていかれる』と表現したが、私にしてみれば、わたしのほうこそ『手を離された』気になる。
わたしを連れていってはくれないの?

彼らは、ヴァンパイアとして生きる道を示され、その手を取った。
そのことに迷いも後悔もないはず、なのに、心の奥底には『人間として生き、そして死ぬ』という本来あるべき姿への渇望がある。

死を欲しても死ねない。
これは・・・・・選んではいけないものを選んでしまった罰なのか。

そんなことが分かっているから、だからわたしを仲間に加えようとしないのか。



以前、ブロ友さんに『コウくんとルキくんだったら、どっちを選ぶんだろうね?』と問われた。

いつもと違う不安定な様子に心配するのは、どっちにも同じだけど・・・・・
手を差し伸べ、わたしが抱きしめることで少しでも落ち着くのなら、わたしが側にいることで少しでも楽になるのなら、と思うのは。。。。

ルキ


この辺の感覚ってシュウvsレイジと似てる。

レイジの様子を気にしつつも、側にいてあげたい、側にいなくてはと思うのはシュウだった。

それと同じで、コウくんの様子が気になって手を伸ばすけれど、わたしが心から心配しているのはルキだった。
コウくんとキスして、吸血されたわたしを、ルキはどうするのか。
迎えてくれるのか、それとも・・・・・・・
突き離されるのではないかという恐怖、不安。
受け入れられた時の安堵、幸福感。

ってことで、ルキvsコウは、ルキを選ぶな。



さて、今夜はディアラバ・DARK FATE聞きます。
どんな感じに仕上がってるんでしょう?

カルラとシンのバーサス、感想を書いて以来聞いてないから、まだ耐性ができてないんですが・・・

とりあえず、明日の感想記事もお楽しみに~♪








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