バリツーリストニュース紙によりますと、昨年10月の爆弾テロ以来、月15万人訪れていた観光客が11月7万人、12月8万人、と落ち込み、それ以降、今年の3月まで8万人前後であり、ピーク時の半分という状況となっている。
実際ウブドの土産物屋の3割以上がクローズという現状である。3月旅客別に見ると、それでも日本人の訪問客が断トツで1万6千人、次いで、オーストラリア人8千人、台湾人7千人、マレーシア人、ドイツ人、イギリス人と続く。
実際伝統舞踏鑑賞後、お礼の挨拶は英語ではなく、日本語であった。確かに200人は入るであろうウブド王宮の約半分は日本人であったように思われた。
とかく日本人はイメージに流されやすいというか、外国に対する必要以上の恐怖心を抱きやすい国民性があるやに思われる。日本人の減少が、全体の減少に影響しているのは間違いなく、素晴らしい観光地だけに残念なことである。
他の外国に比べれば、バリの治安が大変良いことに変わりはない。