流動するガラス質とかいう矛盾 | 透明色クラスタの日記帳

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内容は自由の極み。

 

音沙汰なかったのは夏の暑さのせいと思ってもらって支障ありません。

 

 

ワイ、生き返りましたわぁあああああ!!!!!!!

 

 

 

 

 

はい。

 

"注目!このポケモン!"の時間です。

 

第2弾、またまた私の手持ちから紹介したいと思います。

 

今回はこちら!

 

 \キィリリリリリリ・・・/

  

 

天使のようで悪魔の生態

UB-01"PARASITE(Symbiont)"こと、 ウツロイド

 

発売前から話題になっていたウルトラビーストの代表格。

殿堂入り後にヴェラ火山公園とディグダトンネルにランダムエンカウントします。

 

その体は「ガラス質ながら流動している」という矛盾を含んだ表現で語られる謎多き生物。

まあそもそも「ガラス」という物質自体、現代科学においても謎多き物質ですから矛盾もクソもないのかもしれないですねぇ、、

 

今回はスペックよりも先に、このポケモンを構成する要素からざざっと紹介しちゃいましょうか。

 

 

そもそもガラスって何なのよ?

 

 

ガラスというと多くの方は「壊れやすい」「透明」といったイメージをお持ちでしょう。

「硝子の少年時代の〜♪」などと歌われているように、脆さと美しさの象徴と言えそうですね。

 

意外と知らない人が多いですが、ガラスの主成分は二酸化ケイ素"SiO2"、水晶と同じ成分。

 

「え、水晶と同じ?それならなんで値段が安くてあんなに脆いの?」

 

という疑問は誰もが抱くはず。もちろんそれには理由があります。

 

まず、値段に関して、

 

水晶を溶かすためには2000℃もの高温を要します。

しかし水晶の破片(砂みたいなもの)に炭酸ナトリウムと炭酸カルシウムを添加物として加えることで、より低い温度で加工できるようになるのです。これが、現在窓ガラスなどに広く使われている「ソーダ石灰ガラス」です。

いわゆる「安価な添加物でかさ増し」状態だから値段もお手頃という素晴らしさ。

ちなみに、純粋な水晶から作ったガラスは「石英ガラス」と呼ばれ、光ファイバーなどの特殊な用途に使用されている高価なものです。

その他、実験器具に使われる「ホウケイ酸ガラス」、高級食器に使われる「クリスタルガラス(鉛ガラス)」、ブラックライトで蛍光を発する「ウランガラス」など多岐に渡り、添加物の種類によっては水晶そのものよりも高いガラスもありますのでご注意。

 

片や、割れやすいという性質は、結晶構造によるもの。

宝石としての水晶は規則正しく原子が並んでいるため、大きな力が加わらない限り壊れることはめったにありませんが、ガラス状態は液体の状態から急激に冷やした故に原子が不規則なまま固まった状態。このランダムさは不安定さとして表出してしまっているのです。

ちなみにこのランダムさは、割れた刃先が原子1個分まで鋭くなれるということでもあり、あの危険な「鋭利さ」を生み出す要因にもなっている。

 

ただ、この「ランダムなまま固まる」理由がいまだ分かっておらず、現代科学の最大の謎のひとつにも数えられるようです。これを議論する際には、同じくランダムに固まった「ゴム」や「プラスチック」もガラスに入る(正確には「ガラス状態」)とのこと。

 

「ガラス」+「毒」

一見相いれないように見えるガラスと毒。大学時代に生物学実験で使った「ポリアクリルアミドゲル」を思い出しました。

 

ポリアクリルアミド:

アクリルアミドの重合体で、電気泳動の実験などに用いられる。その元となっているアクリルアミドは神経毒とされ、ゲル中にその単体が残留している場合があるため、取り扱いには細心の注意を要する。

 

ゲルはいわゆるプラスチックやゴムと近縁の構造で、前述の通り、広義の「ガラス」。

ガラスの中に毒が入っているという状況は現実にあるんですよ〜

なかなか唆ってくれますねぇ、、

 

 

はい、そろそろ眠くなってきたと思うので科学の講義はここらで切り上げましょうか。

 

