今年度初dunch―ダイバーシティ・ランチ・ミーティングは、1年生3名の参加もあって、気持ちよくスタートできました。今年度もいろいろやって世界をよりダイバーシティな世界に(ちょっと笑)変えてやりましょう。普段参加できないみなさんもスキを見つけてイベントに顔出してくれるとうれしいです。とにかく、今年度もよろしくお願いします。というわけで、今回はdunchから2つの話を。
①今年度も公開dunchやります
昨年度もやった食堂での公開ダイバーシティ・ランチ・ミーティング、またやります。5月16日(火)昼休み12:30-13:00。レインボーウイークを終えてからのほうが、提供できる話題が豊富だろうと考えての日程です。木曜朝の放送朝礼や「ダイバーシティ通信」(次で23号になります)を通じて、宣伝もぬかりなくやるつもりです。
メインの話題はあらかじめ考えておこうということで、例えば、最近みんなで共有したこの写真、ドラグクイーンとムスリムの電車の写真なんかはおもしろいと思います。この状況に何を読み込むのか―。
それからこれもダイバーシティとして話題にしたことがありますが「手のつなぎ方」はやはりおもしろいと思います(リンク)。手をつなぐカップルはほとんどが「リード手=男、フォロー手=女」になってるという話です。なんで?なんで?なんで?これだけでもおもしろいのですが、みんなの話を聞いていると、女子同士で手をつなぐ場合だと、みんなフォロー手になりたがるとのこと。これは一体?親子だと性別関係なく親が「リード手」だからその延長?でもということは、子供のころはフォロー手だった男子がいつの間にかリード手になるっていうことになるけど、なんで?なんで?これきっとダイバーシティなテーマに絡みますよね。
あんなときこんなとき、みんなどう手を差し出してきたのか、あらためて聞いたみたくなるでしょう?
②東京レインボープライド(TRP)ボランティア全体ミーティング
結局、わたしたちスクール・ダイバーシティからは高校生11名、卒業生3名、教員3名、総勢18名がボランティアとしてTRPに参加することになりました。また、レインボーウィークのイベント、LGBTウェディングフェスのボランティアにも高校生2名、卒業生3名が参加しますから、レインボーウィーク全体では23名が運営側としてイベントに関わることになります。そこにはきっと思いもよらないような生き方や発想がちりばめられているはずです。そこにはマジョリティもマイノリティもいない空間、つまり、マイノリティとマイノリティしかいない日常とは異なる空間が構成されているからです。そして、そんな空間に身をおいた経験の積み重ねがダイバーシティの財産になっていく、そんなふうに思うのです。
で、ボランティアミーティングでは、さっそくインパクトのある出来ごとがあって、それは、高校生2人で、ダイバーシティなNPOをたちあげたという人との出会いです。何かいっしょにできたらと思います。
https://sfu-ry.wixsite.com/stay-free-with-us
たとえ関心がなかったとしても、時間はあるという人たち、とくにこんな人たち、このイベントに足を運んでみたらいいと思います。―自分がフツーであるとあたりまえのように思っていて、世の中そんな人ばかりだと思ってる人、あるいはフツーな自分にうんざりしてる人、「フツーのやつなんているのかよ?」な空間をさまよってみてください。そして、フツーになれなくて息苦しい人、「フツーでないことを楽しみ切ろうとする人たち」の姿に酔ってください。
わたしたちは、ボランティア参加を通じて、こんなふうにゆさぶられて、そして、新しい世界の見え方にアプローチするきっかけをつかんだような気がするのです。この感覚は誰にとっても悪くないと思うのですがどうでしょう。
ここまでのところで少し長くなってしまったので、報告のつづきは次回ということにします。制服についてのこれまでとは少し違う観点の議論やアンネ・フランクの家に行ってみた、という感じの話などです。では、また。


