ついついサッカーに見入ってしましました。
正直、腰を据えて見るつもりはなかったんですけどね。
あまりにも人工芝が跳ねるもので(苦笑)。
いやー、あんなに跳ねるものなんですね。
日本選手が人工芝に慣れていないからなのかと思ったら、
慣れているはずの北朝鮮の選手たちも跳ねらかしていたので
そっか、人工芝でのサッカーは蹴鞠のようにするものなのか・・・
なんて、変な納得してしまいましたよ。
さて、先日の110番の話に続き、ちょっと・・・
いえ、かなり怖かった話を。。。
なにせ古いことだから必死に時系列を思い出そうとしたんだけど・・・
はっきりしない。。。
でも、時期は同じく夏のこと。
北海道生まれ育ちの私にとって、関東の暑さというのは
本気で脳みそが溶けてると感じてしまうもの。
思考能力が激減してることがはっきり分かります。
あの日、帰宅したのは16時くらいだっただろうか。
とにかく暑い日で、朦朧としながら帰宅。
あの当時、まだうちにはエアコンはなかった。
とにかく、涼しい服に着替えたい。
L字型の部屋割りのアパートだったので、玄関が見えない部屋で
キャミワンピースに着替える。
ん?
なんか、玄関で音がした?
彼(元亭主)が帰ってくるにはちょっと早いけど・・・?
玄関が見える部屋に行くと・・・
玄関でキチンと靴を脱いで立ってる人がいる。
誰?
見たことのない・・・これは、制服・・・高校生?
人間、心から驚いた時って声って出ないものなんです。
そう、身動きすらできません。
呆然と立ち竦んでいると、
その高校生が焦ったように喋り始めた。
「あの、僕、高校生なんです。未経験なんです。お願いします!!」
いや、お願いされてもねえ・・・
でも、この声を聞いたことが切っ掛けになって身体が動きました。
奥の部屋には電話は無いけど、襖を閉めて閉じこもることができる。
奥の部屋へ走り込む。
ところが、襖を閉める前にその子が追いついてきた。
腕を掴まれるところをギリギリでかわし、さらに部屋の奥へ。
でも、最悪なことに、そこは寝室。ベッドルーム。
ヤバい。
絶対絶命!
とっさにベッドの上にあったクッションを枕を
次々と投げつけた。
「お願いです。大きな声出さないでください」
そうか、大声を出せばいいんだ!
「出て行って!早く出て行って!!」
私の大声に怯んだのか、
「すみません、すみません」
と言いながら、玄関の靴を引っ掴んで走り出て行った。
そう、ここまで、私は一言も発していなかったのだ。
まるで、恐怖で喉が塞がれたかのよう。
「声を出す」という簡単なことにも思い至らなかった。
私にとって幸いだったのは、押し入ってきたのが高校生だったこと。
手慣れた常習犯ではなかったこと。
そして、とてもいいタイミングで私に話しかけたこと。
もし、無言で行動していたら・・・
私は足が竦んだまま動けないでいただろうし、
声も出せなかったに違いない。
すぐさま、鍵をかけ、玄関脇の窓も閉めた。
とりあえず、無事だったことに安堵しながらも、
やはりかなりのショックだったらしく、しばしボーっとしていたようだ。
玄関のノブを回す「ガチャ」という音で我に返り、
様子を窺っていると・・・
彼だった。
よかった~。
これで安心だ。
ところが、これにはさらに最悪な話がセットなんです。
「こんな薄暗い中で電気もつけないで何してるの」
と、ちょっと不機嫌な声。
「聞いてよー!」
と、今あった出来事をガーっと話す。
私はね、「大丈夫?」って、「無事で良かった」って言って欲しかった。
でも、実際に言われた言葉は。。。
「あっそ。で、晩ご飯は?」
あれ?
私の説明下手だった?
理解できなかった?
彼が帰ってきた時に不機嫌だった理由も分かってる。
彼は小さいころから(2,3才くらい)鍵っ子。
「自分で鍵を開けて家に入るのは嫌だ」と宣言されていた。
私が家にいる時は、
彼が帰ってくるだろう時間に合わせて鍵を開けておく。
このタイミングを外すと途端に不機嫌になる。
そして、しばらく無視された状態が続いてしまう。
この時の、この反応で彼への愛情が激減したのは確か。
それなのに、彼ときっぱり別れられなかった・・・。
もっとも、この時に別れていたら、
大好きな子供たちに会うことはできなかったんだけどね。
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