うちの子の舞台に行ってきました。

場所は世田谷線上町徒歩7分。
演目は「足長おじさん」
一応ミュージカル。

原作通り、手紙を台詞にして演じる。
ジュディを6人で次々と代わる代わる演じていく。

うちの子は6人いるジュディの中の一人。
ダンス経験がなく、どうなることかと思っていたけど、
大丈夫。
何とかなってる。(一安心)


さて、ここからは軽く批評。

初舞台という人が多い中で、演出するほうも
思うようにいかなくて大変だっただろうと思うけれど
6人のジュディの温度差が。。。

全員のジュディの気持ちがバラバラ。
日にち順に話が進んでいるはずなのに
「あれ?これってさっきよりも前なの?そんなはずないよね」
って感じてしまうくらい、
ジュディの気持ちの変化が前後する。

ジュディという一人の少女を6人で演じているのではなくて
ジュディという名前の別人格の少女が6人いるよう。

ジュディという人格に1本の筋が通っていなくては
いけないはずなのに。
そこがバラバラだから、観ているほうは置いていかれる。
頭が混乱する。

せっかく、うちの子が切ない恋心を表現しても
次の人が台無しにする。

「楽しい発表会」なら、こんな形式もいいのかもしれない。
でも、スタジオ公演にしては高額なチケット代を取っているのなら
演劇として、しっかり成り立つものに仕上げてほしかった。

うちの子一人に演じさせたら
ジョディの心の変化、大人へと変わっていく気持ち
恋心、切なさ、そして、喜びを表現して
観客を感動の渦に巻き込むことができたのに。

っていう、親の欲目で今日の話はおしまい。