臼杵市野津町に在る野津ダムーー!

大野川水系垣河内川は河幅が狭小で急流のため、古くよりたびたび被害を受けており、このため局部的に改修工事が行われ、治水安全度の向上が図られてきました。最終的に平成13年、洪水調節、水道用水、流水の正常な機能の維持を目的とした多目的ダムである野津ダムが建設されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

臼杵市野津町に在る磨崖クルスーー町指定有形文化財ーー!

キリスト教が盛んだったころ、ここ野津には14~15の十字架があり、それを「クルスバ」と呼んでいた。自然石をそのまま用いて、その表面に十字架を彫っていた。キリシタンの信仰を表すとともに、祈りの場でもあった。この磨崖クルスは最初からこの場所にあったというより、この上の小高いところにあったものが落ちてきたものだと考えられる。1933年に発見された時、この十字架が彫られた面は地面に伏せられていたと言われる。だからこそ、厳しいキリシタン弾圧化にあっても破壊されることなく、歴史的遺物として残ったのであろう。この磨崖クルスは、平らになった前面に直径63㎝の円形の浅いくぼみがあり、その中に高さ53㎝、横38㎝と13㎝の千十字架が浮き彫りにされている。

 

 

 

臼杵市野津町在るキンメイモウソウ竹林ーー!

キンメイモウソウは県指定天然記念物となっています。孟宗竹の突然変異で鮮やかな緑色と黄色が交互に節を彩ります。昭和45年ごろに自生しているのが確認され、その後雑木の伐採などの環境整備を行った結果、昭和52年頃には約700本にまで増え、現在でもその数を増やしています。現在、キンメイモウソウが確認されているのは福岡県、高知県、宮崎県など西日本の数カ所しかありません。