野菜を育てる前に先ず土を育てる!

 

 

 健全で栄養価に富んだ美味しい野菜は人の自己治癒能力を高めます。
 当農園では草木堆肥を使った自然栽培の実践と普及を目指しております。 
 日本の農業と地域の再生ができればとの願いから持続可能な農業そして
 自然栽培の実践をテーマとした本を出版する予定です。
 その思いを引き継ぎ、新たな農業に取り組むチャレンジャーや健全な食
 を求める消費者が多く現れたらうれしい限りです。

 

    「草木堆肥を使った土作り」―土は育てるものー
草木堆肥の主原料は雑木の木屑と葉っぱ・刈り取った草です。
何故、雑木・葉っぱが必要かと言いますと、そこには計測不能な菌類・
微生物が棲んでおり、地中深く根を張った木は地中深くから豊富で
多様なミネラル分を吸い上げているからです。
昔話に「枯れ木に花を咲かせましょう」と言う花咲かじいさんの逸話は
ご存じでしょうか?雑木から焼灰を作りミネラル分を畑に補給してい
たのです。
この木(葉っぱ)に棲む多様な菌類・微生物とミネラル分が土壌の自然
循環(再生・浄化機能)を果たしているのです。

これが持続可能な農業です
小農園や家庭菜園では破砕機を使って剪定枝を破砕したり、タイヤショ
ベルを使って積み上げたりはできませんので、以下のようになされたら
良いでしょう。

「家庭でできる健全で美味しい野菜作り」
①     除草した草や収穫した野菜の屑や残渣を畑の一カ所に集める。
②     公園や山間から葉っぱを集めてきては草に混ぜておく。
③     市販の畜糞・米糠・油粕などををその上から随時振りかけておく。

④     発酵には水分が必要ですので、水を適時掛けておく。
⑤     厚手のビニールをその上に掛ける(微生物や菌類は直射日光に弱い)
 ある程度それらが溜まってきたら、フォークなどで高さ1m位に積み上げ、水分量を調整しながら

(湿っている程度で良い)方形の形にして踏み固める。これを踏み込み堆肥と言います。
※草・葉っぱは密集度が弱いと、発酵が難しくなりますのでご注意。しっかりと踏み込んでください。
 ⑥    一か月半ほど経過するとフォークで切り返し(積み替え)を行います
   この切り替えし作業は堆肥に酸素と水分を補給するために必要な作業です。 
二か月半ほど経つと堆肥が熟れてきますので、畑に振って三又鍬を使って
土に混ぜ込みます。
林が近くにあれば葉っぱと腐葉土も少し手に入るかとも思いますが、
公園の草取りや葉っぱ集めをすると草木堆肥の材料は手に入りますよ。
団地の方からは大いに感謝されることと思います。

 

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白いのは菌糸です。菌類が固い繊維を分解しているのです。ここまで発酵は進まなくとも
要は熟れてくれば良いのです。土の中に入れてやると旺盛な微生物や菌類が分解してくれます。

 

 半熟堆肥ですから有機物残差は多く残っており、土に入れ込むと土の中で
微生物たちが分解して次第に肥えた土になっていきます。

ほぼ三年を経過すると、肥料効果も出てきます。どうしても早く野菜を育てたいのであれば、

若干の化成肥料を土に施してやります。どうか焦らないで根気強く土を育ててください。
どうしてもうまく発酵が進まない、野菜が育たないなど課題が出てきます。

遠慮なく当ブログや佐藤自然農園のホームページにメールをください。
野菜と土の成長を楽しみながら健全で美味しい野菜作りを目指してください。

 

 

 次回は育った土の見分け方をご紹介いたしましょう。―団粒構造の土―