以前に録画しておいた「ガイアの夜明け」を視聴しました。
テーマの一つが、大阪の本町にる、紀伊國屋書店の新書売場の改善です。
行動観察を実施したのは、「大阪ガス行動観察研究所」の方々。

新書は値段が安い反面、厚みがなく、背表紙では書名の字が小さいことが影響し、実際に観察してみると、以下のような行動が見られました。
・棚にある本に顔を近づけて覗き込むように見る
・平積みの本もかがまないと手に取れない
自分でも振り返ってみると、確かに、と思う面もありました。

また、座り読みをする人は購入に至る頻度が低いことも観察し、「立ち読み」する人を増やし、新書に触れてもらえる機会を増やそうと、チームは動き出します。
そこで、チームは立ったまま何かをするのが心地よい状態を探るため、立ち飲みのサラリーマンの行動を観察したり、ショットバーの経営者にインタビューしたりしていました。

そして、その結果を反映した、「立ち読みカウンター」を店内に設置する提案をします。
他にも、以前は単に柱むき出しだった部分にも、棚を設けてディスプレーに変え、新書を目に入りやすくしていました。
さらに、平積みの部分を斜めにして、立ったまま下に目線を移せば新書が見渡せるような工夫もしていました。


「行動と写真はうそをつかない」
「本屋のプロではないが、人間観察ではプロ」
松波所長はそう言って、潜在ニーズから売上改善に結びつけていました。
うちのマンションの共用施設のひとつに、「自習室」があります。
子供がいると、自室で勉強はできないので、重宝しています。
昨日も、利用してきました。

自分が使う前に、既に先客がありました。
小学校の女の子とその父親で、自習室なのに親が子供に声を出して教えていました。
そこで、
「話をするなら違う場所でやってください」
とお願いしました。

すると、ものすごいカツカツと音を出しながら、筆談を始めました。
迷惑だなぁと思いつつ、我慢をして、一時間半くらい過ごしました。
その後、嫁さんから携帯電話がかかってきて、部屋に戻ることにしました。
その際、
「携帯電話は外でお願いできませんか?」
と不機嫌そうな顔で言われてしまいました。

「ずっと我慢してきたのになんでやねん」
と不公平感も募るりつつも、自分が悪いことをしたので、そこは反省点です。
プロ野球もシーズン終盤になってきました。
そこで、野球に関係する話題に触れたいと思います。

よく言われるのが、「先制点を取ったチームの勝率は7割程度」といった話です。
しかしながら、これは当たり前です。
「1-0」から試合を始めれば、1のチームが勝つ確率を論じるのと同じ話だからです。

また、バッターも、「打率3割」が一流選手の一つの目線となります。
そして、一点を取るためには、シングルヒットだけで考えると3本必要です。
数字で考えると、3割バッターが3本続けてヒットを打つ確率は、0.3×0.3×0.3と、3%未満となります。
そんな小さい確率だからこそ、バントという戦術は重要な意味を持ちますし、四死球・エラーによる出塁を許すことは、守備側にとって大きなリスクを負うことになるのです。
また、エラーで出たランナーが2塁に盗塁し、バントで3塁に進んだ後、犠牲フライが出れば、ノーヒットで得点を取ることもできます。

また、昨日は有楽町に買い物に出かけました。
有名な西銀座チャンスセンターは、オータムジャンボを購入する人の長い列ができていました。
要は、100本売れる売り場と、1本売れる売り場で、どちらに当たりくじが入っている可能性が高いかの違いなだけで、確率論でいえば、1本1本を考えれば「どこの売り場でも当たる確率は同じ」です。