令和5年11月19日(日)
午前中に伏見稲荷大社へ参詣し、午後からは奈良市にある西大寺に行くことにした。
西大寺は近鉄大和西大寺駅近くにある真言律宗の総本山の寺院である。山号は勝宝山。本尊は釈迦如来。奈良時代に孝謙天皇の発願により、僧の常騰(じょうとう)開山として建立される。南都七大寺の一つとして奈良時代には隆盛し壮大な伽藍を誇ったが、平安時代に一時衰退し、鎌倉時代に叡尊によって復興さる。
《西大寺》
境内は混雑もなく、閑散としていた。
拝観ができるのは、四王堂・本堂・愛染堂の3箇所のみであった。
五重塔(東塔)は現在はなく礎石のみが残っている。
かつては、聳え立つ五重塔などがある大伽藍を持ち、平城京から平安京に遷都される頃までは、東大寺に対抗した大寺院であった。
拝観ができる、各お堂に祀られている仏様は以下の通り。
《本堂》
・本尊 釈迦如来立像
・文殊菩薩騎獅像
・弥勒菩薩坐像
《四王堂》
・本尊 十一面観音立像
・四天王立像
《愛染堂》
・本尊秘仏 愛染明王坐像
(御開帳時期あり)
・御前立 愛染明王坐像
・興正菩薩寿像
拝観券は三堂セット券となっている。
お堂の中に入堂せず、お堂の外から参拝する場合や境内を散歩・通り抜ける場合については拝観料は徴収していないようた。
通勤や通学の行き帰りに、手を合わせに来る地元の人達もいるようだ。
ただし、夜間は閉門されているので境内には立ち入れない。
さて、参拝が済んだので、帰ることにした。
大和西大寺駅に向かう。
折角、近鉄大和西大寺駅まで来ているので、近鉄奈良駅近くの東向商店街にある「奈良漬の山崎屋本店」で「きざみ奈良漬」を購入し母へのお土産とした。
近鉄奈良駅⇒大和西大寺駅⇒近鉄丹波橋駅
16:00頃に自宅に戻る。
これで、奈良県は薬師寺と唐招提寺の2箇所のみとなった。
次回は、美しい紅葉の名所と言われている滋賀県湖東三山「西明寺・金剛輪寺・百済寺」を巡拝する。