令和5年4月22日(土)


午前中は西山善峯寺の拝観をし、午後一でケアマネのモリタニングを受けた後、久しぶりに知恩院に行くことにした。


13:30 自宅を出る。

14:30 知恩院三門前に到着する。


大きく立派な三門(山門)である。

三門を抜け石段を上がり御影堂へと向かう。


知恩院は浄土宗の開祖法然上人が吉水の地に草庵を結ばれたことを起源とし、法然上人がお念仏のみ教え広め、入寂された遺跡に建つ浄土宗の総本山である。

正式名称は華頂山知恩教院大谷寺という。


〈浄土宗総本山 知恩院〉

御影堂。
巨大な三門。
三門を抜け御影堂へ向かう石段。
段差はかなりある。
霊塔。
御影堂の回廊。
除夜の鐘で有名な大鐘楼。
納骨堂。
経蔵。経堂としてはひときわ大きい。
宝物殿。
境内。
勢至堂・御廟への石段。
法然上人の銅像が階段脇に。
勢至堂。勢至菩薩が安置されている。
法然上人が晩年過ごした場所とされる。
法然上人 御廟。
御朱印。
左、御詠歌。圓光大師第25番札所。
右、法然上人。圓光大師第25番札所。
御朱印。
左、欣求浄土(ごんぐじょうど)
参拝記念期間限定朱印。
右、勢至菩薩(智慧の菩薩)

メインの法然上人の御朱印以外は時期により授与される御朱印が異なると思われる。
今回は「浄土宗開宗850年慶讃記念」と「勢至堂修理事業」に合わせた御朱印となっている。

三門前から御影堂までは高低差があり、石段を上がる必要がある。
三門から延びる石段は急で段差が高く「男坂」と呼ばれている。
また、三門南側には緩やかな石段があり「女坂」と呼ばれている。
足腰が悪かったり、着物姿の場合は女坂をお勧めする。
さらに、三門南側女坂入口付近から御影堂前まで無料シャトルバスが運行されているので、高齢者や子供連れの場合は利用するのも良い。

この日は、御影堂で大規模な行事が行われていた。200人程の僧侶が左右に座し読経を行っていた。
檀信徒の予約席にも多数座していた。
滋賀教区担当の行事のようであった。

知恩院は将軍秀忠の娘、千姫の墓所(勢至堂の奥北側にある墓地群の中)がある。
徳川将軍家のあつい庇護の下、大伽藍が整えられていったようである。
有事には二条城はもとより、城や砦の役割りも担っていたようである。

また、千姫の墓所の北側に「濡髪大明神」が祀られている。

濡髪大明神は元々は火災除けの神様であったようだが、祇園の芸舞妓の綺麗所の濡髪にまつわる信仰を集めるようになり、縁結びの神様としても信仰されている。
千姫の墓所とともにお参りすると良い。

浄土宗の本尊は阿弥陀堂に安置されている阿弥陀如来である。
また、御影堂には本尊の法然上人が安置されている。

知恩院の御影堂の大きさは、東本願寺・西本願寺にある御影堂と同じ大きさとなっているという。まあ、われ一番と喧嘩をしないようにとの配慮からと思われる。
それぞれ、平成の大修理でリニューアルしているので、見比べてみるのも良い。

さて、一巡したので下山することにした。

15:15頃 帰りは女坂を下る。
東大路通りに出て、知恩院前バス停から市バスに乗車する。

15:40頃 四条京阪前(南座前)で下車。
京阪本線に乗り換える。

夕方近くになったが、五条にある極楽寺に立ち寄ることにした。
寄進した、西国三十三所観音曼荼羅を座敷に飾ったとの知らせを住職からいただいていたので。

次編は、極楽寺の座敷に飾られた西国観音曼荼羅を紹介する。