あなたの初恋はいつでしたか?
私の初恋は、小学校5年生の2学期。
なんで2学期かというと、転校したから。
小学校でよくあるように、班分けがされていて、
班で一緒になったのが仲良くなった切っ掛け。
彼の名前は黒沼輪一くん。
5年6年とクラス替えもなく、クラスの係りで班分けをするという
ちょっと変わった方針の担任だったおかげで、
約2年間、ずっと同じ班で、しかもずっと隣の席という幸運。
いや、正確には幸運なんじゃなくて、
班員もずっと同じだから、なんとなくみんなも
とーこの隣は黒沼くん、みたいな暗黙の了解ってやつですかね。
今から思えば、背は小さかったものの私好みの声質で。(笑)
顔もしょうゆ顔系のスッキリした感じで。
そのせいか、クラスの女子たちからもそこそこ人気があって、
私がやっかみのターゲットになることが多かった。
そうはいっても、陰湿ないじめに発展することはなく。
ま、たとえ嫌味を言われても、変わらず仲の良いことは事実だし。
何を言われても、私にはちょっとした優越感もあって、
気にも留めず。
それというのも、
修学旅行の時には、彼が被っていた帽子をもらったり、
フォークダンスの時にはちょっと抱きしめられる的なことがあったり。
お互いに「好き」とは言っていないけれど、
でも、何となく好かれてるのがわかる状態。
ところが、小学生の時はあんなにいちゃいちゃしていたのに、
中学になって別のクラスになった途端に
距離が生まれた。
今まで、班員の中の愛称として「ケミ」って呼んでいたのを
(なぜそんなニックネームになったのかは忘却の彼方)
「もう中学になるんだから、やめてくれ」
って言われたのが地味にショックだった。
その時に呼び名を名前もしくは苗字に切り替えておけば、
疎遠になることもなかったんじゃないか、とか。
中学は毎年クラス替えがあったものの、一度も同じクラスになることもなく
距離は開く一方。
それでも、もう一度前の関係に戻りたくて
勇気を出して、バレンタインにチョコをあげようとしたことがあったっけ。
直接渡すのも、恥ずかしく・・・
自分の名前を書くのも恥ずかしく・・・
結局、名前を書かずに、彼の家のドアノブに引っ掛けてくる
という、今ならば(いや、昔もか?)不気味という以外言いようがないことを・・・。
名前書いてないから、当然私だとわかってくれるはずもなく。
せめて、「ケミ」と書いておけば・・・・・・
と、後悔先に立たず。。。。。。
まぁ、初恋は実らないものということだし。
今、黒沼くんはどこにいるのか、何をしているのか
ブログランキングに参加中
甘くて酸っぱい初恋だったって人も、初恋が実ったよって人も
よかったら、ポチっとしてあげてくださいな。