こんなこと話題にしてますシリーズです | スクール・ダイバーシティ

スクール・ダイバーシティ

成蹊高校生徒会の1パートとして活動しています。あらゆる多様性に気づく繊細さ、すべての多様性を受け止める寛容さ、疎外や差別とは対極にあるこんな価値観を少しでも広く共有したいと思って活動しています。

定例会で話題になって、でもそのままになってしまっているテーマをアットランダムに列挙しておこうと思います。今週から今年度の定例会もスタートするし、あらためて見るとスイッチが入るかもしれないからです。

*横綱白鵬をめぐる「外国人-日本人」言説。「白鵬、すごいけど、やっぱり日本人力士…」みたいな空気は白鵬にも伝わってしまっているはず。最近の「孤高化」もこういうことと無縁ではないのでは。
*アンジーとブラピの子どものひとりは、トランスジェンダーで、アンジーもブラピも、その性自認をサポート。紛争地域などの子どもを養子にするなど、いろいろダイバーシティですばらしい。ちなみにトランスジェンダーの自殺率はハッキリと高いらしい。当事者からもアンジーたちの寛容なスタンスを評価。(http://genxy-net.com/post_theme04/lgbt20141230/)

*成蹊中高の教職員研修会でもダイバーシティな勉強をすすめているとのこと。例えば一昨年度は虹色ダイバーシティ(http://www.nijiirodiversity.jp/)の村木さんを招いてのセクシャルマイノリティについての講演、今年は「発達障害」についてNPO法人翔和学園(http://www.showa-gakuen.net/NaganoShowa/NaganoShowa_index.htm)園長伊藤寛晃さんの講演。
*学内での差別的な出来事にどう対応する?実際あると思うけど。そういう出来事をどうやって問題化できるだろう?具体的にどんな動きになるかな?教員も含め全体の意識が高くなっていかないとなかなか難しいだろう。伝えても大した問題じゃない的にスルーされるとかありそう。活動をじりじりと進めていくことで空気を変えるしかない。「宣言」にある「人種、社会的性別、生物学的性別、民族的または社会的出身、国籍、身体的特徴、性的指向、年齢、心身の障害、宗教、文化、言語、家柄、家庭環境、学内外の所属または活動、趣味趣向」という項目の周知は重要。
*成蹊の「スクールカースト」用語で重要なのは「内部っぽい」―こう言われればもうOK?あと「有名」というカテゴリー。学級委員は「まじめ」な子ではなく「有名」な子、みたいな感じ?
*そもそも「オタク」っていうくくりはどう定義?「二次創作」に手を出すとオタクだよね?「おたく」「オタク」は1980年代に登場した言葉。このあたりについては、すでに社会学の研究あり。
*「クール化するオタク」?日本のアニメに「クール」を見いだす欧米人たちの地元でのスクールカーストはやっぱり低い?映画「宇宙人ポール」(http://www.paulthemovie.jp/)。主人公はイギリス人オタクコンビ。アメリカでマッチョな田舎者にイジメられてた。これホントに笑われてるのどっちだ?



オタク関係の議論はじめ、ここで取り上げてないものでおもしろいものがまだまだあるのですが、今日のところはこの辺で。


ポール
ポールと二人のオタク