今日はまず、ゲーム「TOKYOヤマノテBOYS]の話から。
昨日思いついた最高の作戦、「一日ずっと選択作戦」。
一日目のデートは伊織を選び続け、一日目の終わりには好感度は26。
――ほぅ、結構上がるもんだね。
2択のため、同意見だったルーシーも一緒に好感度が
2ポイント上がってしまったけれど、
ま、このくらいは誤差でしょう。
そして、二日目。
二日目はルーシー推しでいきましょう。
――ん?なんか選択肢が一日目よりも少ないんですけど?
二日目が終わった時点でルーシー15ポイント。
伊織26ポイント。
拓海0ポイント。
おかしい・・・。
このままじゃ、1作目の二の舞いになってしまう・・・。
当初の予定では三日目は拓海で行くつもりだったけど、
捨てました。
三日目が終了する時にルーシーと伊織が出来るだけ同数になるように
調整してみよう、と決意。
そして、普通に自然に生まれるゲームのポイントが関係しない
「本当の好感度」
1作目では歩夢。
2作目は・・・・・・
正直、とても揺れてます。
ズバッと言うくせに、さりげなくフォローというか構ってくれるルーシー。
カッコイイのはもちろんだけど、守ってくれるっていう安心感と、
ずっと自分だけを見ていてくれそうな一途さがある伊織。
って、別にゲームなんだから、
真剣に悩んでどうするって話なんですけどねwww
でも、なんか、1作目から感じてたことだけど、
「二股」の罪悪感を伴うゲームです、これ。
二股と言えば、されたことあります。
相手は元亭主。
私は高3で、彼は就職で関東にいたときのこと。
ある日、学校帰りにバス停で待っていたら、
私の目の前に他校の女子2人が立ってお喋りを始めた。
ボーとしていた私の耳に飛び込んだ、
「○○さん」という苗字。
一見ありふれていそうなのに、その実あまりいないという苗字。
ドキッとして、話していることに意識を集中させてみた。
幸い、向こうは何も気にせず大きな声で話しているから
一言一句、まる聞こえ状態。
「○○さんは今、東京なの?」
「うん」
――彼の住んでるところも勤務地も”都内”じゃない。別人か。
「東京って言ってもね、千葉県の××ってとこなんだ」
――ちょ、ちょ!まさにソコなんですけど?!
「それで何、修学旅行の時に会いに行く気なわけ?」
「うん、自由行動の日にね」
――ってことは、あなたたち、高2か。
「でもさ、平日でしょ?仕事あるんじゃないの?」
「日にち知らせてくれたら、休み取るって。今晩あたり電話しようと思ってるんだ」
「そしたら、進路は東京方面にするわけ?」
「うん、もちろん、そのつもり」
ってところで、その子たちが乗るバスが来た。
私はといえば、しばし呆然。
非常に珍しいという類の苗字ではないものの、
地名とかが一緒となると・・・これはもう本人のこととしか思えない。
翌日、友達に話してみた。
「やっぱり、どう考えても○○さんのことだよね・・・」
問いただすべきなのか。
このまま、知らなかったこととして放置すべきなのか。
この時の私、放置を選択しました。
確証を得るのが怖かったから。
結局、大学には失敗して、専門に行き、
「すぐ」ではないにしても、
「遠くない将来」一緒に住むつもりで借りた2DKのアパートに、
たった一週間かそこらで転がり込んできた。
運ばれてきた段ボールの中に、
1年間の遠恋をしていたころに私が出した手紙の束が入っていた。
――全部取っててくれたんだ。
と、自分の書いた手紙を見ていたら・・・
見なれない封筒と宛名書きの文字。
封筒の裏には私と同じ室蘭の地名と、知らない女性名。
ザっと見ただけで、私と同じくらいの手紙の数がある。
そして脳裏に蘇った、あのバス停での出来事。
読むべきか、読まないべきか。
自分宛でない手紙を読むという行為の罪悪感と、
それでも読まずにはいられない嫉妬心。
消印を見ると、一番最近のものは・・・・・・1週間ほど前。
しばらく悩んだ挙句、私は読むことを選択しました。
何も気にするような内容でないのなら、
このまま段ボールを閉じて押入れの奥にしまおう。
もしそうでないのなら・・・。
あのバス停の子と手紙が同一人物だったとしたら・・・。
来年、こっちへ出てくることになる。
まず、一番新しい手紙を読む。
どうやら、引っ越しを予告していたようで、
「新しい住所が決まったら教えてね」ってことと、
「3年になって進路を決めるにあたって相談したい」
ってこと等など書かれていた。
飛ばし飛ばし遡って何通も開封していく。
そこには、彼に恋してる女の子の気持ちが、溢れてた。
読んでて、涙が出てきました。
付き合いだして最初のクリスマス。
24日は私たち卓球部と彼の友達たちとでクリスマスパーティの
計画を立てていたのだけど、私が都合悪くなって不参加。
25日は、彼が都合悪いというので26日に一日遅れの2人きりのクリスマス。
ところが、この子の手紙によると、
その25日は、この子たちとのクリスマスパーティだった。
パーティの時に撮った写真が同封されていて・・・。
なんか、肩抱いて顔寄せて、普通にラブラブな写真。
随分長いこと読んでいたようで、読んでいる途中で彼が帰宅。
それに、この内容なら「見なかったふり」はできない。
彼の方も、私が勝手に手紙を読んだことに怒るよりも前に
「ヤバいものを見られた」という気持ちが強かったらしく、
「この子とは何でもないんだ」と「ただの友達なんだ」と言い訳を始める。
「でもね、この子はあなたに恋してるよ?それ分かってるよね?」
「いや、全然気が付かないけど・・・」
「この手紙読んでて、彼女の気持ちって伝わらないの?」
「普通に友達の手紙としか思ってない」
本気でそう思ってるのなら、彼女が可哀想だ。
幸い、まだ彼の荷物は全部開いていない。
いつでも出ていってもらえる。
これで彼と別れることになっても、ちっとも後悔しない。
とりあえず、今は彼の顔を見ていたくない。
「これからどうするのか。いつここを出ていくのか。ちゃんと考えて」
寝室に引きこもり1,2時間くらいたった頃、
彼がおそるおそる入ってきた。
私と別れたくないという。
彼女に「今、一緒に暮らしている女性がいる」という手紙を書いたという。
さらに、「1才年上になるから色々と相談するといいよ」的なことも。
実際、読ませてもらったけど・・・。
これもらったら・・・めちゃくちゃ傷つくと思うんですけど。
私にも、妹みたいな感じで仲良くしてあげてほしいみたいなことを言う。
いったい、どういう感覚をしているんだろう、この人は。
今の自分だったら、絶対に別れを決めてる瞬間。
まだ18歳の自分には、
泣き落としをかけられても突き放すという強い態度は取れなかった。
真実は書いてもらうけれど、
「これからも友達」とか「お姉さんだと思えばいい」みたいなことは書かずに
できるだけ、傷つかないように・・・ってのは無理だろうけど。
この時が、自分のとって最初に訪れた大きな分岐点だったのかもしれない。
ブログランキングに参加中
手紙読んだことあるよって人も、メール見ちゃったことあるわって人も
よかったら、ポチっとしてあげてくださいな