今日は昨日に引き続いて、志水ゆきさんの『是』2巻のお話。
表紙の絵の金髪の方が七川雷蔵、ボイスは鳥海浩輔さん。
黒髪の方が紺、ボイスは福山潤さん。
ドラマCDでは1巻目・2枚組の2枚目に対応してます。
2巻目も雷蔵(人間)と紺(紙様)の話。
自分には、仕える言霊師がいないことで自分の存在意義を見失っている紺。
紺に一目ぼれした雷蔵は、自分が紺の言霊様になると宣言する。
もっとも、言霊を使えない雷蔵には、本来の言霊師と紙様の仕事はない。
『役に立つ』ことで自分の存在意義を見出そうとする紺。
『好き』の意味が分からない。
自分には『使命』があるだけ。
言霊様の傷を貰い受けその身を守ること。
そう、もちろん紺にも仕えるべき言霊師がいたんです。
ただ・・・自分の息子の力を過信した母の無理な勧めで、
紙様である紺が到着する前に言霊師の仕事をしてしまい・・・・・・失敗。
そう。死です。
その現実を受け入れられない母。
実は、紅緒が以前仕えていた言霊師なんですが。
あろうことか、紺を勝手に連れ去ってしまう。
『秋光の紙なんだから、秋光を治しなさい!』
確かに『紙様』は傷を治すけど、死んだ人間を生き返らせることはできない。
まして・・・マネキン人形では・・・・。
息子の死を受け入れられなかった彼女の心は壊れてしまっていた。
現当主の彰伊が秋光の父から正式に依頼を受けて、
紺の救出へと向かう。
依頼の内容は『息子に関する記憶を消す』というもの。
まあ、すったもんだの末に、雷蔵と紺はお互いの気持ちを確かめて
結ばれるわけなんですが・・・・。
そこはもう、BLチックにwww
『好き』の意味の分からない紺が雷蔵に質問する。
お前の『好き』はどういう意味だ?
雷蔵の答えがとってもいいんです。
『いつも気がついたら、その人のこと考えてたり、傍にいたいなとか、
一緒にいると嬉しかったり楽しかったり、すごくドキドキしたり。
声が聴きたいとか、さわってみたいとか、
大事にしたいけど、キスとか抱きしめたりしたい』
そうなの!
『この人が好き』って思う気持ちって、こういうことなの。
少なくとも、私が『この人が好き』って思う気持ちは、コレ。
『ここ』と『そこ』が好き。
みたいに、具体的に言葉で説明になんかできない。
顔が好き?
声が好き?
性格が好き?
そんなんじゃない。
彼の存在、そのものが好き。
だから、『どこが好き?』って質問されるのが一番苦手。
具体的に説明できないからww
心が感じてるんだ。
『この人が好き』って。
心が叫んでるんだ。
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