野球場が好きなんです。あのすり鉢状の中で、その坩堝に自分がいる、
というその空間の居心地に浸るといいますか、酔うといいますか。
さらにそこで繰り広げられる選手の華麗なプレー。どちらの選手であれ、
素晴らしいプレーには大拍手を送り、怠慢プレーは惜しみなく野次り、笑、
ブーイングする。いい選手のいいプレーは大きな声援を送りたいですね。
試合展開と勝負の機微に触れ、逆転劇であったり、大記録更新の場面で
あったり、それが愉しいじゃないですか。
だからチームがどうとか気にしないし特定チームを応援する気もないし、
気もしれない。勝ち負けとかも。球場で呑むビールは最高に美味しいですね。
ちょっと高いですけど、それなりに価値高いと思います。昔、売り子の
バイトしたことあるので、頑張っている売り子さんは応援したくなりま
すよね。ようは人ですよね。アサヒビールを応援するつもりはないです
ね。自分がアサヒビールの社員なら応援しますけど。笑。
それと同じで、チームのユニフォームやTシャツを着て応援している
人の、あのファン感覚が分からないというか。そのチームの選手とか、
家族とか、球団関係者なら分かりますが、チームのファンというのは、
勝手に関係者な感があって、球団の思惑にのせられているというか、
なんとなくイケてない感じがあります。
もちょっと試合そのものを楽しめよ、選手のいいプレーを感じろよと。
ただ応援合戦は球場全体の雰囲気作りとしてはありですけどね。ただ
静かに観戦していい場面もあるので、そういうマナーみたいなものは
持ち合わせてもらいたいものです。メジャーの応援は感じいいです。
チームの勝ち負けに一喜一憂しないチームファンって感じならば
それはクールと思います。
で、この日は、最下位の中日と、首位の広島の一戦。名古屋がホーム
チームなのに、広島ファンが7割くらい占めているように思いました。
これが最下位と首位の差といいましょうか。勢いの差ですね。勝ち馬に
乗って首位だからと云って、にわか応援するのもあれですし、最下位だから
球場に応援に行かないというのも何と云うか。チームに肩入れするならば、
調子良くても悪くても球場に向かうのが仁義ってもんだと思います。
そして試合は名古屋が最後広島に逆転負けしましたが、この日ナゴヤドーム
に応援に来ていたドラファンは完全な負け試合でも最後まで応援していた
人はさらに本物だと思います。そういう応援をしている筋金入りの人は、
私も強くエールを送りたいと思います。