線 -4ページ目

彷徨う輪郭

ノイズを聞いている

連続した音

車輪の音

無機質なそれは

やがてどんなものだったかさえわからなくさせる
麻痺する意識

自分を忘れそうになる

私はなに?

私のなかの王

掴めない

人との繋がりかた

半人半虚
あなたの笑顔が

目を閉じたら現れた

冷たい夜

寒さに体が小さくなって

手を結びたい

そう思ったときには全ては収束していく

あなたの姿が点になるほど遠のいていく

一人がこわいのはきっと

死と似ているからだね

違うのは音がしないこと

一人でいたい夜もきっと

終わりをしった彼とかさなるため

そう

痛みも喜びも全て明日にあるのだから
秋の夜に咲く紅葉は

不気味だけど美しい

肌寒い風はまるで

僕と彼らに向けられた傷みのよう

肌に刺さる

刺さり続けた刃で

体が見えなくなった頃

私はあなたと

手を取り合いたくなっていた

街灯の下

世界の生きている

ふぞろいの音達が

容易く人を傷つけている
届かない場所で今日も泣いている