ハンターキラー 潜航せよ | ~ イチゴイチエ ~

ハンターキラー 潜航せよ

2020/08/18(火) TSUTAYA DISCAS単品レンタルにて鑑賞。

むひゃー!めちゃめちゃ面白かった!!これは映画館で観たかったなあ…。



ロシア近海でロシアとアメリカの原子力潜水艦がそれぞれ突如姿を消した。ジョー・グラス艦長率いる攻撃型原潜アーカンソー、通称“ハンターキラー”は捜索に向かう事に。同時に「ロシアで何かが起きている」と察知したアメリカ国防総省は精鋭部隊を偵察に現地へ向かわせた。そこでは恐ろしい陰謀による事態が起きようとしていた・・・

 

 

 







てっきり海中で潜水艦vs潜水艦的な心理戦の映画を想像してましたが、銃撃戦やヒリつくような戦闘シーンもあり最初から最後までハラハラドキドキでした。


ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)は新任艦長としていきなりアーカンソーに乗船するのですが、海軍兵学校を出ておらず、下っ端からの叩き上げな人物。そんな人がいきなり艦長となり極秘ミッションに参加するので他の艦隊員からの信頼はゼロ。そんな中で全員に語った言葉の掴みが良くて、その瞬間に「あ、この映画絶対面白い」と確信した次第。

そんなジェラルド・バトラー、極限状況の中でベストの選択・判断をしていくという部分も相まって、渋いかっこよさがビシバシと出てました。

あと、とある人物が救出され潜水艦の行く末を左右する事となるのですが、艦長とのやり取りがどれもグっとくる素敵な場面が多く、人間味がある描写として映画に深みを与えていたと思います(因みに救出される主要人物としては最初に助けられた方を指しています)。



海の中を潜水艦が行くという事で、そういった外から見た描写は基本CGなのですがそれほどチープには感じなかったです。「クリアな視界の海中だなあ」とは何度か思いましたが。笑
潜水艦が角度深く潜る時に立っている人の身体が斜めに傾くのも「リアルな描写だなあ…!」と刺さったシーンの一つでした。潜水艦内も狭くるしい雰囲気が出ており息苦しさを感じた部分。
危険な状況で一切の音を出したら行けないときの緊迫感よ…。一緒になって息止めてましたぜ。そんな“音出しちゃダメ!”という時にお約束の描写があったのもベタで好きなシーンの一つでしたね。



海中での緊迫したやり取りもある中、超精鋭のネイビーシールズ4人組が潜入するという、陸海での並行した見せ方も緊張感があって良い部分でした。それにしても課せらる事になった任務がどう考えても不可能すぎる!笑(まあ、そこは映画なので多々ご都合いい部分はありましたが)
でもこの4人も少し短い時間の見せ場ながらいいキャラな感じだったのですよねえ。



プロットとしては正直ありがちな部類かつ荒唐無稽なところもありますが、もしこんな事が実際に起きたらどうなるだろうなあ?という、もしもの世界を想像させてくれる点ではめちゃめちゃ楽しかった映画でした。





蛇足ながら気になったのが、、、水中に逃げた人に対して銃をガンガンぶっ放すシーンがあり「未だにこの描写あるのか…」とちょっと萎えてしまいました。水中は銃弾の勢いが一気に落ちるので2メートルほど潜れば身体を撃ち抜かれるような事はありません(専用の水中銃は除きます)。
という事で、もし何らかで銃撃を受ける事になったら水中に逃げるようにしましょう!笑

身体を張って検証した動画
https://youtu.be/tzm_yyl13yo