以前にもブログで
「英語の学習は小学生から始めましょう」
という記事を書きました。

あれから数年。

当時、小学4年生だった我が家の長男も、
現在は中学1年生になりました(笑)。

実際に自分の子どもが中学生になり、
そして日々、塾で中学生の英語を指導している中で、改めて感じています。

やはり英語は、小学生のうちから少しずつ準備しておいた方がいい。

今回は、なぜそう思うのかを書いてみたいと思います。

 

中学生で【英語が苦手】という生徒さんは、「ローマ字」が不安定な生徒さんが意外と多いです

中学生の英語を指導していて、意外と気になるのが、アルファベットやローマ字の読み書きが十分に身についていない生徒がいることです。

 

先日も、ある生徒が一生懸命、英単語をノートに何度も書いていました。

頑張っているなと思い、

「その単語、なんて読むの?」

と聞いてみると、

「……読めません(笑)なんて読むんですか??」

と。

これでは、せっかく何度も書いて練習しても、なかなか覚えることができません。

 

英単語を覚えるときには、

「読める」
↓
「意味が分かる」
↓
「書ける」

という流れがとても大切です。

読めない文字の並びを、形だけで何度も書いて覚えようとするのは大変です。

そして英語は、その英単語が読めて書けることを前提として、文法や英文読解につながっていきます。

 

中学校の英語は最初から結構難しい!

数年前までの中学1年生の英語授業は、入学してから1か月くらいまでは、

「アルファベットの大文字・小文字の読み書き」
「ローマ字の読み書き」

などをしっかりやってから、教科書に入っていきました。

 

しかし現在の中学1年生の英語は、小学校で英語に触れてきたことを前提として学習が進んでいきます。

それでも、中学1年生の最初は比較的ゆっくり進むため、

「中学校の英語、意外と大丈夫そう!」

と思う生徒も少なくありません。

最初の定期テストで、ある程度の点数が取れることもあります。

 

ところが、入学して2か月、3か月が経過するころから、状況が少しずつ変わってきます。覚えなければならない英単語が増え、英文法も本格的になり、英文を書く問題も増えてきます。

 

ここで、「アルファベットの大文字・小文字」「ローマ字の読み書き」「英文の基本的なルール」といった、

「英語の土台」

が不安定な生徒に、少しずつ問題が出てきます。

 

すると、それまで何となく英語を理解していた生徒の中から、

「英単語が覚えられない」

「英文の作り方が分からない」

「学校の英語が急に難しくなった」

という声が出始めます。

小学生の英語で大切なのは「先取り」だけではありません

では、小学生のうちから中学校の難しい英文法をどんどん勉強すればいいのか?

私は、必ずしもそうではないと思っています。

 

小学生のうちにまず身につけてほしいのは、

アルファベットの大文字・小文字を書くこと。

ローマ字を読んだり書いたりすること。

簡単な英単語を読んだり書いたりすること。

そして、

英語には日本語とは違う「言葉の並べ方のルール」があることを知ること。

こうした基本的な部分です。

 

小学生のうちに英語の「土台」を作っておけば、中学校に入って本格的に英文法を勉強するときにも、

「あ!これ知ってる!」

「なるほど、こういうことだったのか!」

という状態からスタートできます。

この差は大きいと思います。

 

小学校のうちに「英語の勉強の仕方」を身につけよう

もう一つ、小学生のうちに身につけてほしいと思っているのが、

「英語をどうやって勉強するのか」

ということです。

 

英単語なら、ただ10回、20回と書けばいいわけではありません。

声に出して読み、意味を確認し、最後は見ないで書けるか確認する。

 

英文なら、ただ丸暗記するのではなく、

「なぜこの順番になるんだろう?」

と英語のルールを考えてみる。

 

こうした英語の勉強方法そのものを小学生のうちに経験しておくことが、中学校に入ってから大きな助けになります。

 

「中学生になってから」で慌てないために

当塾には、中学1年生の途中や、中学2・3年生になってから入塾する生徒もいます。

そこで英語の学習状況を確認すると、

 

「単語がなかなか覚えられない」

「英文法がよく分からない」

「教科書を見ても何が書いてあるのか分からない」

「学校の授業で何をやっているのか分からない」

というところまで、状況が悪化してしまっていることがあります。

 

そうなってから中学校の授業内容に追いつこうとすると、

現在、学校で習っている内容を勉強しながら、それ以前の内容にも戻らなければなりません。

これは生徒本人にとって、なかなか大変です。

 

だからこそ、

中学校に入ってから困らないための準備を、小学生のうちから少しずつ。

これが大切だと考えています。

 

3年前、このブログで同じような記事を書いたとき、「来年、小学5年生になったら長男にも本格的に英語をやらせます!」と書きました。

その長男も、今では中学1年生(笑)。

月日が経つのは本当に早いものです。

小学生のみなさんも、あっという間に中学生になります。

だからといって、小学生のうちから難しい英語をたくさん勉強する必要はありません。

 

まずは、

 

読める。

書ける。

簡単な英語のルールが分かる。

そこからで十分です。

 

中学校に入ったとき、

「英語、全然分からない……」

ではなく、

「英語、分かる!」

と言えるように。

小学生のうちから、少しずつ英語の準備を始めていきましょう!