映画「GOEMON」を見た。
これは、WOWWOWで放送したのを録画してあったもの。
今週は、新聞屋さんの折り込みから仕事がスタート。
いつものように、月曜は(火曜日付け)仕事量が少ないから、
多少、紙質が悪く手間取ったものの、
帰宅したのは13時を少し回ったころ。
(早い早い)
お昼ごはんを食べながら、
今日は何を見ようかな、と録画リストを眺めていて・・・
「この間から、見ようとしては止めていたGOEMONにしよう」と決意。
見始めてすぐ、圧倒的な映像美に手が止まる。
奇抜な衣装
豪華な出演者たち
カメラのアングル
画面から伝わる独特の色合い
忍者好き(NARUTO)の私には垂涎もの動きの数々。
さらに、刀好き(ブリーチ&Dグレ神田)の私がドキドキする剣さばき。
(でも、西洋の両刃よりも、日本の片刃のほうが好き)
(でも、青エクの場合、剣を持ってる燐よりも、銃を持ってる雪男が好き)
血しぶきさえも美しく見える、この映像力。
大きなスクリーンで見たら、さぞ凄かったろうな。
あぁ、でも、凄すぎて映画館で見たら酔っちゃってたかも・・・。
役者たち。
幼少時役の若手たちも頑張っていたが、
なによりも、オヤジたちが凄い。
特に、江口洋介に大沢たかお。
まさに私と同世代の彼らが熱い。
彼らの演じる役の温度がこの作品の温度。
友を思う気持ち、好きな女を思う気持ち、君主を思う気持ち、
師を思う気持ち。そして、師が弟子を思う気持ち。
時間が経つごとにどんどんどんどん高温になっていく。
そして、エンドロール。
監督の名前を見て、あぁ、と納得。
「紀里谷和明」
映像から感じる独特な色合いは、「CASSHERN」で感じた色と同じ。
今、Wikiで調べてみたら、紀里谷さん、明智光秀役で出てた。
気がつかなかった。(笑)
「天下を取る」
そのことだけが、人生の最終目標になってしまっている男たち。
眼下に広がる美しい景色を見ながら・・・・・・きっと孤独だったろう男。
その風景の中に、生きている民のことは・・・・・・遠くて見えないのか。
自分を信じ慕ってくれるものたちの、気持ち、心の中を推し量ることは・・・。
自分の夢、自分の信念を語り、仲間を集めている時ならば
民のことも、仲間のことも考えていたはずなのに。
「天下」という美酒が手に入る位置に見えてくると、
あるいは手に入れてしまうと、なぜ人は狂ってしまうのか。
自我を押し通すことは天下人にあらず
人の上げ足を取ることしか考えない小さい器も天下人にあらず
民の声、仲間の声、そして、異なる考えを持つ人の声。
これらを、混ぜて、精査し、より良い道を探すのが「天下人」。
民が「この国に生まれたことを胸を張って誇れる」ように。
戦国の世だけでなく、今現在に通じていること。
GOEMONを見た人も、まだ見てないよって人も
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