さっき、アメブロで仲良くしてもらっている、きよママさんと
コメント欄でお喋りをしていて思いついた。
アスパラガス→北海道→トドカレー→室蘭水族館(トドがいます)→焼き鳥
ん?
焼き鳥?
そうなんです。
室蘭の焼き鳥には「せい肉」という
(どんな漢字なのかは子供だったんで知りませんが)
名前で「豚肉の焼き鳥」があるんです。
鳥じゃないじゃん、という突っ込みは受け付けませんので、よろしくwww
普通の焼き鳥の串に、とんかつ用の豚肉をテキトーな大きさに切って、
玉ねぎもテキトーな大きさに切って、
肉・玉ねぎ・肉・玉ねぎ・肉と刺して、焼く。
たれは焼き鳥のたれとはちょっと違う。
どのあたりがと聞かれると困るのだけど、とにかく違う。
たれの他に、塩味のももある。
そして、どちらも洋がらしをつけて食す。
焼鳥屋さんのメニューには
せいにく・とりもも・レバー・ハツ・・・・・などなど書かれている。
当然スーパーのお総菜コーナーにも。
室蘭で生まれ育った私にしてみれば、
それが当然、当たり前のこと。
持ち帰りの焼き鳥コーナーで
「せいにく10本ください」なんて、ごくごく当たり前。
「焼き鳥」のメニューの中で、一番好きなのはせい肉。
一番美味しいと思うのもせい肉。
あれは、東京に出てきてすぐの頃。
18歳。(若いね!)
当時付き合っていた彼氏(後に亭主となる男)、とのデートで
美味しいと評判の焼鳥屋さんに行った。
場所は原宿。
私のあてにならない方向感覚だと、
表参道の右側(原宿の駅を背にして)の脇道に入ったところ。
お店の名前も、何にも覚えていないけれど
あの当時のグルメ雑誌に載っていたらしい。
「何食べる?」
「もちろん、せい肉!」
・・・・・・あれ?メニューに載ってないんだけど・・・
・・・・・・なんか、「鳥」しかないんだけど・・・
おそるおそる彼に聞いてみた。
「なんでこのお店、とり肉しかないの?」
「・・・焼き鳥屋だから、だろ?」
「ん?どういうこと?」
「あのさ、焼き鳥はとり肉が普通なの」
この時、初めて内地(本州を指すことが一般的)では
焼き鳥にぶた肉を使わないことを・・・知った。
ま、ないものは仕方ない。
しぶしぶ、とりももでも頼んで・・・・・・。
私の頭の中は、焼き鳥を食べる=せい肉を食べるって図式になっていて、
身体が欲していたのは「ぶた肉」なわけで。
別の食べ物が入ってきたって、頭も身体も心までもが喜ばない。
それ以来、食べたくなると自分で作っていたのだけど、
あの独特のたれは自分じゃ無理。
実家に帰る時は、必ずリクエストしてせい肉のたれを食べる。
そして、それから5年くらい経った頃だろうか。
結婚し、座間市に住んでいた時。
小田急線座間駅近くに「室蘭焼き鳥」と看板をあげた店を見つけた。
あいにく、最寄り駅ではなかったことと、
開店時間が夕方からということもあって、
結局一回も行くことはなかったが・・・。
さらに数年後のこと。
B級グルメの何かの大会で室蘭焼き鳥「一平ちゃん」が
優勝(だったかな?)したことがあった。
この時にあることを知った。
ぶた肉の焼き鳥「せい肉」は、道民なら当たり前のこと、
だと思っていたのだが、
【室蘭限定】という衝撃の事実・・・・・・。
新たなグルメを生み出していると
胸張って誇っていいのか・・・
はたまた
変なことをやらかす、変な人たちのいる街と
小さくなっていた方がいいのか・・・
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