今回の震災の後、結婚する人が増えたとか。

非常時には、その人の本性が見えるからね。
頼もしく感じたり、人間として尊敬できた人が
たくさん、いたってことだね。



その陰で、別れを考えるきっかけになった人もいるんじゃないだろうか。



実を言うと、
私は地震がきっかけになって、将来的な離婚を決意しました。

もちろん、今回の震災ではなくて、
もうずいぶん前の、それも震度4クラスの地震の時に。





あれは、まだ神奈川県に住んでいた時。
子供もまだ上の子だけで、2歳ちょっとくらいだった。

2歳になってすぐ、子供部屋に2段ベッドを入れた。
ご近所の大好きなお姉ちゃんのマネをして
一人寝を始めてしばらく経ったころのこと。

深夜をまわったころ、地震発生。


あ!これはけっこう大きい!


ところが、
飛び起きて、子供部屋へ走ろうとしたのに、身動きできない。

それは、起き上った私を旦那が抱きかかえたから。


「離して!」
と、手足をバタつかせて叫んでいるのに
余計に強くなる力。

揺れが収まってきたころに、ようやく力が緩み
彼の腕の中から飛び出し、子供の元へ走る。

何が起きたのかわからずに、蒲団の上に座り込んでいる子供を抱きしめ
そのまま、眠った。

少しして様子を見に来た彼が発した言葉は

「なに、おまえ、そこで寝るの」

と、少々不機嫌な声。




このエピソードも、人それぞれ、価値観で見方が変わってくることだと思う。

彼曰く、
妻である私が一番大切だったから。

この言葉で、私って愛されてるんだなって感激する人もいるだろう。


だけど、私が一番大切だったのは、子供。
真っ先に、守らなければと思ったのは、子供。

価値観の違い。



この価値観の溝は、その後も埋まることなく
離婚へと進むことになるのだが。

まあ、そんな話はさて置き・・・





母の日の今日

やっぱり、母は君たちのことを

一番大切に思っているよ

愛してるよ