その前に・・・
今現在、子供であるキミたちからすると、
「親にも子供だった時がある」
っていう、しごく当たり前の事実がピンと来ないかもしれない。
でも、ちゃんとキミたちと同じこようなとを
考え、悩み、もがいて、大人へなっていったんだよ。
最初に自我が芽生え、「自分」を主張し始める第一次反抗期。
だいたい、3才から6才。
もちろん、機械じゃないんだから、はっきりと数値で出るわけじゃない。
「こうなったから反抗期だ」
っていうものでもない。
「○月×日から始まり、△月□日に終わった」
っていうものでもない。
身体が大人に近づいてきて、でも、まだまだ子供扱いされる。
自分とは? 親とは? 友とは? 先生とは?
自分は、大人なのか? 子供なのか?
自分で自分を持て余し、
とりあえず、一番身近にいる大人に苛立つ気持ちをぶつける、第二次反抗期。
だいたい、中学生くらい。
このくらいの年齢になると、あんなにお母さんべったりだった子も
自然と距離を取ろうとする。
女の子はまだおしゃべりしたりするけれど、
男の子だと、しゃべらなくなるってのもよく聞く話。
「このところ、親の言うことを聞かなくなって・・・反抗期かしら」
「暴力をふるったり、学校をさぼったり、悪い道へ進みそう。困ったわ」
思い出してみて。
赤ちゃんだった時のことを。
ただ泣くだけで、何を言いたいのか、何を求めているのか、
わからなかった時のこと。
思い出してみて。
片言の言葉を口にした頃のことを。
多少は何を言いたいのか、求めているのか、
わかるようにはなったけど、それでも100%じゃなくて、
身振り・手振り・表情から推測していた頃のこと。
思い出してみて。
かなりボキャブラリーは増えてきたものの、
まだ難しい単語は理解できなくて、
この子たちがわかるように
言葉を選び、噛み砕いて説明してきた日々のことを。
そして、思い出して。
自分も彼らの年齢には同じようなことをしてきたことを。
自分はあの時・・・何を求めていた?
「親は、私の気持ちをわかってくれない」
わからないよ。
だって、話してくれていないじゃない。
超能力で、頭の中を心の中を読み取れるわけじゃない。
「言葉」にして、「伝えて」くれないと、わからないんだ。
「親は、オレの気持ちをわかろうとしない」
諦めないで話しかけ続けて。
自分の気持ちを。
「お父さんは、お母さんは、こういう風に思ったことないの?」って。
「オレは今、こんなに辛いんだ」って。
そして、親も逃げないで。
「今、忙しいから後で」
後っていつ?
話を聞いてもらいたいのは、今。
助けを求めているのは、今。
親の愛情を感じがっているのは、今。
そもそも、大人と子供じゃ、時間の経過が違う。
大人にとって少しの時間は、子供にとっては膨大な時間になる。
長時間、放っておかれた気分になる。
自分は親にとってどいう存在なんだろう、という疑問。
・・・寂しい
・・・不安
・・・孤独
だから、自分に関心を持ってもらえるようにアピールをする。
(良くも悪くも)
寂しいと思っていることも、不安だと思っていることも、
愛してほしいと思っていることも、ちゃんと言葉にしよう。
「どうしてこんなに気持ちが苛立つのか、自分でもよくわからない」
それなら、わからないことは、わからないって言っていいんだよ。
愛してることをちゃんと伝えよう。
そして、親となったからには、この子の全てを受け入れる覚悟をしよう。
もちろん、
だからといって、甘やかすってことではないから、
お間違えのないように。
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