昨日感想を書いた『淫魔4』のあさぎ夕さんについつい引き摺られ…
コメントやTwitterで、その話をしているうちに…
あれよあれよと…

ポチ……

1つ、買ってしまいました。
これは去年のうちに発売になっていたもの。
普段『買う!』と決めているものは試聴しない派の私。
理由は、初聞きの時に『あ、ここ試聴にあったとこだ』ってな感じで、ついつい現実に引き戻されてしまうから。
ただ、買おうかどうしようか悩んでいるものは、たまーに試聴したりします。
あと、欲しいとは思っていても、キャストさんが『どうだろう?』っていう場合にも。
声幅が大きい方の場合、こっちの声は好きだけど、この声は受け付けないってのがあったりするから。
そして、昨夜ポチってしまったものは、試聴しました。
これは内容を確かめるため。
『あの』リップ音があるのかどうかの確認。
ヘッドホンやイヤホン推奨の試聴だったけど、あえてスピーカーで流しました。
理由は、できるだけ買わない方向へ持っていきたかったから。

ま、結局、ポチってるんだから、何の意味もなかったわけなんですけどね。(苦笑)

ということで、このポチったものも、今回の感想ラッシュの仲間入りしてもらいましょう。


さて、お待たせしました。
今日はこちらの感想を。



ALICE=ALICE Vol.6 裏ありす

ボイスは緑川光さん



ではでは、いつものように、ネタばれは困る!って人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま、回れ右してお帰りくださいね。

























さて、この最終巻。
とってもとっても強烈な衝撃が走りました。
『ゲーム、買おうか、どうしようか』
って、悩んでいたのが一気に吹き飛ばされてしまいました。
あまりの衝撃で、手が足が…鉛に変わってしまったかのような重さで、身体が動かせない。
作中のわたしも血の気が引いていたけれど、私もリアルに血の気が引きました。
寝転がっているのに貧血状態。
こんな衝撃、恐怖は感じたことありません。
CDの中の話なのに、プチパニック状態。

アリス=アリスのゲーム、確か15歳以上推奨でしたよね。
納得です。
いや、15歳でも甘いかもしれませんよ?
充分、大人な私でも、精神崩壊しないように、心してかからなければ…と思ったくらいですから。
とはいえ、俄然興味が出てきました。
アリスのゲーム、私は『買い』です!




さて、今までのように、わたしはどこからか落ちてくる。
落ちた場所は……

ん?わたしの部屋?
あれ?
確か、わたしは部屋から出て、廊下に足を踏み出した…はずだった。
ところが、そこには床がなくて…『おちる!』

でも、落ちた場所は、どう見ても自分の部屋。
けれど、そこには見知らぬ男の人がいる。
…誰?
どうしていきなりわたしの部屋に知らない人がいるの?

そう、この人が『ありす』。
彼曰く、わたしの押し殺して見せないようにしている欲望が生み出したのが、彼…。
わたしが表だとすると、彼は裏。

そして、わたしの部屋と瓜二つのこの部屋は彼の部屋だという。
その証拠に、クローゼットの中にあったわたしの服はどこにもなく、机の引き出しも空っぽ。
部屋の外に出ようとしても、ドアが開かない。
彼が『閉ざしている』のだという。

じゃあ、やっぱりわたしは、どこか違う世界に来てるってこと…なの?


さあ、ここから今までのシリーズ同様、『ペロペロタイム』に突入。
緑川さんの声幅の中で、一番好きなトーンを使っている『裏ありす』。
わたしと、表と裏という存在でありながら、表であるわたしを疎ましく思いながら、それでも…いや、だからこそわたしに執着する。
怒涛のリップ音とともに、『言えよ』と命令する言葉。
甘くトロけるキスと、Sな態度に、『私』の思考力が奪われていく。

『みんなに見せつけてやる』
と、ネット回線で生放送。

「誰が見てるの?」

その問いに、アリスである『わたし』を欲してやまない、うさぎたち、キング、チェシャ猫、帽子屋たちの名前があがる。
アクセス数が増えているから、他のトランプの兵とか、様々な人が見ているんだろう。

ここは不思議の国、『欲望の世界』。


急に鳴り響く電話。

え?電話?


ここで、驚愕の事実を告げられる。

今、居るここは…不思議の国なんかじゃない。
現実の世界。
ネット中継されているのは、現実世界。

何?どういうこと?

思考がついていかない。

コメント欄には『本人じゃないよね?』『どうしちゃったの?』という文字が並ぶ。

さっきまで不思議の国に居た、そう思っていたのに。


裏ありすの姿は、みんなに見えているのだろうか。
彼も現実世界で実体化しているのか?
それとも、わたしにしか見えない?

ネットで生放送されていたのは、何?
実体化している彼とわたし?
それとも、わたしの…痴態?

あぁ、混乱する。
それでも、わたしの目の前には彼が居る。

ドアを開けて、外に出てみようか、と彼が誘う。


…いや…出たくない。
ううん、出れない。
あんな姿を晒しておいて、いったいどんな顔をして外に出ればいいというのか。


そのドアは開けないで。

わたしは…、わたしは…、ここにずっと居る。
どこにも行かない。

だから……わたしを不思議の国に閉じ込めて。。。





きっと、これはゲームでいったらバッドエンド的な話になるんでしょうか。
こんな衝撃を受けたら、本当に引きこもりになります。
家の中に引きこもっているだけならまだしも…。

心の中、奥深くに引きこもる。
他人が入って来ないように、そして、自分を守るために。
心の殻を厚く厚くして、どんなことも感じないように…。
自分を見せない。
そして、私も他の人は見ない。

誰も私に触れないで。

本当に身体が重くなり、ベッドに張り付いたような状態になり、頭から血の気が下りていった。
作中で裏アリスにも指摘されているけれど、きっとこの時鏡を見たら、リアルに青白い顔になっていたと思う。
頭の中はパニック状態。

『私』が『わたし』でなくて、心底良かったと思えた。


『閉じた世界』

『欲望の世界』


そこに囚われるのか、開放あるいは解放するのか。
そんなところがキーワードになっているのかな、と、ふと思った。








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