 

ただ、このように物質的側面のほうがクローズアップしやすいのは、モチーフ動物が見あたらないことにもあります。

一見クラゲのようですが、そもそもクラゲは寄生生活をしないし、むしろ寄生「される」側だったりする。

「寄生する未知の恐怖」を具現化したようなポケモンであることは間違い無いでしょう。

 

 

さあ、そんな彼(彼女)のスペックは攻守ともに完全特殊特化。

攻撃、防御を捨て、その分特攻・特防・素早さにすべてを注いだような能力値をしています。

特に防御の低さは泣けるくらいで、その打たれ弱さたるやまさにガラス!

しかしガラスのハートではなく、随分と強固なハートを持っているのか(はたまた感情がないだけか)特防はトップクラス。

岩タイプポケモンとしてはあまりにも異質。実質「ガラスタイプ」ですね。

 

弱点は地面、格闘、エスパー、鋼、水。

地面は4倍で、不一致地震持ちに出くわしたら素直に負けを認めましょう笑

 

ただ、素早さは103と、ガブリアスよりも1高い絶妙な数値であるため、臆病最速ならば地震持ちを上から叩いて落とすことも可能と言えば可能。

これは育成のしがいがあるというもの。過去に使用した型を紹介しましょう。

 

 

①一致Z型

性格:おくびょう 努力値:CS-252 @ドクZ

ヘドロウェーブ、パワージェム、マジカルシャイン、めざめるパワー(氷)

まず新作のポケモンですし、新作のギミック「Zワザ」で戦いたいと思って作成した型。

ヘドロウェーブをZワザにした場合の破壊力はかなりもの。フェアリーが台頭しているので最初は好調でした。

しかし、レートが上がるにつれ、はがねタイプに交代されてZワザ不発の大惨事になる回数が増える事態に。

なるほど、はがねタイプは一致技2つを半減以下に抑え、サブでも弱点を突かれないから天敵なんですね。これは参った。

 

②デンキZ型

性格:おくびょう 努力値:CS-252 @デンキZ

ヘドロウェーブ、パワージェム、めざめるパワー(氷)、かみなり

というわけで鋼対策だけのためにデンキZを投入。この頃からめざめるパワーは炎のほうがよかったな〜などと後悔し始めていたのは内緒。

結構な回数、余裕ブッこいて交代してくる鋼に一矢報いることができて、なかなかよかったです。特に使用率の高いテッカグヤには効果覿面。ただかみなりがZワザのためだけに技枠を割いている感満載で、もう少し合理的に戦えそうな気配あり。

 

③確実にブースト型

性格:おくびょう 努力値:CS-252 @きあいのタスキ

ヘドロウェーブ、パワージェム、めざめるパワー(氷)、ステルスロック

やはり短命アタッカーはタスキでしょ。はい、晩年タスキ役だったマニューラはこの度いのちのたまに変更願いました。

おかげで一撃は耐え、ビーストブーストを発動する機会が飛躍的にアップ。毒と砂嵐ダメージをうけないタイプ構成にも最高にマッチ。

ここにきてもめざパの炎が悔やまれるが、ふと計算して見るとめざ炎一撃で倒せる4倍連中は皆無という事実判明。あらら火力低い、、、笑

ブーストかかれば軒並み確1なんですけどね。収まり悪いんで最新作ウルトラムーンでは炎で粘ろうと思います。笑

 

 

いずれにせよ、火力と素早さは中の上にとどまっているため、特性:ビーストブーストを発動させることがカギ!

 

誰にでも使えるポケモンではない故に、頑張って使いこなせればかなりかっこいいですね。

 

皆さんもウツロイドを運用する際にはその点を注意して戦わせてあげましょう。

 

おそらく最新作のUSUMでも出てくると思うので、SMで入手できなかった方のめざパを粘るなり、性格を控えめにして火力アップを狙うなり、いろいろと試してみるのも一興でしょう。

何体ゲットできるかわからんけど・・・

 

あとは教え技で何を覚えるかもけっこう重要だったりする。

 

まじ教え技全裸待機。

 

ホントに11月末まで待てないのでどうにかしてください。