ウォーキング 3 ウォーキングの心構え ■ウォーキングの心構えABC ■ やりすぎずず、自分の適量で 運動を始める時に多いのが、やる気がありすぎて初日に長時間歩いてしまうという状態です。1日目から何時間も歩き過ぎ、次の日から体が痛くなってやる気がなくなって、運動習慣はそれで終わってしまう、なんてことはよく聞く話ですが、これでは典型的な3日坊主です。そんなことにならないように、少しでも自分の適量で続けることが大事です。通勤電車を一駅前で降りるとか、歩いて買い物に出かけるなどやり方を工夫すれば、運動する時間は結構見つかるものです。 ■ 楽しむ 運動が習慣というより義務になると段々つまらないものになる時があります。そんな時はウォーキングというよりも散歩と考えればよいでしょう。今まで知らなかった場所にどんどん進んでゆきましょう。「こんな場所にこんなものあったのか!」というような新たな発見があるかも知れませんよ。こうすることで、今までと違う知らない世界が広がってゆきます。楽しいですよ。 ■ 準備運動をする 急に運動を始めてしまったら、体がびっくりして気の毒です。運動不足の人は特に気をつけましょう。運動の前にアキレス腱やふくらはぎ、太ももを伸ばし、出来れば全身のストレッチを行なうことをオススメします。健康を得るためのウォーキングで怪我しては元も子もありません。 ウォーキングの注意点 ■体調に合わせて ■ 下のような状態の時には、休息するか歩く時間を減らすなどの調整が必要です。 睡眠不足 だるい 熱っぽい 脈が速い 頭痛や目眩、吐き気がある 食事を摂ってない 二日酔い状態 ここから→ ■天候に注意(1)~暑い時の注意~ ■ 炎天下避ける 真夏の炎天下には行わないのが理想ですが、外に出かける時の注意点を以下にいくつか上げておきます。 帽子や日傘で直射日光を避ける コマメな水分(水やスポーツドリンクなど)の摂取を行なう 吸汗性や速乾性に優れた素材のものを着用する 出来るだけ日陰で行なう ■ 水分の摂取を大切に 水やスポーツドリンク等の摂取を行なって下さい。特に真夏の炎天下には水分の補給は絶対行なうようにして下さい。 ◆ どれだけ気をつけても具合が悪くなった場合は 日陰で休む 水分を補給する 首筋や両脇、太腿の内側になるべく冷えた水をかける 出来るだけ日陰で行なう ※注意:対処しても具合の良くなる気配がないような時は、なるべく速やかに救急車や病院へゆくなどして対処して下さい。 ■天候に注意(1)~寒い時の注意~ 厚着をして寒さを防ぐ 手袋を着用(※ポケットに手を入れるのは危険なのでやめましょう) ウォーミングアップを念入りに(※なお、高血圧の方はウォーミングアップを念入りに行なった方が安全です 吸汗性や速乾性に優れた素材を着用する ウォーキング後は汗を拭き取る ■早朝ウォーキングで注意する点 朝は空腹により血糖値が低下しているため、そのままの状態で運動をすると立ち眩みなどの原因になることがあります。アミノ酸食品やカロリーの低いダイエット食品などを軽く体内に入れてからウォーキングを行なうのもよいでしょう。また、朝は血圧が最も高くなる時間帯でもあるので、高齢者など体調に不安のある方はくれぐれも無理をしないようにして下さい。 ◆病気・疾患を持っている方への注意 必ず主治医に相談してからウォーキングを行なうようにして下さい。過信は絶対に禁物です。まずは健康第一ですよ。 ◆参考:体調不良の予防対策 ● 準備運動を入念に行なう ● 起床直後は暫く安静に過ごし(一時間程度)、血圧の上昇を抑える ● 冬は防寒、夏は暑さ対策を考えた服装を心懸ける ● 起床後の体に水分を補給する(※ミネラルウォーターや健康茶など) ● 絶対に無理をしないこと