さて、今日こそ軽い話、行きますよ!
先日、生徒さんが映画に行った話をしていて、
ちょうど、通路から中へ入った場所に座ったらしく、
「右側の人も、左側の人も終わってるのに動かなくてイラついた」
って話をしてたんです。
ん?終わったのに動かないって、
私が子供のころと違うんだから入れ替えがあるし、
出ないわけにいかないじゃん?
と思っていたら、よく聞くと、
「エンドロールになっているのに動かない」ということだった。
その人の友達たちも、同意見らしく、
「えー、普通すぐ出るよね」
・・・・・・わたし、
・・・・・・エンドロールがすべて終わるまで動きませんけど。。。。。
本編もそうだけど、あのエンドロールも面白い――と思っている私。
映画館はもちろん、録画して見る家でも、しっかりと見る。
映画、ドラマ、アニメはもちろんのこと。
ドキュメンタリーも最後に下の方を高速で流れているエンドロールに目を凝らす。
映画やドラマは役者さんの他に、協力会社なんかに目が行くし
アニメは声優さんの他に、どこの製作スタジオなのかとか
録音はどこのスタジオだったのかとか。
スポンサーだって面白い。
で、このエンドロールを見ていて、
(特に声優さんやドキュメンタリーのナレーションが多いのだけど)
見知らぬ名前があったり、アレこの人って・・・って思ったりすると
Wikiで検索なんてするわけです。
――あぁ、この人ってコレにもアレにも出てたんだ~
ってな具合に。
そ、声優さんの情報として、所属事務所も書かれてますよね。
色々な人を検索してきたけれど、
いまだ、一回も私が研究生をしていた事務所は出てこないんです。
――もしかして・・・つぶれた?
なんて思って、先日、ググってみました。
ありました。
もう10年以上前になるんですね。
応募条件が16歳~34歳。
私が応募したのは32歳。
まず、書類選考があって、無事通過。
次はオーディション形式の2次審査。
受付時間が2,3時間も幅があって、どういうことだろうと思いながら、
時間ピッタリに行ってみた。
私の受付番号は声優コース86番。
場所は地下1階で平場の奥に舞台がある、そうね~イベント会場のような感じ。
声優コースは面接官4人1チームで3ブース。
歌手コースも面接官4人1チームで1ブース。
ザっと簡単に説明があり、3分間の自己PRと、
歌手コースはアカペラで1曲。(オリジナルでも誰かの曲でもOK)
声優コースはアニメの台本から抜粋。
「銀河鉄道999」
メーテルと鉄郎の会話、それぞれ6フレーズ程度。
どちらのセリフも読むんだけど、
声を変えてもいいし、変えなくてもいい、との説明。
周りにいた若い子たちは
「え、何これ、こんなの知らないよ? どうしよう・・・」
私は、モロにこの世代ですもん。
999の世界観は分かってる。
このセリフの背景も何となく、
「あぁ、あのくらいの時のシーンかな」って判断がつく。
これは、自分にとってすごくラッキーなこと。
逆転の発想。
周りのみんなよりも、明らかに年上だけど、
これから結婚することも(この時は結婚期間中だったから)
これから子供を産むことも(すでに二人産んでいたから)、ない。
女性にどうしても付きまとう、「結婚出産で辞める、もしくは休職する」といった
負の要素が私にはない。
若さをアピールできない自分はこの点を猛アピールすることに決定。
86番という順番もラッキー。
呼ばれるまでしばらくあるから、
もらった資料の裏側に自己アピール文をザッと書きだし、
2分半~3分で収まるように文面を調節し、話すスピードの計算もできた。
と、とても冷静そうですが、
この時、人生で初めて「膝が笑う」状態を体験しました。
結果は見事、合格。
オーディションが終わり、帰る時もまだ受付時間内。
受付の脇を通った時に、渡していた番号が300番台後半。
最終的に何人が受けにきていたのかはわからないが、
初めてのレッスン日に集まった人数は、歌手コースが約25人。
声優コースが約60人。
○年度○月生という呼ばれ方をしていたのだが、
立場としては事務所直轄の研究生。クラスC。
内部オーディションでクラスBに上がると
外部オーディションを受けられるというもの。
レッスンは毎日曜日2時間。
最初の1年半は末広町。
その後は渋谷。
学生から社会人まで幅広い年齢層。
(私一人で平均年齢を上げていたという話もあるが;苦笑)
年齢的にも浮きそうだな、と思っていたのだけど、
不思議と私に懐いて寄ってきてくれる子が・・・・。
17歳の女の子、18歳の男の子、20歳の男の子、21歳の女の子、
22歳の男の子、そして32歳の私。
随時受け付けている内部オーディションのテープ(今はCDなんだろうな)は
グループ製作も可だったから、この6人で作ったりしていた。
結局、離婚問題がネックになって続けられなくなった私が
2年半ほどで辞め、その後、みんなもバラバラと辞めていき・・・。
22歳の男の子だけ、他の事務所に入って朗読劇などに出演していたけど
今は連絡も来なくなり、メールも通じない。
――辞めちゃったのかな・・・
検索して出てきた事務所の所属声優を見てみたが、
私と同期の人たちはいない。
私が通っていた頃は、
仕事をもらえていた声優一人、歌手一人という状況で、
それから見れば、飛躍的に伸びてはいるが・・・役名がある人もいるが・・・
まだまだ事務所自体が無名に近い感はある。
・・・あれ?
・・・エンドロールからオーデションの話へ脱線しちゃった。。。
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